可憐な蕾
横尾茂明:作

■ 夏の初め9

部屋のドアを閉める…その密室の安堵感。
これから行われる人倫を無視した少女への秘めやかな生殖行為。

どんなに恥ずかしい行為にでも、従順に堪え忍ぶ少女。

男に迎合しようと…その恥ずかしい行為のあらゆる場面で見せる困惑と羞恥と快感にむせぶ少女の表情…。

特に苦悶に耐える少女の幼い表情はたまらなかった。
それは剛史にとって代え難い至福の刻である。


剛史は仰臥する少女の横にあぐらを組み、少女の唇に親指を触れさす。
そしてそのまま唇を割って口腔に指を潜り込ませた。

少女は目を瞑りそれを懸命に吸う…。
親指に伝わる少女の幼い舌粘膜の感触もまた格別である。

剛史は左手を少女の頭裏に入れそのまま引き寄せた。
そして左脚の脛に頭を乗せると右足は少女の体を跨ぎ背に位置させた。

少女の背を脚で引き寄せると少女は自然と横向きになる。
剛史は股間に少女の顔を引き寄せた。

少女は剛史を上目遣いに見上げ…指を口から出すとペニスを恥ずかしげに握る。

その大きさと固さに困惑したかのように愛らしく眉を寄せる…。
そしておもむろに口に導く…。

亀頭を可愛い口に含む、まるでソフトクリームを口に含むような仕草だった。

クチュクチュと口中で赤ん坊の様な仕草で吸い、口に馴染んだところで一旦口から出し、裏筋に舌を這わせた。

そのとき真っ白な歯が光った。

品のいい唇から見せる真っ白な歯の輝きは、清潔な少女を形容するように愛くるしく流れた。

剛史は右手を少女の股間に這わす、そして指をその柔らかな狭間に潜らせ、膣に埋没させる。

少女のひたいがかすかに汗ばみ眉が可愛く寄せらる。
そしてペニスに塞がれた喉奥からくぐもった喘ぎ音を吐いた。

剛史はそんな少女を愛しく感じ、頬から耳…髪にかけて丹念に撫でる。
濡れた髪が頭上のきつく束ねられているせいか、耳上、襟足の青白さは鮮明で…生の新鮮さを醸し出し、その生え際にうっすらと汗を滲ませ上気して目を瞑る表情は…幼子の午睡の様。

(あぁぁ…なんて可愛いんだ…)

少女の陵辱全景が目に収まるこの角度…この景色は剛史の一番好む構図である…。

剛史はナイトテーブルに、あらかじめ用意した2穴責めのバイブを左手で握り…口元に持っていく。

少女は剛史の動きに気づき、目をうっすらとあけその挙動を見つめた。

唾液でバイブの先を濡らし、膣にねじ込んでいた指を抜いて右手にバイブを持ち替える。

「くぅぅん…そんなので刺されたら…」
少女は亀頭を口からだして甘えたように身悶える。

「何だ?、これだとすぐにいっちまうのか」

「…………………」

「そうか…お前、今夜はじんわりと気をやらかしたいんだな」
「スケベなガキだ…」

「まっ…これで一旦いっとけや、夜は長いからさー」
「今夜はいきたいだけいかしてやるからな」

剛史はバイブを少女の股間に持っていく。
少女は再び目を瞑り、上方の脚を開いて股間をあけた。

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