家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜17

まどろみの中…… ……次の調教師となった寺田様が準備を進めている。
ぼんやりとあまり焦点が合っていない瞳に、次なる大型機具が見えた。
(……あぁ〜……アレってやっぱりあんな感じなの?)
思考もあまり働いてくれない。
そんな私を無理矢理引き起こしたのだった。

「ほれっ、いつまで愚図愚図としてるんだ雌豚由紀っ!!」
「ぁっうンンーーッ!?」

宣言通りに物を扱う感じで、まともに立てない私を引き摺るように移動させる寺田様。
そして大型機具の目の前。
機具の形からして、何となくの使い方が理解できる。
ご主人様が渡辺様に説明をしているのが耳に入った。

「これはチョットした拷問用の機具なんだよ」
「何ていうの?」
「見て通りの、ギロチン拘束具」
「こわーい……大丈夫なの?」
「殺す為に使う物じゃないからね、だがこの拘束機は半端じゃないよ。
まぁ寺田さんはSM経験者だし、色々と融資をしてもらってるからね。」

「ゴホン」と1つ場を整えて、寺田様は私に命令を下した。

「変態家畜の雌豚由紀、まずは首と両手首をココに置け」
「は……っぃ……」

両端の鉄柱に、鉄製の黒光りした分厚い鉄板が上下にある。
上の鉄板は両端の鉄柱に支えられながら上下にスライド出来る仕組みになっているらしい。
今の所、上の鉄板は左右の鉄柱の一番上で固定されていた。
そして……上下の鉄板には同じ大きさをした半円の窪みが3つ。
真ん中はやや大きく、その両サイドには小さな窪み。
何となく理解出来る……。
私は言われるままに下の鉄板の真ん中に首を置き、両サイドに両手首を置いた。

「よしよしさすが変態家畜、使い方を教わらなくても本能で解るか」
「はぃ、お褒めのお言葉……あ、ありがとうございます寺田様」

両膝でフラフラする身体を必死で安定させながら私は言ったのだった。
「始めに言っておくが、この機具は全く身体を動かす事が出来ない。
どんなに辛かろうとも逃れる術は無い……解るなこの言葉?。」
「……て、寺田様からのっぉ……御調教、耐えますっぅ」
「いい答えだ」

そう言った寺田様が上にある鉄板の固定具を外し、ゆっくりとそれを下げてゆく。
(ぁ……やっぱり……ですか?)
そう思っていたつかの間、上の鉄板の3つの窪みが首・両手首を固定覆うようにガッチリと嵌めこまれた。

「苦しいか?」
「ぃい、いえ……いや、ちょっとだけ……」
「つまらんな……もう1つ小さいサイズを買えばよかったな」

残忍な言葉を呟きながら寺田様は、上下の鉄板を「動かないようにする為」に左右を六角ビスで頑丈に留めてしまった。

「これで首も両手も完全に動かない……」
「……ぅはぃ」

試しに首と手首を動かしてみたが、首も手首も回す事すら出来ないほどに頑丈に固定されてしまっている。

「じゃあ次だ」

寺田様が後ろに回る。
首が回らない以上、後ろに回られると本当に何をしているのかが視覚で解らない。
この恐怖は……想像以上である。
そしていきなり…… ……必死に両膝で体制を整えている、その両膝を限界に至るまで左右に引き伸ばされたのだ。

「ぁあっぁあっぃ、ひいっぃくっぅ〜〜〜っ!!」
「我慢しろっ、変態家畜のオ○ンコを曝け出してやってるんだからっ!」
「んぅぅぅ〜〜〜ンゥゥくくっくぅっぅぅぅ〜〜……」

体制が倒れる限界まで両膝を左右に開かされた状態で、装着されたのがフットバーだった。
鋼鉄たる棒状の両端に足枷が備えられており、私は両足を限界に開いたまま左右の両端の足枷に足首を固定された。

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