清めの時間2
ドロップアウター:作

■ こんなことまで……1

「くふぅ、あぃ……」
 しゃくり上げて泣いていると、肩とか上半身が揺れてしまって、タライの中の尿がこぼれそうになりました。両腕が痺れているけれど、落としちゃうと大変だから、我慢するしかありません。
 膀胱の部分が疼いていて、傷んでいないか心配です。それに、まだおしっこが出そうな感じがしました。
 野田先生が、やっと下腹部から手を離しました。でも、ほっとする暇もなく……またお医者さんに指示されました。
「椅子から降りて。この場で、仰向けに寝なさい」
「は…い……」
 タライは椅子の上に置いて、言われた通り床に寝ました。まだ涙が止まらないから、手の甲で目元を拭いました。
 続けて指示され、体育座りするみたいに両膝を立てて、太腿をできるだけ胸にくっつけました。次に、両手は内腿を押さえて、足を広げた状態に固定させられました。膣内もお尻の穴も、全部丸見えです。
「きれいにするからね」
 そう告げて、お医者さんが割れ目の周辺を、脱脂綿で拭きました。アルコールのひんやりした感触に、体がびくっとしました。
 お医者さんは、尿で濡れていた部分を拭いた後、また左手で割れ目をぐいっと広げました。そして、指を亀裂の中にまで入れてきました。
 わたしは声を上げそうになったけれど、何とかこらえました。息が荒くなって、思わずお医者さんから視線を逸らしました。涙で視界がぼやけて、よく見えません。
 お医者さんの指が、膣内の粘膜をかき分けて、恥ずかしいくらい敏感な突起をつまみました。
「ん……やぁっ」
 さすがに我慢できなくて、声を上げました。デリケートな場所を無造作に弄られる不安感に、体が震えました。そんな所、まだ自分でも触ったことがありません。まさか、男の人に初めてされるなんて……
「あっ、んあぁ……いたっ」
 また指が動いて、突起の部分が皮を剥かれたような感じがしました。怖くて、何をされているのかまともに見れないです。
「ああ、きれいだ」
 お医者さんは微笑みながら、わたしの剥き出しになった突起を見ていました。
「まだ幼いけれど、純潔な桜色だね。ちゃんと発育しているよ」
 涙がこぼれました。体のことを言われると、余計辱められている気がしました。
「もう少し、診てみるからね」
 追い打ちをかけるように、お医者さんはそう言った後……二本の指を小刻みに動かして、突起をぐりぐりと刺激し始めました。
「いぐぅ……やっ、んあぁ……」
 割れ目の周辺が、さっきみたいに濡れてきました。すごく痛いような、くすぐったいような、何だか苦しいような……とにかく今まで体験したことのない強い刺激でした。
 もう、やだ……こんなこと、耐えられないよ……
「いっ、あぎ……んぐぅ」
「痛いかい?」
「え……あ、ひぐぅ……あぃ」
 聞かれて答えようとするけれど、呼吸が乱れて言葉になりません。その間もずっと、お医者さんはわたしの股間を弄り続けています。
「……あの、時々痛い……んふっ、でも……うぐぅ、よく分からない…です」
 息を切らしながら、何とか声を絞り出しました。ちゃんと答えないと、たぶんいつまでも止めてもらえません。

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