国取物語
しろくま:作

■ 9

兵士「おい! 早く出ろ!」
そう言われて、クリスは牢屋から出される。そして、ある部屋に連れて行かれた。
その部屋に入ってみると、クリスは信じられないものを目にした。なんと姉のアンナが数匹のオーク達に犯されていたのだ。
クリス「ね、姉さん!!!」
しかし、アンナの様子がおかしい。彼女は犯されているというより、自ら進んで腰を動かしているように見える。
アンナ「んん!・・・あら、クリス・・・ぅん!!あなたも・・加わりなさい・・・んっ!」
アンナ「・・・気持ち・・・いい・・・わよ?・・・」
クリスは自分の耳を疑った。それは自分の知っている姉の姿ではなかった。
皇帝「おや! クリスさん。また会いましたね!」
クリス「!!! あ、あなたは・・・」
その部屋の中に、先ほど自分に焼印を押した、あの拷問官がいたのだ。しかし、先ほどとは違い、高級な服に身を包み、椅子に座っている。
クリス「あなた・・・まさか・・・」
皇帝「お察しの通り、私がスーザン帝国の皇帝です。敵国の親玉の顔をご存知なかったのですか?」
確かに顔は知ってはいたが、皇帝があのようなことを行っているとは思いもしなかった。
皇帝「拷問は、私の《趣味》です。気を悪くしないで下さい。」
クリス「ね、姉さんを放しなさい!!」
皇帝「放す? 何のことですか? 彼女は自ら望んでいるのです。欲求不満だったのでしょう。城に何年も閉じ込めておくから・・・」
クリス「だからって!! 何もあんな化け物と!!」
皇帝「化け物? それは酷い。彼等はあれでも元は普通の人間、スーザンの兵士だった男なのですよ?」
クリス「なんですって!? それじゃあ・・・」
そう、スーザンは人間を使って生物兵器を作っていたのである。それは、人を人とも思わない非道な実験、しかし、その実験の成果により、ロマリアは侵略されたのも事実である。
皇帝「なに、彼らは数の上で圧倒的に有利だったにも関わらず、ロマリアなどに敗れた。使えない兵を強化したのですよ。」
クリス「酷い・・なんてことを・・・」
皇帝「ちなみに、オークは失敗作です。成功したオーガは記憶を消し、強力な暗示により強制的に服従させました。いい兵になったでしょう?」
皇帝「それはそうと、クリス。まず服を脱ぎなさい! また調教してさしあげますよ?」
クリス「ふざけないで!!」
皇帝「物覚えの悪い娘だ・・・誰か! 彼女をここへ!」
そう言うと、兵士が1人の女性を連れて来きた。
クリス「れ・・・レオナ!?」
そう、その女性はレオナであった。しかし、身体をまったく動かさない。
クリス「レオナに何をした!!!」
皇帝「まだ何もしていませんよ。薬で寝ているだけです。貴女のために、わざわざ静養中のところ、頑張って来ていただきました!」
皇帝「しかし、これからは貴女しだい。・・・早く服を脱ぎなさい。」
クリスは不満そうな顔をしていたが、大人しく服を脱いだ。
皇帝「おや! お尻に可愛い《痣》がありますね? いつできたのですか?」
クリス「それは・・・あなたが・・・」
しかし、それ以上は何も言わなかった。皇帝の腹黒さも相当なものだ。
皇帝「では、私の足に口付けをし、永遠の忠誠を誓いなさい。貴女は私の所有物になるのです。」
クリス「な!!! ふざけないで!」
皇帝「私は二度、同じ説明をするのは嫌いです。」
クリス「・・・・はい。」
もう諦めたのであろう、クリスは皇帝の足元に跪き、足にキスをする。
クリス「・・・私は・・・あなた様に、一生仕えることを・・・誓います・・・」
クリスの身体は悔しさで震えていた。
皇帝「よく出来ました! しかし、まだ誠意が足りませんね・・・」
そう言うと皇帝は腕を前に出し、指を2本立てた。
皇帝「貴女の処女膜を、私の指に捧げなさい。」
クリス「え!?・・・・くっ!!」
しかし、逆らうわけにはいかない。自分の処女とレオナを、同じ天秤にはかけられない。
クリス「・・・・・は、はい。」
クリスは泣きながら皇帝を睨みつける。しかし、皇帝の腕を掴み、指を膣の中に入れてゆく。
クリス「・・・ぐっ!!」
指を入れただけでは、まだ処女膜は破れなかったが、それでも初めて侵入する異物に対し、嫌悪を感じていた。
ちょうど根元まで入れ終わったその瞬間、皇帝は2本の指を左右に勢いよく広げた。
クリス「ひぎっ!!!・・・いっ・・・痛いっ!!!」
膣からは、指を通して血が流れ落ちる。処女膜は完全に破られてしまったようだ。
クリス(私の・・・処女が・・・・こんな男に・・・)
こうして、クリスの処女はあっさり奪われた。それも、男性の性器ではなく、ただの指に。それも、一番憎んでいた男の指にかかり・・・
皇帝「貴女の誠意は伝わりました。それでは、貴女が私の奴隷になったことを祝い、ワインでも飲みませんか?」
クリス「・・・ありがとうございます・・・私も・・・頂きます・・・」
クリスは、もう調教が終わるのだと思い、内心ホッとした。しかし、処女を失った痛さとショックは大きいものだった。クリスはあそこを押さえながら、涙を流している。

その後、しばらく経ってワインが運ばれてきた。しかし・・・
クリス「あれは・・・あれは一体、何なんですか!!!」
そこに運ばれてきたのは確かにワイン。ただ、他に余計な物まで運ばれてきた。
あれは、恐らく腸内に下剤を流し込むために使用される道具であろう。サイズも明らかに人間用ではない。その中に赤いワインが・・・
皇帝「何か問題でも? 私は口から、貴女は下からお飲みなさい。私と貴女が同じはずなど、ありえないでしょう?」
クリス「そんな・・・」
皇帝「ほら、その体制では飲めないでしょう。」
クリスは、皇帝の前で四つん這いになり、お尻を大きく上げた。恐怖のあまり、足はガタガタと震えている。
皇帝「では、召し上がれ?」

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