家畜な日々
非現実:作

■ 〜さよなら過去〜14

カチカチとマウスだけが動き回っていた。
そして数分後。

「これで完成だ……学級委員長さん、見てもらおうか」
「誰がそんな物っ!」
「……来るんだ」
「くっ!?」

立場を理解したのだろう、山崎君はパソコンに近付き画面を見たのだった。

「ぁ?」
「ふふふ、どうだねこの短時間で結構な出来栄えだろう?。
おいっ、雌豚由紀も見に来るんだ。」
「はぃ」

裸で四つ這いになって進み、山崎君の隣で画面を見る。
それは……男性がオ○ンコに向かって挿入する直前の静止画面だった。
拘束された女性は手足を縛られ何も出来ずにおり、男性はそれをいい事に両手を女性の腰に当ててチ○ポを入れようとしていた。
これは確かに私と山崎君なのであるが……。
(顔が白く消されてる……)
そう、その静止画像では誰と誰の異常なセッ○スシーンなのかが解らない様になっていたのだ。

「どうだね、これなら君も何とか妥協出来るだろう?」
「ま、まぁそうですけど……その、これをどうするんですか?」
「まぁ待て、あともう一枚撮るから」

今度はデジカメを取り出して私に命令した。

「お前みたいな変態家畜の分際が雄を欲した、これはお仕置きだ」
「申し訳御座いませんご主人様ぁ……」
「チン○ン!」
「っ!!」

慌てて私は大股開きで両手を胸の前に添えて、犬のチン○ンポーズをとる。
驚いた表情を見せる山崎君にご主人様が言った。

「凄いだろうコイツは好きでこんな風にやってんだよ。
これが元同級生の華麗な姿なんだよ、実は。」
「す……凄い・・です」

私を凝視する山崎君のズボンの股間部分は既に大きく膨らんでいる。
(ぁぁ……学級委員長に……見られてるっぅンンッ)
こんな屈辱的な状況さえも私は快楽へと変えてしまうのだった。
身体中がゾクゾクと疼いている私に、ご主人様はいつもの赤い首輪を付けてくれた。

「はぁはぁっはぁ……はぁはぁはぁ〜〜」
「くっくっく良い声で鳴けてきたようだな。
あとは……これだ、どうだ懐かしいだろう?。」
「ぁ〜〜んんっぁぁ〜〜はっぃ〜〜ご主人様ぁ」

それは雌奴隷時代の頃に首にぶら下げていた「雌奴隷由紀」のプレートだった。
ご主人様はそれを裏返しにし、マジックで書き込んでから私の首輪にぶら下げる。

「これで、よし」

チン○ンポーズで真下のプレートを見る。

「読んでみろ」
「変態家畜の雌豚由紀、です」
「よしよし、すんなり読めたな良い子だ」
(嬉しい、ご主人様に褒められたぁ)
「す、凄いな……僕は夢見てるようだ……」
「学級委員長さんには異常な光景かもしれんが、これは雌豚由紀の普通なんだよ。
さぁ、そのままジッとしていろよ、雌豚由紀よ?。」
「ぁいご主人様ぁ」

刺青やボディピアスや変態家畜の雌豚由紀のプレートと、全てを晒した私の姿がデジカメに残された。
その後ご主人様の手によってデジカメ写真も顔を削ぎ消され、2枚の静止画像はDVDに焼かれた。

「さぁ学級委員長君、仕事だよ?」
「ぇえ!?」
「君の優秀な頭に掛かってるんだ、巧く誤魔化すんだぞ?」
「ど、どういう事でっ!?」

その言葉を無視して、ご主人様は携帯で連絡を取り合う。
直ぐに携帯の相手は渡辺さんだったと知る。
電話を切って数分後、部屋に渡辺さんが現れたからだ。
その間私はドレスに着替えるように命じられ、部屋には淫らな空気は消えていた。

「巧くいったみたいだね叔父さん」
「ぇ、叔父さん!?」
「そ、私の叔父なのよ、叔父に頼まれちゃってねぇそれで山崎君を嵌めちゃった〜」
「なっ、何でまた!」
「だって〜〜山崎君も由紀さんも嫌いだったから〜」
「……そ、そんな…… ……」

いきなりの衝撃告白に本気でへこんでいる山崎君だった。

「はいはい、話はそこまでだ、これからの仕事を説明するからよく聞いてくれ」

ご主人様がパンパンと手を打ちながら言ったのだった。

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