家畜な日々
非現実:作

■ 〜さよなら過去〜1

変態家畜の雌豚生活での汚れと臭いを奇麗に落とす…… ……
シャワーにはいつもかなり時間を掛けているのだが、今日は更に入念に身体を磨いた。
今日は前回から9日ぶりにシャワーのお許しが出た。
理由は簡単、今日はこれから高校の同窓会があるからだ。
この前実家に帰った際、放置され放しだった同窓会の手紙をたまたま受け取る事ができたのだ。
毎年懲りずに行われている行事であるが私は最初の1〜2回しか行った事が無い。
そんなノリ悪い私にも毎年出欠席の手紙は届いていた。
大学の友達とは男女問わず今でも集まって飲んだりとかはしてたけど、青臭い高校の同級生には全く興味が無かった。
華やかさと趣向がどうも子供染みてて嫌なのだ。
皆が変に装って色恋沙汰など皆無で、どの同級生と顔を合わせても「懐かしい」「益々奇麗になったね」という社交辞令的な返答。
……ホントメンドクサイ。
だが、今回の同窓会は恩師(別に恩なんて感じてないし名前も顔も思い出せないのだけど)が教職を去るという事で、豪華パーティー仕立てでやるという。
一流ホテルも押さえてあり、「着飾っての御参加」という文面にちょっと惹かれはしたものの、私はご主人様さえいればいいという心は揺るがなかった。
私自身はどうでもよかったのだが、これに反応したのがご主人様だった。
「変態家畜の雌豚由紀を辱めよう」という趣向を催した。
その為に、私は今入念に身体を磨き直している。

シャワーの時間は私にとって物凄く貴重な時間でもある。
頭と顔、オ○ンコと尻穴だけは毎日ご主人様が洗って下さるのだが、身体の方は2週間に1回、つまり一ヶ月で2回しかシャワーは使えない私。
なので2週間ぶりの身体の汚れはホントに凄まじい。
ご調教で付いた鞭での蚯蚓腫れや蝋燭痕、便器としてご利用して頂いたご主人様達の精液や黄金水。
それに豚(兄弟)小屋となった私の部屋には、豚達(兄弟?)の糞尿が撒き散らかされたままだ。
そこを四つ這いで歩むのだから汚れるのは必然。
(まぁ……ソレを掃除するのは私の仕事でもあるのだけど、ね)
もうそんな汚れや臭気など全く気にならない私は変態な家畜。
(家畜だもの……そんなの気にする方がオカシイでしょ?。)

3回目の磨きの時には既に、ボディーソープの泡が真っ白くなっていたのだが、実に5回も身体を洗っていた。
(ん、大丈夫……臭いも薄くなったし)
臭いに関しては、身体に染み込んでしまっているので、完全に取る事は出来なくなっていた。

「ご主人様、出ました」
「大分時間掛けたものだな」
「お待たせして申し訳ありません」

バスルームから一歩出れば、私は即四つ這い。
現れたご主人様は、いつもの真っ赤な首輪とリードを取り付ける。

「ほれ」
「ぅっぁ!」

ご主人様がリードを引いた合図、それは「歩け」というご命令である。
四つ這いでご主人様の後に付いて行くと、そこはいつも調教で使われる地下室だった。

「なぁに〜〜随分待たせてくれるじゃない〜?」
「も、申し訳ありません繭様」

簡易ベッドの横で腕組している繭様、明らかにご不満の様子だ。
只でさえ繭様はもう調教に参加する事が出来ない訳で、相当なフラストレーションを抱えているのだろう。
ご主人様が話を切り替えた。

「でだ繭、これらがそうか?」
「ウン、パパの指示通りに揃えてみた……んだけどさぁ〜〜。
ホントにこんなツマラナイ服ので良いの?。」
「ん〜〜これでも結構な露出があるとパパは思うんだがね」
「ぇえ〜〜雌豚由紀なんだからこんなの序の口でしょ〜」
「取りあえず、着せてみせるか……立てっ」
「ぉぐ!?」

自身の力ではなく、リードによって私は立たされた。
ご主人様達が眺める衣装に私も視線を落とす。
(これ……大丈夫…なの?)
確かに結構露出度の高い、赤いパーティードレスだった。

「ホレ、さっさと着てみろ」
「はぃ」
「あ、取りあえずピアスはそのままでだぞ?」
「あのぅ……」
「何だ?」
「下着……は、どうしたらいいでしょうか?」
「ブラだけは着けていいぞ」

この生活となってから、初めてブラを手にする。
肩紐が無く背中のホックで留めるタイプだった。
カップの上半分はレース仕様になっているが、それ以外は極めて普通の黒いブラである。
かなりキツイものの、時間を掛けてブラを着け終えた。
背中で留めたホックが若干悲鳴を上げている……。

「フフフ、キツイでしょ〜わざとサイズ小さいのを買ってきちゃったの」
「ちょっと苦しい……ですけど、何とか」
「なるほど苦しいか……おっと、良い事思いついた、着るの待ってろ」

ずっと繭様に睨まれながらの数分後、再び現れたご主人様の手には赤の荒縄だった。
(あ、縛るのですか)
私の反応はその程度だった。

「変態家畜の雌豚だものなぁ、これが無いといかんよなぁ」
「良かったわねぇ雌豚由紀ぃ〜」
「はぃご主人様……どうか変態家畜の雌豚由紀をキツく拘束して下さい」
「本当は拘束着が良かったのだろうが、そのドレスだとマズイからな」
「そんなの気にしなくてもいいじゃん〜」
「まぁそう言うな繭、縄は縄で良いもんだと思うぞ」

そう言いながらご主人様は苦労して着けたブラを剥ぎ取り、胸の谷間と胸囲を2回交差させてキツく縛り上げてしまった。
自慢の美乳が醜く歪んで絞られている。

「どうだ雌豚由紀、私の縛り方は気持ち良いかぁ?」
「はぃ〜〜ご主人様の縄は物凄く気持ち良くて最高ですぅ」

佐治様から伝授されたというご主人様の縛りは実に見事で、全くの緩みも無くギシギシと被虐的な感触で……確かに気持ちが良かった。

更にブラを着けるのに手間取りながらも、何とか取り付ける事が出来た。
胸は縛られ醜く変型しているし、只でさえ小さいサイズのブラでは着けるのも大変な作業だった。
苦しい……とにかく苦しい。
これも縄とブラのせいなのだろうか、息をするのでさえ窮屈に感じる。
ご主人様達の想定通りという結果なのだろう。

■つづき

■目次2

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