家畜な日々
非現実:作

■ 〜刺青〜10

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フラッシュ越しに写る私は、縛られたままの裸体を晒し……ユウジ様のご期待にそえるようポーズを繰り出していた。
もう、シャッター音ですら心地良い。
命令されていないのに腰が淫らに動き、オ○ンコから雌汁を滴らせる。
私の身体、様々な刺青に亀甲縛りの裸体。
それを惜しげもなく自ら晒す。
(んぅ……ゃだぁ…なにぃ?)
オ○ンコの芯が疼いていた。
縄を当てられたからだけではない……確かに私は身体全身で疼いていた。
誰かに弄って欲しい、そう思ってしまう自分がいる。
(こんなの……ってぇ!?)
意識が飛び掛けた。
フラッシュの音が心地良い。
快楽の世界へ誘う淫靡な音に聞こえる……。
(これで……わぁ…たしぃ……イケる……の?)
迫り来る絶頂に、ありえない私の身体は震え出す。
……だが。

「ユウジ君、そろそろいいかね?」
「ぁ……は、ははは」
「ヤレヤレ、30分以上もやっていたぞ?」
「……あ、すいません……つい夢中になって」
「だってユウジは雌豚由紀に夢中だものねぇ?」
「いや…その、明日旅行だし、雌豚由紀の身体を暫く拝めないから」
「土産にはなったかね?」
「は、はい……勿論です!!」
「それはいい」

……ご主人様が微笑んで言う。

「明日はこの雌豚由紀と見送りにいくよ」



繭様とユウジ様がお泊りに出かけたその夜。
久々の小屋の中で四つ這いの姿勢。
リードを持つご主人様の後を必死で私は這い続けていた。
ご主人様曰く「雌豚歩き」だ。
連れ込まれてから徹底的に仕込まれた調教である。
(ふっぅ、はっぁはぁ…)
ジャラジャラと背徳的なリードの鎖音と、チリィンとオ○ンコに吊られた淫靡な2つの鈴の音。
(はぁ……はぁはぁ、はぁっぁ、はぁはぁ…)
未だ1月……なのに全身が火照って熱い。
身体がヌラヌラと汗に塗れている。
ご主人様の足取りは、かなり早かった。
それでなくても私は、雌豚歩きが苦手なのだ。

「そらっ、今度はムネさんの所だ」
「ふっぅ……ふぉう、ふっぅ!!」

小屋の左右に立つムネ様と佐治様を行ったり来たり。
(くぅ…るしぃ)
息が普通に出来ないのだ。
口にはボールギャグを噛まされており、絶えず涎を垂らし続けている。
首輪には「変態家畜の雌豚由紀」の重い木版プレート。
両胸の乳首には、シルバーチェーンで繋がれた宝石のリングピアス。
尻穴には擬似犬尻尾のアナルプラグを埋め込まれている。
いつもの私……変態家畜の雌豚……由紀のスタイルです。
でも、明らかに今日は苦しい。
(ぅうふっぅ…はぁぉ……ぅうんむ)
必死で這うものの、全身が重くて仕方が無い。

「随分とノッタラノッタラ動きやがるな、この雌豚っ!」
「ぁ〜〜ぉ…ふっぅ、ンくぅ…ぁぉ」
「初期の調教を忘れたか?」
「仕方なかろう大野さんよ、縄じゃ縄」
「え?」
「拘束着とは違う麻縄の効果じゃろうよ」
「ぅふぉ……ぉっぅ!?」
「なるほど〜……麻縄のせいですか」
「特に亀甲縛りは全身を固く締め付けるものじゃ。
しかも股を割られておるでの、無理も無かろうよ?。」
「くっくっく、麻縄がそんな効力まであるとは……。
初期調教もまだまだ楽しめるというものですよ。」
「うひひ……お嬢ちゃんはぁ苦難じゃろうなぁ」
「くっくっく」
(そんな……縄ぁ、ゃぁ……っ!?)

怯える私に一切構う事無く、ご主人様がリードを引いた。
(ぅっぉぅ……ぐっぃ、ぐぅ!!)
溜めていた口内の涎が一気にボールギャグの穴からドロリと垂れた。
首が上に吊られ、否応にも歩かざる得ない。

「ホレホレッ、どうしたよ雌豚由紀よ?」
「ふぉぉ……ぉ…ぅ」
「卑しくだっ、卑しく腰を振りながらだろうっ!!」
「んぅんんぅ…ふぃぉ……」

厳しいご主人様のご命令。
私は……従順にも従う雌豚。
歩きながら腰をフリフリ……。

「おうおぅ、いいぞその調子だ、スネークダンスを忘れるな」
「ぅふう…はぉ」
「くっくっく、淫らな尻穴から出てきた蛇がまるで生きてる様に動いてるぞ?」
「ン〜〜〜ぉ…ぉ〜〜ぅふぅ!?」
「くくっ、尻の穴から卑しく出てくる蛇ってなぁ。
普通じゃあり得ん事だなぁ、まさに雌豚……家畜だな。」
「ぉう…んぅ〜〜〜ぅぅ〜〜くぅ!」

全身に彩られた「あり得ない」刺青が、私の存在を再確認させる。
脳が……トリップする。
引かれるリードの首輪が心地良いの。
カクカクと全身を振るわせる度、鈴が「乱れなさい」と言っているように鳴り響く。
私は家畜。
(……もぅ、逃れなれない……ご主人様ぁ〜〜〜っ!)
何十週しただろうか、今向かうムネ様の元へと全身をくねらせて四つ這いで歩む。
身体に巻き付く蛇を意識しながら……。
淫靡に、淫猥に……変態的に。
口からは涎、ピアスで割り開かれたオ○ンコからはネットリとした雌汁。
変態家畜の雌豚由紀が歩く場所には……黒いシミが続いていたのだった。

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