狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡9

 まるで由梨さんは、僕の精処理メイドのようだった。
 それを強く感じたのは、由梨さんの身体の秘密を知ったからだった。
 由梨さんの身体は、オ○ンコだけが使える穴じゃなかった。
 アナルも開発されている事を知り驚いたが、それだけで無く、尿道までSEX出来る穴にされていたのだ。
 僕はその事実を知って、逃げて行った男達の気持ちが少し分かった。
 多分、嫉妬と恐怖感だ。
 由梨さんをこんな身体にした男への嫉妬と、自分が変態の世界にのめり込んでしまう恐怖感。
 それが、過去の男達を由梨さんから逃げさせたんだと、僕は思った。

 だけど、僕はそんな物、どっちもクソ食らえだと思う。
 由梨さんをこんな身体にした奴はもう居ないし、僕は由梨さんと一緒なら、誰に変態と言われても、何とも思わない。
 由梨さんを所有し、支配して、いつでも好きな様に使えるなら、僕は変態で構わない。
 由梨さんも僕に仕え、奉仕する事を望んでいる。
 それは毎夜、僕の部屋に現れ、僕に傅く姿を見ていれば自然と解る。
 僕は自分の堕ちて行く先を自分で決め、由梨さんの望む事を学び始めた。
 僕は由梨さんに導かれるまま、どんどんサディストの振るまい方を覚え、由梨さんを満足させる。

 そんな中僕はいつもの様に、由梨さんの奉仕を受けていた。
 僕は全裸に成り、ベッドで仰向けになっていると、由梨さんが僕の股の間で、しきりにお尻の穴を舐めてる。
 僕は余りにしつこく舐める由梨さんに、少し腹立たしくなり
「由梨さん…。何でそこばっかりするの?」
 固い声で問い掛けた。
 由梨さんは僕の声に驚いたのか、ハッとした表情で僕を見詰め、シュンと身体を縮めて
「あっ、すいません…。啓一さんのお尻の穴が…その…、可愛くて…つい…」
 僕に謝罪した。

 僕はその言葉に呆れて
「お尻の穴が可愛い? 何それ…」
 思わず問い返してしまいました。
 すると、由梨さんはパッと顔を上げ
「啓一さんのお尻の穴、凄く敏感なんです。私が、チロチロと舐めると、啓一さんの玉々がキュンって縮んで、暫くするとユルユル降りて来て、また、舐めるとキュンって上がって…はい…。それが、凄く可愛くて…」
 嬉しそうに僕に話し出したが、僕の目が冷たいままなのを見て、またしょげ始めた。

 僕が溜め息を吐くと、由梨さんは慌てて顔を上げ
「でも、でも、啓一さんのお尻なら、私絶対気持ち良くできます。お願いですから、新しいご奉仕をさせて下さい」
 由梨さんは僕に必死におねだりした。
 僕は由梨さんのおねだりを聞いて、頭をボリボリと掻き、また一つ溜め息を吐いた。
 だけど、この2回目の溜め息と、頭を掻く仕草はポーズだった。
 内心由梨さんの[新しいご奉仕]と言う言葉を聞いて、僕は直ぐにOKしたかったけど、がっついて飛びつくと、由梨さんの興が冷め、その奉仕のテンションが下がってしまうからだ。
 由梨さんの持っているSEXのテクニックは、驚く程僕を感じさせてくれるのを僕は知っている。
 僕は精一杯の虚勢を張り、由梨さんのテンションを下げない様に焦らせて、奉仕を許可する。

 由梨さんは僕が許可すると嬉しそうに笑い、僕のお尻の穴にむしゃぶりついた。
 舌を思いっきり伸ばして、僕のお尻の穴を涎でベトベトにした由梨さんは、[ウフフ]と妖しく笑うと
「失礼しま〜す」
 嬉しそうに僕のお尻の穴に右手の中指を宛がい、一挙に差し込んだ。
 その突然の感触に、僕は思わず[うほっ]と声を上げ、腰を跳ね上げてしまった。
「あ〜ん…、啓一さ〜ん…、激しく動かないで下さいませ〜。由梨の指が折れちゃいます〜…」
 由梨さんは甘える様に声を上げ、嬉しそうに微笑みながら、僕に抗議した。

