家畜な日々
非現実:作

■ 〜愛しき繭〜13

少しでも自分の気持ちに優越感が欲しくて、私は地下室へとやってきていた。
2時間前くらいから、パパが雌豚由紀を連れて責めている淫獄の地下室。
私は参加する事無く、その様子をただ眺め続けている。
だけど約束の時間は刻々と迫るのだった。
頭に過ぎるのは婚前旅行もとい…… ……。
不安を打ち消すかのように、何度と無く聞いた雌豚由紀の喘ぎ声。

「ぅっぁ…ぁっくんぅン!!」

ジャラジャラという残酷な鎖の音、チリリンと鳴り続ける淫猥な2つの鈴の音色に、主を喜ばせる為の甘美な雌豚の喘ぎ声。
そして…… ……連続して響く立場を思い知るであろう音は……。

ビッシィッィイ、バッシィィィッィ……

「うっはぁあああーーーんっぅ…ぅっふぅふう……はっぁはぁ……」
「もはやこの鞭でさえ感じる事が出来るかよ、えぇ?」
「……はっぁ、はぁぁ〜〜〜はぁ〜んぅ〜〜…ふっぅ!」
「くくく、本物の家畜になってくれて俺は嬉しいよ、変態家畜の雌豚由紀よぉ」

鞭打たれた箇所に赤く一閃の痕。
パパが持つ鞭は、本格的な騎乗鞭だった。
プレイ様とかではなく、人にとって本気で痛め付ける為の鞭だ。
受けた事は無いが、相当な痛みな筈。
それを変態家畜雌豚由紀は1時間近く受け続けているのだった。
全身……特に背中と82の美乳、そして88の熟れたヒップに赤い一閃は集中していた……。

「はぁはぁ…ご、ご主人様ぁ〜〜ぁぁン」

両手を天井の滑車に吊られ三角木馬に跨る雌豚由紀は、刺激を求めるかのように腰を動かし続け喘ぐのだ。
剥かれたクリ○リスは痛々しく鋭利な三角の木目に押し潰されている。
直に触れているだけでも相当辛いだろうに剥き出しのまま、ソレは防衛の手段も無く擦れ続けているのだろう。
だがそれでも、全身を狂わせるように前後に動かし続ける雌豚由紀は言う。

「ご、ご主人様ぁぁ…どうかぁ変態家畜の雌豚に……鞭をぉ下さいませぇ〜〜」
「何処に欲しい?」
「ぜ、ん…しん…にぃい〜〜〜」
「よし行くぞぉ、もっと恥丘に居るアゲハチョウを淫らに動かして見せろっ!」

ビシィィ、バシイィィイ…ビッシィィィ……
スパァァァアアンッ、ズバッァァ……

「ぁっ、っはっうっぅくぁっぁ〜〜…ぁ…ぁぁ……んはっぁ〜〜きゃっぅ!!」
「いいぞいいぞっぉ、もっと狂え狂えっ、乱れろっぉ!!」
「ぉっぁっぅ、はっはっぁぁぁ〜〜〜あむっぅ!!」

叫び声に悲鳴の色は無く、むしろ全身で悦びを感じているかのよう。
バーピアスで開ききったオ○ンコからは大量の雌汁が迸り、三角木馬をも穢し続けている。
鞭打たれる度に全身をくねらせ玉のような汗を撒き散らし、腰が動く度に恥丘の刺青アゲハチョウはまるで生きているかのように羽を動かせる。
(そう……雌豚由紀、アンタもう……ソレって人じゃないよ……嬉しいんだね)
私は壁際にもたれながら、パパと雌豚由紀とのプレイを眺めている。

「どうだっぁ、雌豚由紀ぃーっ、嬉しいかっぁ!」
「うれ、うれぇ…あっぁはっぁぁーーンゥン!?」
「嬉し過ぎて言葉も出せんかぁ!」
「はぃぃ〜〜〜っぁんっはぁ…嬉し過ぎてぇ…雌豚ぁ由紀はぁ…きゃっぁう!」
「言ってみろ、言わないと終わらんぞっぉ!?」
「ぁあ…んっぁ、ゃっぁ!!」
「ヨガッてばかりじゃ解らんぞっぉ!!」
「んぅ〜〜〜あっはぁあ…ぉあきゃっぅ!」

連続で鞭が振られる中、雌豚由紀はもったいぶっているかの如く、甘い吐息を撒き散らすのだった。

今までの腕組して後輩や男を見下す態度が様にさえなっていた、アノ由紀先輩が最低まで堕ちた。
もうすぐ約束の22時…… ……同時に私の行く末が不安になった。
(ユウジ…… ……)
下唇を軽く噛む。
ここまで狂える事が出来れば、ある意味楽かもしれない……そう思った。
だけど…… ……私は苛められっ子だけどこれは嫌だ。
腕時計を見ると同時に、ユウジが地下室に入ってきた。

「やぁ繭、来たよ〜〜〜」

実に爽やかに表れたユウジだったが、雌豚由紀の痴態に嬉々とした視線。
パパが鞭を降ろした。

「おぉ、ユウジ君かいらっしゃい」
「いや〜〜〜やってますねぇ〜〜〜大野さん〜」
「あぁ、この通り家畜に折檻してやってるんだ、ホレッ雌豚由紀ぃ!」
「あぁぁユ、ユウジ様ぁぁ……んぅふうぅお久しゅうございま…すっぅ!。
雌豚由紀はぁ、ご主人様の鞭でぇ〜んふぅ…可愛がって頂いており、ますぅぅ〜〜ん。」
「そ、そうか……それはいいねぇ〜」

ゴクリとユウジの喉仏が動いたのを私は見逃さなかった。

「約束の時間よりも随分早いんじゃない?」
「ぇ……あぁ〜まぁね……」
「ユウジが時間前に来るなんて珍しいわね」
「そ、そう?」

私との会話の最中も、ユウジの視線は三角木馬の雌豚由紀。
悔しい…… ……何故かそう思ってしまった。
(何なのよっお、ユウジもあんな変態家畜が言い訳?。
バッカじゃないの、ホント……あんなの人として終わってんじゃん!。)
沸々と怒りが沸いてくる。
だけど、嫉妬は間違いなのだった。
これからのユウジとの逢瀬に、愛はあるのだろうか?。
今日だって……これからどうなるのか解らない訳だ。
だってだって、私はパパにも誰にも言えない……公衆便器になっちゃったんだったっけ……。

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