奪われた記憶
]:作
■ 第一章 狙われた女生徒1
私は自分が誰なのかわからない。私は全ての記憶を失ったのだ。というよりも奪われたというべきかもしれない。
数日前の事だ。いつものように部活が終わって帰る時だった。ヘトヘトだった理美(記憶を失くしてしまった少女)はボーっとしながら歩いていた。気がついたら見慣れない森に迷い込んでいた。
(ここ何処だろ?)
外はすでに真っ暗だ。その森の周りには何もなく家が一軒ぽつんと立っているだけだった。怖くなった理美は急いで帰ろうとすると目の前にスタンガンを持った少女が立っていた。逃げようとするも初めて見るスタンガンに恐怖を感じ体が動かなかった。そしてあっけなく倒されてしまった。理美は家の中に運び込まれた。
スタンガンを持っていた少女は鞄の中からステンレスの禍々しい器具を取り出した。それは最新の無針注射器だった。その注射器を理美の首筋に打ち込んだ。分量を厳密に調整された麻酔薬は理美をさらなる眠りにおとしめた。
それから数時間後
「いやっ。だめっ。んんっ」
むせび泣くような声が響いている。その泣き声に反応した理美は目を覚ました。薄暗い部屋。自分はどうなってしまったのだろう。
「ここは………どこ?」
理美が呟いた。朦朧とする意識の中で自分が何処にいるのか、ここは何処なのか、わからなかった。まるでここが夢の中のようだった。
「あら、目が覚めたみたいだった。」
声が響きわたる。女の人の声。聞き覚えのある声。はっとした。一気に意識が戻る。
「えっ。こ、これは。っ……離して。」
理美の弱々しい声が響きわたる。椅子に赤い縄で縛られていた。身体を揺り動かすがビクともしない。しかも、M字に足を開脚されている状態だ。学生服のスカートの下に着ていたハーフパンツは脱がされ、パンティを剥きだしにされている。
(何がどうなってるの?)
信じられなかった。というより信じたくなかった。だが、さらに驚いた事は向かい合わせに、同じように縛られているどこか見覚えのある女性の姿だった。目の前に縛られている女性は理美と同じ高校の制服を着ている。よく見るとバスケ部の先輩である絵里だった。
「だめっ。いやぁ、だめぇ!」
先輩はブラウスの前をはだけられ、純白のレースのブラジャーを剥きだしにされたまま胸を揉まれていた。左右交互に上下に揺さぶり、円を描くようにもみしだかれている。絵里の豊満な乳房がいびつに形を変化させながら揺れている。徐々にブラがすりさがり、ピンク色のかわいい乳首がはみだしてきている。
「やわらけぇなぁ。」
背後から胸を揉んでいるのは男子バスケ部の拓也だ。首を揺すって嫌がる絵里の表情を楽しみながら、指先で乳首を弾いていた。
(どうなってるの? 絵里先輩が拓也先輩に……)
スカートはサイドに切り裂かれ、ブラとおそろいのパンティが剥きだしにされた状態になっている。むっちりとした白い太腿と、股間に貼りつく股布の様子が、理美に見せられている。
「よく眠っていたわね。小林さん。まぁこれからは理美でいいわね。フフッ」
腕を組みながら笑みを浮かべている女性は理美の担任である百合子だった。
「百合子先生? どうしてこんな事……先輩を……絵里先輩を離して下さい。拓也先輩も……どうしちゃったんですか?」
理美はおびえた声で言った。だが、百合子が優位に立っている事は何が起ころうと変わらないだろう。そして百合子はクスリと笑みを浮かべながら言葉を続ける。
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