狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡12

 お尻の穴が、あんなに気持ち良い物だと、初めて知りました。
 私はオシッコを舐めながら、お尻の穴を刺激され、雌汁を撒き散らしました。
 全てのオシッコを舐め上げた時には、私は何も考えられ無く成っていました。
 お姉様の差し出す指を、私は綺麗に舐め上げました。
 目の前に差し出された、お姉様の白くしなやかな指に付いた茶色い物が、私のウンコだと言う事も解っていましたが、全く気に成りませんでした。
 私は口の中に広がる苦い味を感じながら[ウンコってこんな味なんだ]と単純に思いました。

 お姉様は私の口の中を指で弄びながら妖しく微笑むと、空いた手でブラウスのボタンを外して前をはだけ、ブラジャーをずらしてオッパイを見せて下さいました。
 呆気に取られる私の手を取り、お姉様の整ったオッパイに、触れさせて下さいました。
 お姉様のオッパイはとても柔らかいのに、指を押し返す程の張りを持っています。
 スッと指がオッパイにめり込み、同じ速度で跳ね返す、そんな不思議な感触でした。
「これが、大人の…。調教を受けた大人のオッパイよ…、晶子ちゃんなら解るでしょ…、私のオッパイが、どれだけ敏感かって…」
 お姉様が私に妖しい微笑みを強めながら問い掛けると、私は思わず頷いていました。
 だって、お姉様のオッパイ、私が触れただけで[フワッ]って体温が上がり、ピンクに染まって乳首がスッと固く成っていたんです。

 お姉様はスッと私のもう一つの手を掴んで、スカートをまくり上げ、お姉様の下腹部に導いて下さいました。
「指は動かさなくて良いわ…そのまま、指先で感じてみて…」
 お姉様の妖しい声に、私は魂ごと引きつけられるように、指先に意識を集中しました。
 すると、お姉様のオ○ンコが、ピクピクと波を打ち、脈動していました。
 それだけでは、有りません。
 お姉様のオ○ンコはパクパクと口を開け閉めして、私の指先を呑み込もうとしていました。
「これが、調教を受けた女の身体よ…。晶子ちゃんもこんな身体を持っているの…まだ眠っているけどね…」
 お姉様の声は、熱く私の耳たぶを擽り、私は腰がガクガクと震えました。

 そしてお姉様は、私の今日の反応を例に上げて、私がいやらしい女で、恥ずかしいと思うと感じる[マゾ]と言う生き物だと教えてくれました。
 そして、私の耳元に[私と同じ…]とソッと囁いて下さいました。
 私はその囁きを聞いて、胸の奥がキュンと締め付けられる感じがしました。
 お姉様は、私に私の本性を教えると、パソコンの電源を入れ、インターネットで私に同類の姿を見せてくれました。

 そこで悶えて居るのは、お姉様の言う通りの生き物でした。
「この人達は、酷い事をされてると思う?」
 お姉様の問い掛ける生き物達は、鞭で叩かれ、全裸で犬のように外を這い回り、沢山の男性にSEXされ、オ○ンコやお尻の穴に腕を根本まで差し込まれ、物のように扱われていました。
「この人達と、晶子ちゃんは…どっちが不幸?」
 私はその質問に答えられませんでした。

 心の中で、その生き物達を羨ましいと思いましたが、それを認めるのは何か[悪い事]と思ったからです。
 黙り込む私に、お姉様は酷く落胆して溜め息を吐くと、インターネットを消しパソコンの電源を落としました。
 お姉様は私の腕の拘束を解くと、ジュースの空コップを手に無言のまま出て行こうとします。
 私はその時、自分がとんでもない失敗をした事に気付きましたが、私が気付いた時には、お姉様は部屋を出て行った後でした。
 私は急いで部屋着を着込み、お姉様の後を追いました。

 お姉様の部屋の前で、お姉様を見つけ、廊下に身を投げ出し、心の底から謝罪しました。
「お嬢様…、何を言ってらっしゃるんですか? 私には、意味が解りません。さぁ、明日も学校ですよ」
 優しい声で、今日の出来事を無かった事にされました。
 お姉様は私に冷たい視線を向け、頭を下げると部屋の中に入って行きました。
 完全な拒絶。
 お姉様が怒るのは無理も有りません。
 私は最後の最後に、お姉様の手を振り払ってしまったのです。

 私は項垂れながら、自分の部屋に帰り、直ぐに電気を消してベッドに入りました。
 ですが、眠れる筈も無く、私は自分の身体をまさぐりました。
 オッパイを揉んでも、クリ○リスを摘んでも、オ○ンコを擦っても、お尻の穴に指を入れても、少しも気持ち良く有りませんでした。
 私の目からいつの間にか涙が流れ、私は一晩中泣きました。

 次の日の朝、私が学校の準備を整え、朝食を摂りに行くと、食堂でお姉様が朝食をテーブルに並べていました。
 お姉様は私に気が付き、顔を向けるとにこやかに微笑み掛け
「お嬢様、おはようございます」
 会釈をしながら挨拶をして下さいました。
 私が挨拶を返すと、お姉様は私から興味を無くしたように仕事に戻りました。
 その態度に違和感を感じながらも、先に話し掛けてくれた事を、私は単純に喜びました。
 それは一瞬[許してくれた]と思える程自然な物でした。

 ですが、それは大きな間違いでした。
 お姉様は必要最小限の事を私に話すだけで、後は視線すら合わせてくれませんでした。
 私はそれに学校に行く、少し前に気付きました。
 お姉様の怒り具合を知り、私はガックリと肩を落とし、涙が出そうに成りました。
 その時以前、人の性格で[怒り]に付いて聞いた事を思い出しました。
 人は時間が経つと怒りを風化させるタイプと、重く強く深めるタイプが居ると言う物でした。
 それを思い出した時、お姉様は間違い無く後者のタイプだと、私は直感しました。
 途端に私の顔から血の気が引きました。
 [直ぐにでも、謝罪して怒りを解かなければ、お姉様は二度と私を許してくれ無い]私はそう確信したからです。
 ですが私には、昨晩以上の謝罪が思い付きませんでした。
 それにその時は、お姉様の[怒り]のもう一つの原因も解りませんでした。

 私は自分の部屋に戻り、インターネットを開いて、昨晩のサイトを開き[お手本]を探しました。
 サイトを回り、書き込みを読んでいると、様々な事が解りました。
 [マゾ]は支配されて初めて感じる事や、[マゾ]がやってはいけない事。
 様々なペアは、様々なルールを作り上げ、それに従って[マゾ]は生きている事など、私は学びました。
 しかし、どこを読んでも自分の謝罪方法が見つかりません。
 日にちは過ぎる一方で、お姉様の視線はドンドン冷たく成って行きました。
 そんな中、私の身体は、また熱を帯びて敏感に成って行くし、考えも全然まとまりません。

 私が苦しくて、悲しくて、潰れそうに成って居ると、突然私の部屋の扉がノックされました。
 パパでも、ママでも、お兄ちゃんでも無い叩き方。
 私は、直ぐに扉の外に誰が立って居るのか解りました。
 解った瞬間、私の胸はドキドキと高鳴り、身体がブルブルと震えました。
 急いで部屋着を脱ぎ捨て全裸に成ると、私は扉を開けて直ぐに平伏しました。
 お姉様は私の平伏した前に無言で立ち、扉の閉まる音の直ぐ後、カチャリと鍵の掛かる音が頭の上でしました。
 お姉様はそのまま、私の頭の前を通り、どこかに行かれると、ドサリとベッドの上に物が落ちる音がしました。

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