家畜な日々
非現実:作

■ 〜主役は後から〜7

「ふっぅむぐぅっぉ……ふっぁおおふうぅ〜〜ふぅぅう〜ぃぎっぃい〜〜」

薄暗い地下室の中で唯一集中的に灯りがあるこの場所で、私はボールギャグからくぐもった声で呻き続けていた。
時折逃れるが為に身体を揺するが、強固な戒めはジャラジャラと鎖の虚しい音が響くだけ。

「むぅうう〜〜〜ンンンぅうくぅぅう〜〜……」

だけど私はこの責めから逃れようと必死に身体を揺すり続ける。
無意味と解っていても、だ。
涙と蝋と雌汁は留まる事を知らない。
   ・
   ・
   ・
仰向けに寝転がらされた私は太腿足首とで縛られた足に、別々の太い鎖で天井の滑車に吊るされてているのである。
絶妙な長さで調節した佐治様の手腕によって、地で支えとなっているのは頭と肩のみでしかないのだ。
更に佐治様は膝裏に3〜4m位のバーを宛がい、縛り付けて股の開きまで固定したのである。
これによりオ○ンコを隠す事も出来ず、尻を天に突き出したまま放置されたのだった。

「これで満足かいの?」
「いやいや上出来です、佐治さんのお陰で随分といいオブジェに仕上がったものだ」
「ワシは酒でもやりながらオブジェをどう使うか、
魅せてもらおうとするかい」
「どうぞどうぞ、頂き物ですが純米のいい酒用意してありますよ。
おおぃムネさんっ、次は我々が佐治さんに答える番だぞ!。」

佐治様と入れ変わるよう席を譲り立ったご主人様が手元に置いていたバッグを、ムネ様に投げて寄越した。
これだけでは終わらない、いや終わる筈がないと思っていた私は色々とそのバッグの中身を想像する。
指し当たって定番の鞭が数種類だろう。
バラ鞭に一本鞭、九尾とか……お2人に挟まれて、身動きできないこの身体に家畜以下の変態雌豚として刻み付けられる乱打の嵐。
(あハァんうぅ……はっぁ……逃れる事が出来ない鞭責めなの?。
あぁ〜〜〜……う、嬉しいデスご主人様ぁぁ。)
決して嫌なんかではない、私は誘うように拘束された身体をくねらせてご主人様方に媚を売る。
艶かしく肢体を魅せて、潤んだ瞳で訴えて、ボールギャグを咥えた半開きの口から甘い吐息を吐いて、私は全身で「下さい」と訴えた。

「いやはや、何もしてないのに既に夢中ですねぇ〜雌豚由紀ってば」
「最早コイツはパブロフの犬と同じでな、普段も近寄っただけでもうマ○コを濡らすんだ。
若干、精神が壊れかけてるのかもしれんね。」
「え、精神病?」
「今日の繭の結婚式で思い出したのだがね、私はコレを壊す為に色々とやってきたんだ。
開発に夢中になり過ぎた時もあったが、もっと壊してやらんとなぁ、なぁムネさん。」

ムネ様が持つバッグのファスナーをゆっくりと開けてご主人様は言い放ったのだ。
(ええ、そう……もっと虐めて欲しいの)
トロンとした視線をお2人に向けつつ、快楽を欲するがゆえ殆ど思考が回らない頭で私は疼き続ける身体を曝け出す。
酷い事をしてくれないと、もう……我慢出来ない身体になってしまったのだ。

「ムち…むちぃ、ほひぃですぅ……鞭ぃぁっぁンンぅくぅ〜〜」
「んふっふっふっふ……違うんだよ雌豚由紀ぃ、今回のなぁコレなんだよ」

バッグの中身を取り出して見せ付けるようにご主人様は言った。

「さぁさ、コイツで変態家畜を彩ろうか」

両手に翳した責め具は何と、蝋燭。
赤・黒・紫どう見ても普通の用途で使わない蝋燭は、長い物で1m短くて30cmと長さまで豊富なバリエーションが揃っていた。
(っぇ!?)
一瞬の私の歪んだ表情を見逃さなかったのはムネ様だった。

