家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜7

ご主人様が半分まで減った黒い蝋燭と、真新しい5本目のピンクの蝋燭に火を灯した。
ピンク色は配合が難しいらしく常に特注品で値段も高いと、手配しているムネ様から聞いていた。
なのでご主人様も滅多に手にしない代物であり、今日それを使うという意味合いから、今日の御調教は特別な物なのだと理解出来た。

「さぁて、このドギツイ真っ黒の蝋と、鮮明な奇麗なピンクの蝋だ。
こいつは変態家畜の雌豚の……何処にかけるのが相応しい?。」
「全身だろ?」

真っ先に言うのは拷問的調教が大好きな院長の寺田様だった。
考えるだけでおぞましい蝋人形調教だったが、あっさりと否定するご主人様。
ホッとする反面、それ以上の調教が始まるのかと思うと身体の震えが止まらない。
(ど、どうなってしまうの……ご主人様ぁ〜〜……)
全身蝋責め以上の調教、私にはもう予測も付かない。
恐怖に震える渦中の私には目もくれず、再びご主人様方が会話を始めたのだ。

「いやいやいや、それは雌豚由紀が悦ぶだけだよ」
「と、いうと?」
「こンの変態家畜、家畜のくせしてヨガリ狂い調教すら涎垂らしながら悦びやがる。
んでこの家畜の雌穴だよ、だらしない位に黒ずんで開きっ放しだろう?。」
「ぅくっふっぅぅうっ!?」

ご主人様の人差し指と中指が、オ○ンコのバーピアスを更に押し広げるように広げたのだ。
堪らず声が出てしまう。

「な、指で広げただけでヨガリやがるんだよ、このだらしない雌豚は。
汚らわしい黒ずんだ雌穴見られて嬉しがってやがるだろ?。」
「オイオイ大野さん〜やるんですかい?」

嬉しそうに言う寺田様を、ご主人様は笑顔で返すのである。
(あ、あっぁ……あ、あまりキツイのは…お許し下さいぃぃご主人様ぁぁ〜)
天井の滑車に両手を吊られ、股間に三角木馬をギリギリに挟む体勢では、どうにもならない私。

「えぇぇぇえ〜〜〜〜……皆様ぁーーーっ!」

再びのご主人様のマイクパフォーマンスから始まる恐怖の調教タイム。

「聞く所によると高校と大学、ミスという称号を得た位の人間で……?。
いやいや今は変態家畜という名で頂点を取ろうとしてる雌豚です。」
「ぅっく……」
「御覧の通り男を狂わすプロポーションは昔のままの86・60・88の悩殺ボディ。
肉付きも良く、雌豚ながら肌のモチッと感が味わえます。」
「イェーーー」

拍手と共に合いの手を入れるムネ様。

「と、まぁ……こんな感じでやっていこうと思うがどうかね?」
「中々の司会ぶりだよ大野さん、これなら相当盛り上がるだろうね」
「講演会とかで場慣れしてる寺田さんにそこまで褒められれば光栄だな。
続きは……まぁ、追々考えるからさっさと調教でも始めようとするか。」

ジャラジャラジャァラジャラッ

「……やっぁっぁあああああーーーーっ!!」

ご主人様が手枷から伸びる鎖を乱暴に振り回したのだ。
地下室に私の悲鳴が木霊する。
吊られた鎖を両手で必死に握り、私は振り落とされるのを懸命にこらえるしかないのだ。
この両手から鎖が離れれば……再び私は三角木馬の餌食となる。

「ぃっぁやっぁややああやあああああぁぁっぁぁぁーーーっ!」
「くっく、雌豚が色々煩いのでねぇ、コイツでふさぎましょうかねぇ〜〜?」
「ぁっくっぁっぎっぉ!!!?」

一旦鎖から離したご主人様の手は、私専用(愛用)の透明ボールギャグを取った。

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