家畜な日々
非現実:作
■ 〜これが私達の望みです〜26
「そろそろ2時間半ですよ旦那方……今日はお開きという事で……」
スポンサーのこの一言で宴は終了するのだった。
「んふぅぅ〜〜〜〜〜さっぱりしたぜぇアンちゃん〜」
「ふひぃ……俺ぁ……干乾びちまいそうだぁ……」
「でぇ〜今度は……何時だいっ?」
「フフフ……またの御機会を」
スポンサーは随分と言葉丁寧であり、教養のある人間だった。
そして抜かり無く頭も切れ、何より金持ちだった。
「約束事、ソレさえ守ってもらえれば……また近々お会いしましょう。
では……お先に失礼しますよ……。」
スポンサーは身体中精液塗れとなった女に、カシミアのコートだけを羽織らせて誘導しながら夜の闇へと消えていった。
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BMWの車内、男が女の顔面拘束具を解き放った。
ようやく視界が自由になった女は暫く目を瞑ったまま、助手席にくたびれた身体を預けている。
ようやく光に慣れてきて……女は目をゆっくりと開けた。
クリクリとした大きな瞳で彼を探し当てる。
まだちょっと焦点が合っていない両目が彼だと認めた。
「ユウジ……」
ユウジ……彼はそう寺谷病院の1人息子、そしてかつて由紀を調教し、由紀に溺れそうになった若者。
ユウジはそっと女に囁きながら髪を撫でるのだ。
「繭、綺麗だったよ……女神のようだった」
「んぅ」
アノ繭は、くすぐったそうに甘えている。
誰もが目をやるかの美貌の由紀を変態家畜の雌豚へと落とした大野調教師の愛娘こと繭。
「繭……僕も興奮しちゃったよ、ホラ見てごらん」
「はぁ、ぁ」
繭の両目には婚約者のいきり立った股間。
それはジーンズで拘束されているように苦しそうな愛するチ○ポ。
我慢汁でジーンズの股間部分は大きな染みさえ出来ていた。
「あ…ぁぁ……ほ、欲しいぃ……ユウジぃぃ」
「フフフ、今はだぁめだよ繭……」
「どぉっしてぇ、今日も頑張ったよぉぉ〜」
「今日はねもう1つの余興があるんだ、そこでご褒美をあげようね」
「んぅ〜〜いじわるぅ〜〜ねぇ〜〜一回でいいからシテぇよぉぉ」
「駄目だよ繭、次のステージでたっぷりしてあげるから」
「どこぉ?」
「それを知る必要は無いよ、でもね僕の言う事を聞いてくれたら……。
たっぷりと満足してあげるよ、どう繭?。」
「わかぁった」
「じゃあ……これを再び着けていてね」
「ぇぇええ!?」
言われるがままに繭は再び顔面拘束具を着けられる。
そして今度は、耳の部分にも耳栓と耳の部分の布をチャックで塞がれてしまったのである。
「ぅっあ、いぃやあ、っかぁぁふぉっぁふぁ!!!」
更にユウジは繭の小さな口に極太バイブを突っ込み、タオルで猿轡を作った。
何も喋れず何も聞えない何も見えない哀れな繭。
「さぁ……行こうか、次の狂った宴会にね。
君の実家の地下室がさ、今凄い盛り上がってるらしいんだ。」
BMWが勢いよく大野邸へと走り出したのだった。
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