家畜な日々
非現実:作

■ 〜家畜として〜1

言うなれば過去の清算、新しい主は「繭様」。
繭様はボディーソープで私を、丹念に洗いあげた。
肌の張りや艶が戻ったみたい……。
水洗いは3日に一回行われたが、ソープを使わせてくれたのは実に久々。
本当に気持ちが良かった。
繭様が、口を再び開く。

「私の家畜は、普段は身奇麗じゃないとねぇ〜。
汚いことスルのは苦手だから、パパに任せるわ。」
「そうだな繭、家畜の汚い事は任せなさい」
「……ぅ」
「さぁ、あとはこの汚い服ねぇ」
「結局3週間着ていたからな、浮○者でさえもっと身奇麗にするだろうにな。」
「……っ」

ご主人様は、鼻を摘みながら服を脱がしてゆく。
赤い大型犬の首輪に、手枷足枷のみ。
何やら妖しげな物を用意し終えた繭様が、私を繁々と眺めている。
3週間の調教の成果、どこも隠さず後手に。

「相変わらずウットリする位のナイスバディね。
人間より家畜に堕ちた方がピッタリだわぁ♪。」
「……あぁあ…ぁぁ」

繭様の手が胸に伸びた。

「この家畜のオッパイは、赤ちゃんにお乳をあげる為じゃなくて、私達に弄られるための物よ?」
「っぅぅあ、ぁンッ!!」
「うふふふっ、感度も良好ねぇ」
「ここもそうっ……」
「キャッ……ぁぁうぁむぅ、っふぅっぅ!」

ピアスが引っ張られ、もう片手で中を押し開かれる。
同姓の…元後輩の手で……虐めて退社に追い込んだムカツイテいた元後輩の手……。

「ずぅっとイカされ続けた調教、楽しみねぇ?」
「ひっぃ」
「私も経験させられたけど……アレはぁ、地獄よねぇ?」
「ぉ……お許し…くださぃ」
「うふっ、私もねぇ…何度も何度も言ったわぁ」
「繭、出来たぞ〜〜」

視姦に夢中だった繭様の後から、ご主人様が声を掛けた。
木のプレートを受け取る繭様。
私は、理解してしまった……。

「さぁ、これはもうあなたの名前じゃないわ。
これに……付け替えてあげるねぇ。」
「ぁあ〜〜〜」

カチャリと、拳ほどの南京錠が解かれ、繭様の手で木のプレートが付け替えられた。
「家畜の雌豚由紀」
姿見で読んで見て取れた。

「読んでみなさい、自分の名前よ?」
「…… ……家畜の雌豚……由紀」
「アハ…うふふふっ、あっはっははははっ。」
「……」

勝ったと云わんばかりの高笑いと、首輪の南京錠の重みに耐えながら俯く私。
暫くして、落ち着いた繭様が云う。

「パパ、やって頂戴?」
「よしきた」
(ぇえ、何?)

ご主人様は、皮ベルトが円環同士で連結された物を、次々と私に着け始めた。
首輪の留具に円環を通した後、両腕を通され身体に宛がわれる。
胸の付け根を皮ベルト胸が食い込み、自慢の胸が突き出される。
(うぐっぅ、き……キツイッ!!)
円環で繋がれた皮ベルトは、交差に身体にキツク食い込まされた。
まるで、蛇が身体を這っているような格好。
「仕上げだ」と、後の首輪に留めてしまった。

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