 僕はその抗議に腰を落ち着け、何をされるのかジッと待った。
 由梨さんは僕のお尻の穴の中で中指を動かし、数秒何かを探して、目的の物を見つけたのかニッコリと笑って
「啓一様〜。始めますね〜」
 歌う様に宣言して、僕のチ○ポをパクリと咥え込んだ。
 由梨さんは僕のチ○ポを咥え込むと、お尻の穴に入れた指を、クイクイと動かし、何かを刺激する。
 すると、僕はオシッコがしたくなった様な感覚に襲われ、チ○ポがムズムズと動き始めた。

 僕のチ○ポは由梨さんの口の中で、見る見る大きくなり、あっと言う間にビンビンに勃ち上がった。
 その上、尿道はムズムズと騒ぎ、腰の辺りの座りがおかしくなる。
 由梨さんが指を動かすたび、僕の腰がビクビクと跳ね、その度にチ○ポがピクピク反応する。
 射精と放尿が同時に起こる様な、どっちとも付かない様な感覚に戸惑っていると、由梨さんは僕のチ○ポを口から吐き出し、ネットリと舌を絡め始める。
 内側から来る未知の快感と由梨さんの舌が与える快感、それととてつも無くエッチな由梨さんの姿。
 それらが、混然と成って僕を逝かせようとする。

 僕は、直ぐにでも逝きそうな快感を解き放ちたかったが、それは出来無かった。
 僕が感じている快感は、全て由梨さんにコントロールされて居るみたいで、この僕の中で高まる射精感も、僕の意志ではどうにも出来無かった。
 僕は思わず由梨さんに
「由梨さん! も、もう無理! 逝かせて!」
 大きな声で頼み込むと、由梨さんはニンマリと笑って
「え〜っ…もうですか〜? どうしようかなぁ〜…、じゃぁ、私も気持ち良くして下さい。一緒に逝きましょ」
 僕を焦らせると、クルリと身体を回して、ツルツルのオ○ンコを僕の目の前に持って来た。

 僕は思わず由梨さんの無毛の大淫唇に舌を伸ばし、クリ○リスを吸い上げ、オ○ンコに舌をねじ込んだ。
「はう〜ん。啓一さん、頑張ってね〜。2人で一緒に逝きましょ…」
 由梨さんは僕の顔にオ○ンコを押しつけながら、僕のチ○ポを舐め、快感を強めて行った。
 僕の頭の中は、余りの快感で真っ白に染まり始め、夢中で由梨さんのオ○ンコを舐め上げる。
 そして、どれくらい経ったか解らないけど、どこか遠い所で由梨さんの声が聞こえ、僕の頭は真っ白に成った。

 僕の意識が跳んだのは、数秒なのか、一瞬なのか、どれくらい無かったのか解らないけど、気が付いた時には、僕の下半身はビクビクと余韻に震えて、由梨さんは僕の精液を口に溜めてウットリとし、僕の顔は由梨さんの愛液で、ビショビショに成っていた。
「あふぅ〜〜〜…。啓一さ〜ん…、このミルク…濃い〜の〜…。ネットリとして…美味しい〜…」
 由梨さんはトロリと蕩けた視線を僕に向け、口に溜めた精液を僕に見せて、ゴクンと喉を鳴らして飲み込んだ。
「うふぅ〜〜〜…。啓一さんって、こう言うのも好きなのねぇ〜…。うふっ、私ますます啓一さんに嵌っちゃう…。ちゃんと面倒見て下さいね…、け・い・い・ち様…」
 由梨さんは欲情に染まり切った、ゾクリとする程妖しい顔で僕を見詰め、その柔らかい身体を僕に押しつけ、僕の顔に付いた自分の愛液を舐めながら、僕に告げた。

 僕はそんな由梨さんを見て、心の中で[もうこの人から、逃げられない]そんな声が聞こえた。
 この時点で、由梨さんが[僕に嵌りそう]なら、僕は既に[頭の天辺まで、ドップリ沈んでる]状態だった。
 もう僕には、由梨さん無しの生活なんか考えられ無い。
 この綺麗でいやらしい貪欲な女性を、満足させる為なら僕は何だってやる。
 僕がこんな風に思うように成ったのは、由梨さんが僕の目の前に現れて、一ヶ月が過ぎようとしている頃だった。

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