家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜1

懐かしの三点拘束の私は全身を震え上がらせ、4度目の絶頂を迎えていた。
ガクッ、と身体が崩れ落ちそうになるのを必死で両膝両肘で保つ。
床に面しているのがこの4箇所しかないから大変である。
アームバーで両足首を固定され、手首の鎖は結合され、首輪の鎖とで両足と両手を三点でつながれるという窮屈な格好。
地下室で私は蠢いていた…… ……。

ビィィィィィィン…ビィィィン…ビィィィィィンッ……
2つの穴に突き刺さるバイブがけたたましく唸りを上げている。
オ○ンコには太さ30cmもあろかの極太バイブと、尻穴には犬型擬似尻尾の10cm位のバイブ。
2つのバイブが中をえぐる度、私は全身をくねらせ、擬犬の似尻尾をまるで本物そっくりに振るのだった。
そう、まるで雌犬が喜んで尻尾を振っているかのように……。

「ぅっぁ!?」

突然、暴れていた2つのバイブが静まった。
その度、私はご主人様を見上げて問う。
…… …… ……視線で。

「ふふふふ、なぁによぉ由紀さん〜そんなに怒らなくてもいいじゃない〜」
「ぅ…っぉ、ふっぁ!」

怒ってなどいない。
殆ど動かない首を横に振って、私の意図をどうにか伝えたい。
ブラウスとフレアスカートというシンプルで清楚な格好の渡辺様の指が動いた。

ブゥッゥゥゥゥゥンッ、ブゥゥゥッゥウウウッゥンッ

「ぁっぉ、ふぁっぁっぉ!!」

2つのバイブの「強」に、私は四つ這いの身体を波立たせ、脂汗と涎……・そして雌汁と惜しげもなく地下室の無機質な床に落すしかなかった。

「ホラホラ、また汚れちゃったじゃない〜〜ちゃんと掃除っ、やってよねぇ由紀さ〜〜ん?」
「ぅっぅ…はっぅぁ!」

ガクガクと震える自由の利かない身体を180度回転させ、口に咥えた雑巾で自分の雌汁を拭く。
もう何十回と雌汁や涎を拭いてきたこの雑巾はビチャビチャで、拭くという要素をあまり成していない。
なにぶん口に咥え続けさせられているので、その臭気は目も眩みそうになる程に臭かった。

「ほぉ〜〜らぁ〜〜そう言ってる間にもまた反対側が汚れちゃってるじゃない〜〜。
お掃除の時間なんだから、ちゃんとやってよねぇ〜もぉ。」
「すひぃは…へんんっぅ!」

再び私は身体を180度回転させてお尻のあった場所に滴る雌汁を拭くのだった。
延々…… ……。
(こ、こんな、のぉ、何時まで続くのっ!?)
この身体に教え込まれた快楽と被虐は、もう私の意図ではとめられなかった。
(ぅくっ、ご、ご主人様ぁ〜〜っ)
バイブが唸る間、私の身体は仕込まれた通りに反応し続ける。
(く、苦しぃ、ですぅ……ご主人様ぁぁ)
…… …… ……この掃除は……終わらない。
それを感じ取ったのか、遠くで傍観していたご主人様が拍手をしながら言った。

「いやいや、初めての調教にしては見事だな」
「止めてよ叔父さん、私は学校生活での事を振り返ってもらおうとしただけよ?」
「いやぁ〜〜これが初めてだなんて……僕信じられませんよぉ〜〜」

ムネ様が同調する。
元副委員長こと渡辺様は、ムネ様の視線をかわす様に移動しながら再び口を割った。

「由紀さんてね、HRが終わった当番制の教室のお掃除、ずっとサボってたのでね。
お掃除がいかに大切かって事、教えてあげただけですから……。」
「ふむ、やはり女同士の調教というのは男と違って精神的にも物凄いな。」
「だから叔父さん〜〜私はそんなんじゃないってぇ」
「…… ……」

無言にて私は思う。
この渡辺様の調教は、はしたない私である限り無限に続くもので、私は狂い続けるしかないものだった。
ある意味、性的欲求を成せたら満足となる男であるご主人様よりも根は深い。
そう云えば繭様にも終わりの見えない調教というのがあった…… ……。
(そう、なんだ……)
ご主人様の家系のDNAは、こういうのに長けているんだな、と。

「ふんっ、手緩いんじゃないのですかぃ大野さん?」
「おや、医院長さんはこういうのはお嫌いで?」

繭様との婚約の際に一切の手を引く事を命じられたユウジのパパ、この街一番の大きい病院の医院長様。
私のオ○ンコの毛の永久脱毛や、局部ピアス等と色々お世話になった方でもある。

「雌は徹底的に服従、それが本質でしょう?」

徹底的なサドでもある……。

「まぁまぁ落ち着いて、この変態家畜の雌豚には精神調教も大事だから。
狂う寸前まで堕として、自分が人か豚かどうか解らなくなるくらいにしてからが……」
「まぁそれは同意してますよ、元より飼い主である大野さんが最終的に決断する事だった」
「ふふふ、悪いようにはしませんから、何れこの変態家畜で金が潤いますよ?」
「ふっふっふ、それは楽しみですよ」

拘束された格好で、バイブを唸らせ続けている私の脳は蕩けていた。
考えている事は……イキたい、それだけ。
ご主人様同士の難しい話とか、そんなのどうでもいい。
ただ、もぅ、イキたい。
そして、それを見て欲しい。

「っぁっぁああああっ……ふっぉあ、ンンンゥクゥゥ〜〜〜ッ!」

ビクビクと身体を震わせ、見下された8つの瞳を浴びながらイクのであった。

■つづき

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