家畜な日々
非現実:作

■ 〜追記調教〜3

目覚めた瞬間、首輪の締め付けに気が遠くなる。
足枷・首輪が繋がった鎖以上の伸びをしてしまった。


昨日は泣き疲れて、そのまま寝てしまったみたい。
アイツもあれから来た形跡は無い。
横倒しの身体を鎖に気遣いつつ、ゆっくり起こして四つ這いとなる。
(あ、駄目だ……辛い)
再び、身体を横へ倒す。
窓も時計も無い小屋、これは夢だと思いたかった。
(熱っ、熱いって)
ブラウスが汗で全身に張り付いて気持ち悪い。
手枷を動かし、頬に張り付いた乱れ髪を整える。
(水……)
幸いホースは近い、口へと届く距離まで芋虫のように身体を寄せて、水を暫く飲んだ。

ようやく一息付き、改めて自分の処遇に涙がこぼれる。
何で私が……どうしてこんな事に、これからどうなるの?。
(会社……有給もうないんだった……)
ふと……どうでもイイ事すら思い出す。

ぎぃ……。
扉が開かれて、パニック状態の思考は遮断された。

「おはよう、雌奴隷由紀」
「……」
「おはようございますご主人様だ、挨拶を疎かにする奴隷は嫌いだぞ?」
(嫌いで結構よっ!)
「さぁ、言ってみろ?」
「……」

睨み付けて、その答えを出してやる。
だがアイツは、入ってきた時以上の恍惚とした表情で、私の元へと歩み寄ってきた。

「な、何よっ、ちょっと……来ないでよっ!」
「いい表情だ」

後に廻ろうとするアイツから、必死に芋虫状態で反時計回りで逃れようとする。
だが……あえない抵抗だった。

「アヴぅぅっ!?」

円環に繋がれたリードを引っ張られたのだ。
一気に首輪が締まり、意識が飛びかける。

「四つ這いになれ」
「……」
「返事はっ!」
「は、はぃっ」

これ以上逆らえば、何されるか解らない。
四つ這いになって、じっと待つ他無い。

「よぉし」
「ふぅ、ふぅ」

空気を必死に求めながら、私はじっと待った。
途端、お尻の割れ目に入れられたスリットを開いた。

パァァン

「あぁっ、くうぅ、ぅぅぅ〜〜〜〜〜」

驚きの余り腰を落とした私のお尻に、火が付いた。
叩かれたお尻が、ジンジンしている。

「動くなよ、拒めば辛いぞ?」
(先に言いなさいよっ!)
「我慢しろよ?」
「……」

バシィィッ

「うぅぅぅっ〜〜〜〜」
「奴隷は必ずご主人様の言い付けには、返事をする事っ!」
「はぁ、はぁはぁ……ふぃ」
「返事は?」

パァン、パシィィッ
連続の2回打ち。

「アッォ、あっぅうぅ〜〜〜んぅ」
「拒めば辛くなるぞ?」
「ぅぅうぅ〜〜〜」

逃げようとするが、首輪のリードを手にされているので逃げ場所は無い。

パシィッ、パァァンバチッィ

「あふっ、はぁっ、あぐぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜」
「どうしたどうした?」

腰を落として逃れようとする私を、アイツは無理矢理四つ這いへと戻す。

「返事はどうした?、ご主人様と言ってみろ雌奴隷由紀?。
言わないと永遠に続くぞぉっ!!。」

心は折れた。
この地獄を逃れる方法は……

「ご主人様ぁっ!」

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