家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜11

「さぁてと、じゃあ〜〜行きますかねぇ〜〜」
「おっとムネさん、今日は器具指定の調教だぞ?」
「え……しかし……もう結構フラフラですよ雌豚は?」

身体を支える私の両腕はフラフラガクガクと震えており、気を抜けば倒れてしまいかねない状態だった。
だがご主人様は、冷たい口調で言うのである。

「ここ最近の雌豚由紀は快楽ばかり欲して全く根性が足りん。
もう一度コヤツの立場を解らせてやる為にも更にキツイ調教が必要なんだ。」
「は、はぁ大野さんが言うのでしたら、では…… ……」

ムネ様は地下の調教部屋をぐるりと見回して、指を指しながら言う。

「では、これに決めました」
「ほほぅ……私を差し置いてソレを選ぶとは……中々」

寺田様がニヤリと笑いながら言うと、慌てた様子でムネ様が再び口を開く。

「っぁ、そですよね……拙いですよねっ!」
「いやいや、本業でない人がどう使うか楽しみだよ。
それにムネさんは羞恥プレイに長けてる、相当良いプレイが期待できそうだ。」
「ぁ…いや……が、頑張ります……」

申し訳なさそうにムネさんは、器具を中央へと移動させる。
私の目の前に置かれた真っ黒のステンレス製の大型器具、何度か使った事あるのだが、アノおぞましい記憶は忘れられる訳がない。
今度は、肢体を拘束できるSM用の分娩台でムネ様に調教される。

「ぁ…ゃぁぁ……」
「嫌じゃないでしょっ、ホラッそこに座りなさいっ!!」

強引に引き寄せられ、否応無くも私は分娩台の背もたれに寝かされるのだ。
そして、ムネさんは慣れた手付きで両手をそれぞれの拘束具で留める。
バンザイの格好のまま、私の上半身は身動きできなくなった。

「ほらっぁ、足っ!!」
「ぅうぅ……ぅああ……ム、ムネ様ぁぁ……」

パシッィィッィ!!

「ぁっぅう!?」

突然、固く閉じていた太股を張られた。
先程のご主人様の鞭を頂いていたミミズバリだらけの太股には強烈な一撃だった。

「ぅっぅ……ぅっぅぅ……」

観念して私はされるがままに股を開き、分娩台の脚置きに足を置いた。
素早くムネさんが足の拘束具を設置してゆく。
(今日のムネ様は……何だか怖い…ぃ)
おそらく先程の寺田様の言葉がプレッシャーとなっているのであろう。
最後に、ムネさんの手で腰の拘束ベルトがきつく締められ、私は股を開いたまま全く身動きが出来なくなったのだ。

「さぁて……まだまだこれからが本番ですよ?」

ムネ様はハサミと、エプロンドレスのフリルスカートを両手に空に持ち上げ、無造作にハサミを突き刺したのだ。

「ひっぅ!!」

空中でハサミを突き刺したのは、私に刺さらないようにという配慮ではあろうが、生地が突き破られる音は寒気がする。
そしてムネ様は、中央の突き破られた箇所を強引に指で滅茶苦茶に引き裂いてゆく。
……まるで気が狂ったように、ビリビリとフリルスカートを破るムネ様。
(ちょ…ちょっと……こっ怖い…ぃぃ)

「ふぅぅ〜〜〜……」

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