家畜な日々
非現実:作

■ 〜そして家畜は悦ぶ〜3

「…っぅく……ぁあっ!!」
「うるさいぞ、本が読めんだろう」

深夜、私はご主人様の書斎にいた。
敷かれたビニールシートの上で四つ這いのまま、身体を淫らにくねらせて堪えている。
開発中の尻穴には、アナルビーズが生えていた。
粒がじょじょに大きくなってて、今の私は真ん中まで中に入る。
丁度4cm辺りの真ん中の粒が尻穴に窄まり、取れる事無くブラブラと揺られていた。
室内の電気は落とされており、その中でユラユラと妖しく蠢く3つの明かり。
それは、私の背中にあった。

「あっぁっぁ〜〜〜んむぅうう……!!」
「……」

蝋で固められた3本の赤い蝋燭。
熱く煮え滾った蝋が溜まる毎に、背中へと垂れ落ちてゆく。
その熱い雫を決して拒むことが出来ない私は、その度に喘ぎを漏らしてガクガクと身を震わす。
既にかなりの時間が経っているので、背中は一面の赤い雫。
固まった蝋の上からにも、真新しい蝋が盛られる。

「はっぁ……ぁぁ〜〜ご、ご主人様ぁ……あ」
「……ったく、雌豚燭台が喋ってどうする?」
「で、もぉ……もぅ熱くて……お許しをぉ」
「あれだけ拒んでいた特大蝋燭も、もうお気に入りか?」

蝋燭責めが初めてだった私は、この雌豚燭台に泣きながら許しを請うた。
プレイ用は然程熱くないと云うが、蝋が身体に落ちるなんて考えられなかった。

「ふふ、雌豚由紀にはプレイ用などじゃ満足いかんか。
今度はちゃんとした普通の蝋燭を使ってやるか。」
「ぁ〜〜んむっ…くっぅ〜〜はぁ…やぁ〜」

身体を揺らすと無駄に蝋が落ちてしまうが、どうしても垂れる蝋に我慢が出来ない。

「ちっ、部屋が臭うな……」
「ぁあん!」
「私の大切な書斎、雌豚の汗臭くなってしまったぞ?」
「も、もう…申し訳ござぃませんぅ」

ガチャ……
扉が開かれた。

「パパ、ちょっといい?」

部屋に入ってた繭様が、私の横で仁王立ちになる。

「ユウジ……なんだけど」
「またその話か?」
「だってっ……もう2週間以上だよっ?」
「仕方ないだろう、罰だ」
「もう十分じゃない?」
「……駄目だ」

随分とご立腹の繭様と冷静なご主人様。
ここで私が声を出したら、怒りの矛先がきそうだ。
(我慢しないと我慢しないと……くぁっぁ!!)
身体を震わせながら落ちてくる熱い蝋を、背中で受け続けるしかない。

「まさかだけど……パパさぁ、ユウジの事もう必要ないとか思ってない?」
「……」
「……思ってるでしょう、ムネさんに鞍替えしようと思ってるでしょっぉ!!」
「よく解ったな?」
「ぇ……?」

私は顔を上げて、会話の続きに耳を傾けた。

「彼は立場を解っていないし、私の調教過程に背くんだ」
「……パパの調教って……何っ!?」
「前に言っただろう、この雌豚は徹底的に家畜に落とすと?」
「ユウジだってそれに従ってるじゃない」
「……」

ご主人様は本を机に伏せた後、足裏で私を小突いた。

「あっぁひっぃ……ぅぬぅうう……くぅ!?」

慌てて体勢を立て直すが、大きく揺れた為に大量の蝋が飛び跳ねたのだ。
初めて尻にも蝋の赤い塊が盛られる。
ビクビクと身体を震わせて堪えるが、新しい刺激に身体を抑えることが出来ない。
次々と蝋が垂れてしまう。

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