家畜な日々
非現実:作

■ 〜これが私達の望みです〜29

四つ這いで逃げ惑うしかないが私には視界が確保されている……。
(一方の繭様は視界も聴覚も失われているのだから……これなら何とかなるカモ……)
そう算段した結果は相当甘い考えだったようだ。

「ヒッふぁっぁ!!、んむっぅ!!」

一本鞭の乱れ打ちが私のを襲う。
両親の名前と自身の称号である「変態家畜の雌豚由紀」と彫られた尻に……背中に……大蛇が足を這っている太股に……。

「ふぁぎっ、んぁふぁうあ!!」

一本鞭の衝撃は凄まじく、直撃した箇所は肌を裂かれるような感覚でジンジンと熱を帯びた。
前にご主人様が言った言葉を思い出した……。

「一本鞭は使用した物の精神と肉体を限りなく傷付ける」

つまりそれは受けた者の肌が切り裂かれる位の激しいものなのだ。
現に受けた後の肌はミミズ張りで醜く肌を裂かれていた。
血も滲む位の衝撃痕。
故にご主人様がコレを使う時は、決まって私が大変な粗相をしでかした時である。
そんな鞭が乱れて舞うのだ。
私は鞭を受ける度に顔面拘束ラバー越しに声にならない呻きを上げ、身体を震わせてイキそうになるのを我慢するしかない。
繭様は視覚も聴覚も奪われている……だがそれによって向こう見ずの一本鞭乱打だ。
頼りの首輪のリードで手当たり次第の鞭打ちである。
流石に耳栓をさせられている繭様にも私の悲鳴は届くようで、振るう鞭は次第に力が篭っていた。

「ふふふ……雌豚由紀の尻ダンスはいつ見ても美しいですねぇ〜」
「ムネさん、それはいかんなぁ〜」
「ぇえ、何故ですか……雌豚の尻ダンスですよ?」

ご主人様方の会話が入ると、繭様の手は止まる。

「コイツに美しさなんていらないんですよ、雌豚ですよ、変態家畜の」
「っぁ、あ〜あ〜〜そうでしたそうでした」
「変態な家畜はあくまでヨガリ狂ってればいいでしょう」
「ですぅねぇ〜〜〜」
「それも変態家畜の雌豚由紀も本望でしょうに」

酷い言われようだが、私はそれが快楽の糧として……今があるのだ。
今はイジメの対象であった繭様に一本鞭で追われている立場だ。
不思議とそれも嫌いじゃない。
一瞬の転機で立場はガラリと変わる。
いや……偽の繭様と名乗っている鞭を振るうこの子も想像を超える転機を迎えたのだろう。
ユウジ様に言われるがままの偽りの繭様が、どういう立場なのか理解出来た。
だけど、今の私には余裕など無い。
一本鞭という狂気乱舞に耐え、喘ぎ、凌ぐしかないのだった。
せめて顔は勘弁して欲しい……その思いから顔を下にして蹲るものの、口内を栓されている拘束ラバーでは限界がある。
ラバー越しでは見えないが上下の歯の内側に嵌め込まれた拘束、それは口を閉じる事が許されないのである。
故に唾液は無条件に垂れ流す結果となり、当然垂れ流れる筈の唾液は栓により口内に溜まる一方だ。
これは息することも許されない。
その度に私は一本鞭が当たるかもしれないという恐怖に怯えながら顔を上げて、溜まった自らの唾液を喉に流すのである。
四つ這いの状態で顔を上に上げるという事は……尻を無条件に高く突き出すという行為でもある。
……乱れ打ちの一本鞭にとっては好都合な体制なのだった。
…… ……このスパイラルが続くのである。

「ぁぐぁ、ぉぁ!?」

何十回目の一本鞭の洗礼かも解らない程の状況で……遂に私の両腕は力を失った。
前のめりに倒れるようにして、体制を崩してその場に突っ伏したのである。
(もっぅ…うぅ、ごけな……ぃい……ぃ!)

リードを手に持つ繭様は引っ張られる逃げ惑う感覚が無くなった事に気付いたのだろう。

手に持つ鞭を放ち、ゆっくりと手綱を引き寄せるのだった。

「ぅぎぁ」

繭様がユウジ様を手招いて、呼び寄せるのを見た。
視界を奪われている繭様の強引なリード引きに首輪が締まり私は空気を求めつつ異様な声を上げる。
繭様とユウジ様の意思の疎通は完璧なものであった。
繭様とユウジ様の手によりリードで無理矢理吊られるように、顔が丁度繭様の下半身に当たった。
(ぅうっぅあ!!)
その刺激臭は強烈で…… ……。
瞬間鼻を背けたくなる位に生臭い。
丁度鼻に当たる所は繭様のオ○ンコの部分だった。
そこは…… ……形容しがたい……あえていうなら……。
公衆便所の鼻に付く臭い。

「んぷぁ!!」

一呼吸する間もなく、私は繭様が受けた全てのザーメンを鼻で理解したのだ。
それはもう…… ……可愛い程度のHの後とは言えないほどに生臭く……。
愛してもらったというのは全否定できるほどに狂う位の臭気……。
使われたという言葉が一番合う程に、乱れ穢れていたのだった。

言葉を発する事が出来ない繭様が……股間をリードを持つての逆手で指示をした。

(ぁっぁ……ぁぁ繭様ぁぁ……こんなにも……吐き出されちゃって……)
私は理解する、脳で。
(穢れたココ……私の舌でぇ〜〜……んぅむふぅうぅ〜〜ぁぁ……ご奉仕するのです……ね)
私は舌を極限まで伸ばして……繭様の白濁に塗れたままのオ○ンコを掃除するのであった。

細長い蛍光灯によって適度に薄暗さが保たれている地下室。
淫靡が充満された室内はまさに普通ではない行為ですら、それが当たり前にも見えてくる。
静かな室内には、ピチャピチャと水の音。
流れ滴る水は淫水、受ける皿は自在に蠢く赤い舌。
顔を片手で固定されてただ舌を動かし続ける雌豚と、顔面を拘束され言葉で表現出来ない公衆便所女の狂演は続いていた。

「むぐぅっ、んんむぷぶぉ!?」

私の前に仁王立ちする繭様は、両手で頭を掴んだ私の頭を時折強引にオ○ンコ密着させてくる。
その度、私は息も絶え絶えになり、ただ繭様のご満足いただける様に舌を懸命に動かし吸う他ない。
これまで受けた調教で疲労した私の頭は殆ど働いていないが、これだけは思う……。
(いったい繭様っ、どれだけの男と相手したのっ!?)
繭様のオ○ンコから流れる愛液には、あのザーメン特有の苦味と臭味が絶えず舌で感じられるのだ。
何度舌で掬い取ってもそれが途絶えない。
愛液は刺激される度に分泌され膣内に蓄積されるもの。
それなのに繭様のオ○ンコときたら……。
(オ○ンコ……どれだけ…んぅぷああ……はぁっぁ……はっぁ!。
どれだけ、ザーメンを受けたのよぅ……しかもユウジ様のじゃないの……を。)
何となくだが……変態家畜の雌豚として生きる事を選び、調教を施されて2年が来ようとしている私。
ザーメンの違いですら特定は出来ないものの、複数か個人か位は判断が出来るようになってた。
これもご主人様方の調教の賜物なのだろうか……家畜に堕ちた者にとって、進歩のスキルなのだろうか。
長時間のオ○ンコ密着奉仕。
これ以上は……というギリギリの合間でユウジ様が強引に私の顔を引き剥がした。

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