「おんやぁ〜大野さん大野さん、雌豚由紀はチョット嫌そうですよぉ〜?」
「うぁ〜ふぃぃ〜〜」

(…… ……うぅ、ムネ様意地悪ですぅ)
一匹の変態家畜の雌豚として、ご主人様の責めは悦んでありがたくお受けするのは当然の筈だ。
そんな事は百も承知であろうムネ様がワザワザご主人様を煽る。
私は懇願するように固定された顔を動く限界までふるふると首を横に振った。
それを眺めながらご主人様は早くも一本目の黒い蝋燭にライターの火を付けながら言う。

「そう言えばだが、蝋燭プレイはあまりしてなかったから少し抵抗があるかもな。
まぁ家畜以下に拒否権など無いからな、そのうちヨガり狂うだろうよ。」
「……で、すよねぇ?」

赤黒く炎を灯す黒蝋燭を手にして、炎の揺らめきの奥でご主人様のドSな微笑みが怖い。

「どうだい馴れてなくとも、受け入れる準備は万端のようだよムネさん」

そう言ったご主人様は黒の蝋燭を、パックリとヒクつかせたオ○ンコに突き立てたのだった。

「ぅっぁあ、ぎぁ…ぉおおぁっぁはあ!」

ズブズブと強引にオ○ンコの最奥まで捻じ込まれ、とうに濡れていた雌の膣内は簡単にソレを受け入れる。

「はっぁ……はぁはぁぁ……ぁ、ぁぁあ……」

異物挿入は慣れているものの、炎が出ているモノを挿入されたのは初めてだった。
でんぐり返しの状態で足を吊られ、真上に突き出したオ○ンコには熱いであろう蝋が突き刺さる。

「次は尻穴だな」

ご主人様が次なるのを赤色の長い蝋燭を選び、火を灯す。
怖い怖い怖い……ふるふると身体がわななく。
確かに私は色々な責めを頂戴してきたが、蝋燭という火責めはあまり馴れていない。
どういう訳かご主人様は蝋責めをあまり好まないらしいというだけなのだが……。
だけど今日という日のご主人様は遠慮が無かった。
真っ赤な蝋燭は前戯無くして、捻じ込むような強引な手口で尻穴に突っ込んだのだった。
窄む尻穴がメリメリと突き崩されて、尻穴に長い赤蝋燭を突き立てられた。

「ふうむ、キャンドルサービスとしてはまだまだ弱いかねぇ、ムネさん?」
「ぇ、あぁ〜そうですねっ!」

ご主人様の意向をようやく詠んだのだろう、ムネ様が言う。

「そうですねぇ〜まだまだ部屋は暗いですよねぇ」
「だねぇ」
「それに三次会のキャンドルサービスも豪華に立派な物が良いですよねぇ〜」
「そうそう、式のアレには到底負けるだろうが変態家畜に相応しいものがいいね」
「では〜こんな所もぉ〜」

ご主人様の言葉を受けてムネ様が短めの紫蝋燭2本に火を付けた。

「やっぱ、この立派な胸に突き立てないと……全体的に明るくないのでは?」

そう言いいながらムネ様は、紫の蝋燭2本を左右の乳首目掛けて蝋を垂らすのだった。

「ぅっぁっぁ〜〜あぁ……あふっ……ぃあっぁ!?」

敏感な左右の乳首に蝋を垂らされて思わず私は声を上げて身体をくねらせる。
だが拘束された身体ではどうにもならず、垂れ落ちる紫の熱蝋は確実に乳首を捕らえ続けるのだった。

「あひゅっいっ、あぁひゅぃ……ああっぁ〜〜ぃあっぁあ!!」
「でしょうねぇ〜〜でもまだまだ行きますよぉ〜倒れたら大変ですからねぇ〜」

ムネ様が卑下た笑みで乳首のみを執拗に蝋で塗り固め続けると、次第に2つの乳首は紫一色に染まってしまった。

「はっはっはっは、雌豚らしい乳首になったなぁ、えぇおい」
「ですねぇ〜〜で、コレをと」

垂らした蝋が冷める前に、乳首であった蝋溜まりに2本の蝋燭を立て付けた。

「ぃあ、ぁぁおぅ、んんぅんぅぐぁああ!」

黒い蝋と赤い蝋燭、揺らめく炎の恐怖に虐められている感覚。
オ○ンコに、尻穴に、両乳首に……蝋がチロチロゆらりゆらりと私を中心に灯していた。

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