家畜な日々
非現実:作

■ 〜さよなら過去〜10

「姪に感謝するんだな、あれが居なかったらお前は倒れていたんだぞ?。
今も……会場でフォローしてくれているんだからな。」

コクコクと大きく頷いて、ご主人様の配慮に感謝するのだった。

「まぁ……お前の彼がこんなオジサンだというのはバレてしまったがな。
フフフ、今頃はきっと愛人とかと思われてるんだろうよ。」

強く首を横に振る。
私はご主人様との関係を嬉しく思っているし、出来れば公言すらしたいところだ。

「ぉくぅうぅん……んんぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「また来たか?」
「ふぁっぁ……ぃ!!」
「よぉし……最後の試練だ変態家畜の雌豚由紀」

ご主人様の顔が近付き、そして私の耳へと囁きかける。
その言葉を聴くにつれて私は凍りついた。
今のどうしようもない快楽すら一瞬忘れてしまうくらいの衝撃的なご主人様のご命令だったのだ。
私は、ふるふると弱々しく首を横に振ってみる。

「変態家畜の雌豚となっても嫌な事があるとはな。
これは意外だな、そんなに嫌なのか?。」
(はぃぃ)

こくこくと今度は力強く首を縦に振る。
ご主人様のご命令は「絶対」。
ご主人様が笑みを浮かべながら云うのである。

「その卑しくて薄汚い身体をどうにかして欲しいのだろう?。
私がシテやるとでも思ったのかね、雌豚由紀よ?。」
「ぅ、ぁぁう〜」

ハンカチを取るのは恐ろしいので言葉は使えない中、私は涙目でご主人様に懇願する。

「雌豚由紀よ、もう狂った様にチ○ポを突かれてイキたいのだろう?。
ドロドロに濡れたオ○ンコを滅茶苦茶にして欲しいのだろう?。」

私は逆らえない。
もう思考も身体も精神も、私の全てが快楽に堕ちていたのだった。
ご主人様の口からチ○ポという言葉が出た瞬間、もうそれしか考えられなくなってしまっていた。
全身で発情を表現する私は身体をくねらせ、涎を垂れ流し男子更衣室の便座の部分にオ○ンコを擦り付けていた。
それを見ていたご主人様が携帯を取り出し、副委員長へと連絡をしだす。
その打ち合わせは至極短いものだったようだが、私はしっかりと5度目の絶頂に達していた。




ご主人様に用意して頂いたホテルの一室、扉がガチャリと開いた。
その後に続くものは暫く経っても現れない。
まるで自然に勝手に扉が開いたような感じだった。
(どうしたの、ねぇ〜〜どうしたのぉ?)
私は待ち切れないのだ。
(ぁあ〜もぉお〜焦らさないでぇ!)
喋れない。
咥えていたハンカチは、今は猿轡となっているからだ。
開いた扉の音に続き、ようやく足音が2つ聞こえた。
こちらへと向かってくるが見えない。
全身はシーツで覆い被されているからだ。
(ぁ……オ○ンチン様ぁ、オ○ンチン様ぁぁっ!!)
むしゃぶりつきたくて身体をくねらせるが動けない。
両手足はベッドの四隅の柱でバンザイの格好で拘束されているから。
汗と涎と雌汁で濡れたシーツの上で拘束されたまま、その時を待つしかないのだ。
媚薬の効果は絶大、持続性も申し分無くて、こう待ち続けている間も、これからの事を考えるだけで2度イッていた。

「ふ、副委員長……ホテルの部屋まで来させて……あ…のだな。
大事な、その……大事な話とは?。」
「まあまあ、そんなに緊張しないでよね山崎君。
えっと〜何か飲む?。」
「ぇ…いや、僕は同窓会の途中で抜け出して少し不安なだけだ。
何せ僕らが居ないと何しでかすか解らん連中だし。」
「大丈夫よぉ〜皆大人になったんだし、先生もいるんだし。
ビール見っけ〜〜山崎君も飲むでしょ?。」
「ぇ……ん、では……少しだけ頂こう」

急にベッドの端が沈み、今までとは違う非常に近い場所から声が聞こえた。

「ふぅぅ〜〜〜ぅやっぱりビールは美味しい!」
「副委員長ォ、べべべベッドに座りながらとはトはとは、不謹慎極まりなっ!?」

なるほど、ベッドに座ったのは副委員長だと理解した。
あの嫌な奴が「山崎」という名前だったというのも思い出したけど、そんなの全くどうでもよかった。
いや、もう嫌だという感情すらない。
その感情は、山崎という昔の同級生は男、そのオ○ンチンは美味しいのカナと。

「硬い事は言いっこなしにしましょ〜よ、学校じゃないのだし。
それにサ、もぅ……色々経験した大人……デショ?。」
「ふふ、ふく……副委員長!?」
「懐かしいなぁ〜その、副委員長っての」

私はもがいている。
気が早って仕方が無いのだが、身動きすら出来ないほど拘束されておりもどかしくて仕方が無かった。
(何っ、もっ、早く早く早くっ、早くしってぇぇえ!!!)
男の声が聞こえる度、オ○ンチンの存在で気が狂いそうになる。

「わ、わ……わ、渡辺君」
「山崎君が私の名前を呼んでくれたのって初めてじゃない?」
「そ、ぅかね?」
「ウン、いつも副委員長副委員長ってサ?」
「ま、まぁそれはだな……僕等はクラスの規律を守る立場だ」
「今はそんなの気にする事無いんじゃない、かな?」
「わ、渡辺君」

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