家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜25

「はぁはっぁっぅんンぅっぅ〜〜〜っぅう!!」

艶っぽい声と、パンパンパンと激しく肉体を打ち付ける音。
男が6人に女が1人の異様な構成。

「ぅぉ……くっふっ……い、いぐぞぉ!!」
「た、たまんっぇ…俺っちもっぉ!?」

5人の男達が我慢の限界を迎えて吐き出す精液。
男達に囲まれている女は声に方向へと舌を目一杯出して待つ。
すると目の前の男が標準定めてチ○ポから精液を発射させるのだ。
ビルゥビルゥっと激しい音を立てて、精液は女の口へと入ってゆく。

「ぅ…っぁ、かぁぁふううぅ……ふぅ……」

激しく射ち込まれた精液で時折咽そうになる女だったが……相当慣れているのだろう、呼吸を整えて見事に口に精液を溜め込んだ。

「ンぐ…むぅんんふんっぅぐ……」

女は舌で口内を拭いつつ、精液を自らの唾液に塗しだす。
口内の精液を一滴残らず取り込もうとする彼女の技である。
そして……口に残った唾液入りの精液を手にしていたワイングラスに垂らし落とすのだ、さも当たり前のように…。
女は視界が無いのにも拘らず、手馴れた様にグラスを口に持ってゆき溜まった精液を垂らしている。
女は顔面拘束ラバーというのを着けられているのである。
それは耳と鼻と口だけが空いている黒い皮状の覆面。
目隠し状態で肝心の視界を感じ取る事が出来ない割りに、女の行動は的確でこなれていた。

「ぉっお、俺も俺もぉっ〜〜……もっぉ我慢できねぇ〜〜早く早くっ!」
「ああ、待って待ってぇ……オ○ンポミルク……待ってぇ〜」

すかさず女が声の方向へと舌を出し待つのである。
本当に我慢の限界だったのだろう、女が顔を向けた瞬時に男は先走った白濁を迸らせてしまった。
顔中に精液を浴びる女……。

「んぅぅ〜〜あああぁぁぁ……も、勿体無いよぉぅ〜〜」

女はグラスの無い片手を使って、顔面の精液をかき集め……それを口に運んでゆく。
指に絡みつく精液すら口でチュパチュパとやり、ペロペロキャンディの様に口に精液を含ませるのだった。

この狂気の宴は2時間続いている。
女は立て続けて5人の男の慰み者になっていた。
……ああ、それは語弊というものだ……何故かと言えば、女の積極的な態度は合意なのだと解る。
そもそも女の表情は顔面拘束具の覆面のせいで解らないのだが……。
そしてそれを嬉しそうに見守っている1人の男。
行為自体も相当な異様な光景なのだが…… ……
極めつけはそこではない。
ここが児童公園の男子トイレの個室であるという事がオカシイのである。
まだ、誰が来てもおかしくない位の午後22時……。
いつ頃からか……断定は出来ないが密かに始まった不定期な狂気なる宴。
いつもの浮浪者が集まり、今日がその日であったら大満足。
集まる者は近所の浮浪者のみで、これはスポンサーが優秀なのだろう。
スポンサーというのは、ただ1人参加せずに見守っている男。
彼が決めた規約、それは口外しない事と本番無し。
ソレさえ守れば、タダでフェラやイマラチオに手コキで満足出来る。
条件さえ守ればこんな美味しい思いはなく、集まるいつもの浮浪者5人組は忠実にそれを守っている。
残念ながら女の素性は皮状の覆面で解らないが、覆面以外は全裸で奉仕してくれるのである。
金銭的にキツイ浮浪者にとってしたら性のはけ口として何ら不満は無い。

この行為の際、スポンサーの男は女の事を「人間便器」と呼ぶ。
正しくその通りの行為を女はしている訳で、便器として浮浪者の精液を身体中に受けては「自らもたのしんでいる」のだ。
そしてスポンサーと呼ばれる男は、狂った行為を女にこの行為を強要している。
確かにいえる事は女がスポンサーを溺愛している事。
更にいうとこのスポンサーの男、こういう風に彼女が穢されないとどうやら勃起しないらしい。
つまるところ女は、愛する彼氏に抱かれたいが為に
人間便器を演じているのであった。
……スポンサーの男がロレックスの時計に目をやった。

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