国取物語
しろくま:作

■ 8

降伏をした数時間後、アレクは捕らえられ、スーザン皇帝の目の前に連れて行かれた。この時、第一王女のアンナも一緒にいた。
皇帝「これはアレク王。1年ぶりの再会、嬉しく思いますよ。」
アレク「・・・・・」
皇帝「貴方には先の戦争での借りがあります。あなたを処刑したりなどなさいません。ご安心を!」
アレク「私など、どうでも良い!! 民を、民の身の安全を保障してくれ!!」
皇帝「ええ、殺したりなどしません。ただし・・・」
皇帝「年頃の娘は全員慰安婦に、それ以外は労働用の奴隷として扱います。」
アレク「くっ・・・」
そのことはアレクにも分っていた。敗戦国の人間がどのように扱われるのか、を。
アレク「そうだ! 娘は!? クリスはどうなっている?」
皇帝「ああ、彼女なら牢屋で大人しくしています。ただ、まだ貴方と会わせるわけにはいきません。ご理解を!」
皇帝「そうそう、年頃の娘は皆、慰安婦扱いにします。もちろん、第1王女も例外ではありません。」
アレク「なんだと!? ふざけるな!!!」
皇帝「まぁまぁ、落ち着いて! とりあえず貴方は見学していなさい、娘が犯されるところを・・・」
皇帝「娘の晴れ舞台が見れるのです。感謝してくださいね?」
アレクは身体を押さえられ、口を塞がれ身動きができない。
アレク「むぐぅう!!!」
皇帝「そこの貴方! そう、貴方です。喜びなさい! 王女が、貴方の相手をしてくれるらしいですよ?」
兵士「え?・・・わ、私ですか?」
皇帝「そうです。服を脱いでそこへ仰向けに寝なさい。」
兵士「は・・・はいっ!」
アンナ「え!? 相手って?」
アンナは20歳、年頃の娘であったが、王位継承権の関係上ほとんど城から出たことはない。そして、年齢ほど大人ではない。はっきり言って世間知らずの《お子様》である。
処女であることに間違いはないが、父以外の男とは話しをする機会すらあまりなかった。
礼儀作法等は完璧にこなす彼女ではあるが、なんとほとんど自慰行為すらしたことがない。
無理もない。生理自体は始まっているものの、何のためだか分からない。思いを寄せる殿方もいない。アレクも心を痛めていたが、仕方がなかった。そのため、せめてクリスには自由に生活させようと、騎士団への入団も許したのである。
皇帝「ではアンナ、服を脱ぎなさい。」
アンナ「え!?・・・・は、はい。」
彼女は、あまり《逆らう》ということをしないよう育てられた。そもそも、戦争が起きていることすらあまり正確には伝えられていなかったのである。
皇帝のことを《敵》と認識していたかどうかすら怪しい。もちろん、アレクが捕らえられているのを見て、良くは思っていないであろうが・・・
アンナは素直に服を脱いだ。普段周りは女性ばかり、それほど恥ずかしいとは感じていなかったようだ。隠すようなしぐさもない。
皇帝「彼女が痛がらないように薬を塗ってさしあげなさい!」
そして、アンナのあそこに強力な媚薬が塗られた。
アンナ「ひっ! 冷たい!!」
この媚薬は即効性で、すぐにも効果が出始めた。
アンナ「・・・あれ?・・・身体が・・・熱い!?」
皇帝「では、彼の性器を貴女の性器に挿入なさい。詳しいことは彼に聞くといい。」
アンナ「で・・・でも・・・」
皇帝「安心なさい。最初、多少痛いかもしれませんが、すぐに気持ちよくなりますよ!」
アンナ「気持ちいい・・・かぁ・・・」
アンナは、自慰行為は行ったことはある。少ない知識の中で、必死に考えた結果であるが。その為、《気持ちいい》とはどういったことか、少しは理解していた。ただし、男性のことを思っていたのではないため、最後までイッたことはない。
もちろん、男性の勃起したモノなど、見たことはなかった。
アンナは兵士の上に跨り、彼の勃起したモノを手に取る。そして、腰を下ろし、恐る恐る男性器を挿入していった。
アンナ「い!・・・いつっ!!・・・痛いわ!!・・・」
初めは痛がってはいるが、媚薬の効果により、痛みを忘れさせるほどの快感がアンナを襲う。
アンナ「こんな・・・いい!?・・・気持ちいい!!」
アンナは驚いている。薬のせいではあったが、かつてこのような快感を受けたことはない。悪いことだとも知らず、アンナは身体を上下に動かしだす。動きこそぎこちないが、生まれて初めて味わう快感を求め、必死に腰を動かした。
アレク(そんな・・・アンナ・・・)
アレクは自分の娘が犯されている状況を見てはいられなかった。
アンナ「ぅん!・・・こんな・・・あぁぁん!・・・気持ちいい・・・どうして・・・」
アンナ「ダメっ!・・・いい!・・・あぁんっ!!」
兵士も、王女が自分とSEXしているという、不思議だが通常より興奮する環境に置かれ、周りのことも忘れ、激しく腰を振った。
アンナ「あぁっ!!・・・うぅん!・・・あふっ!!」
普段の彼女からは、到底考えられないほど乱れている。
アンナ「何か・・・何か来る・・・だ、ダメぇぇぇ〜!!!」
まだ兵士の方はイッていないというのに、初体験のアンナの方が先に絶頂を迎えた。彼女が生まれて初めてイッた瞬間でもあった。
アンナの身体の力は抜け、挿入したまま兵士の上に倒れこんだ。
アンナ「はぁ・・・はぁ・・・気持ち・・・いい・・・もっと・・・」
そして、また腰を動かし出す。今まで、知らず知らずのうちに貯めていた性欲が一気に放出されたのであろう。その快感は通常の女性には想像もつかない代物であった。
アレクは、自分の娘が汚されたショックから、地面に膝をついて涙を流した。
皇帝「おやおや、アレク様はお疲れのようだ。部屋に案内しておやりなさい。」
皇帝「それにしても凄い乱れ様ですね・・・そろそろ、もう少し上の段階にはいりましょう。」
皇帝は嬉しそうに言った。

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