狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡16

 お姉様は、私の乳首を飾ると、さっきとは違う青い軟膏を取り出し、私のクリ○リスに塗り始めました。
 お姉様は、指先に5cm程薬を出してクリ○リス全体に満遍なく塗り、薬が馴染むように擦り込みます。
 最初ヒヤリとした感触がして、直ぐに暖かく成ると、クリ○リス全体が、痒くてたまらなく成ります。
 その痒みがどんどんクリ○リスの奥に進み、スッと表面から痒さが消えて行くと、堪らなく気持ち良く成りました。
 それは、クリ○リス全体が熱くなり、クリ○リスの奥がジンジンするような気持ち良さです。
 私は余りの気持ち良さに、大きな声を上げ雌汁を溢れさせてしまいました。
 お姉様はそんな私を意地悪く見詰め
「これを毎日、4時間置きに今のように、クリ○リスに塗りなさい。良い、必ず塗るのよ」
 私に命令しました。

 私は薬を受け取ると、お姉様にコクリと頷き命令を承知しました。
 私は時計を見ると、今から8時間後、2回目のお薬の時間は、午前の授業中に成る事に気付きました。
 私はこれから毎日、授業中にクリ○リスを撫で回して、声を出さないようにしないといけ無く成りました。
 お姉様は私に
「後の処置は、もう少ししてからね」
 妖しく微笑み、頬にキスをしてくれると、眠るように命じて部屋を出て行きました。
 これが、お姉様が我が家の家政婦に成り、10日目の事です。
 私はその日から毎日、私はお姉様の玩具として遊んでもらい、身体を開発して頂く日々が始まりました。


−第4節,家政婦:由梨−

 私は旦那様のお許しを得て、葛西家で働かせて頂く事に成りました。
 旦那様は、若くして貿易会社を興し、独力で市場を切り開いて、確固たる地位をお築きに成った、ご立派なお方です。
 鼻筋の通った、とても精悍な顔立ちをされ、厳しげな視線の奥に穏和な光が滲み出るような、物腰の落ち着いた紳士で御座います。
 奥様は旧家のお出で、上品な佇まいと華やかな微笑みがとても魅力的な女性で、40歳と言うご年齢なのに、まだ若く美しいお肌をなさり、人当たりも良くお優しい方です。
 お坊ちゃんは、旦那様を若く溌剌とされた様なお方で、背が高く目鼻立ちのハッキリとした美青年で有り、東大の経営学部に通う秀才で御座います。
 お嬢様は、奥様に良く似ていらっしゃって美しく、少し甘えん坊な所は御座いますが、人に対して強い思いやりをお持ちで、お兄様と同じ学校を目指す才媛でも御座います。

 ご家族4人はとても仲がご宜しい様子で、いつも笑いが絶えない、明るいご家庭で御座います。
 私が見ていて強く感じるのは、ご家族の方がお示しに成る、旦那様に向ける信頼の感情です。
 奥様の見せる愛情、お坊ちゃんの向ける尊敬、お嬢様の抱く信頼、そして、それをこよなく愛し抱擁するような旦那様の眼差し。
 勿論、ご家族同士でもお互いが、お互いに向ける視線は信頼と愛情に満ちており、全てが、物語の中の[理想の家族]の様でした。

 そう、反吐が出る程の幸せな家庭。

 私はこの家族の報告書を読んで、思わず舌舐めずりをしたわ。
 厳格だけど愛情豊かな、貿易会社の敏腕社長であるターゲット。
 お嬢様育ちで世間知らずだけど、穏和で貞淑な妻。
 裕福な家に育った割りには、嫌みなくらい明るくて優しい、東大に通う息子。
 家族の愛情を一身に浴び、スクスクと素直に育った、兄と同じ大学に進もうとする娘。

 蓋を開けて覗いたら、報告書の通り。
 周りに認められる自信家で有能なワンマン経営者。
 おっとりした、幸せ呆けのセレブ妻。
 マザコンとシスコンの入った、親父を盲信するフニャチン野郎。
 苦労なんか、した事も聞いた事も無い、カマトト娘。

 ホント、絵に描いた様な幸せいっぱいの家庭。
 そんなドラマの設定みたいな家族を無茶苦茶にして、ターゲットを追い込めるなんて、考えただけでゾクゾクするわ。
 それだけで、逝っちゃいそう。

 そう今回の獲物はこの葛西 孝司(かさい こうじ)一家。
 私の役目は今回も、いつもの通り家族の中に入り込み、骨抜きにする事。
 それも今回は[どんな手段も問わない、一切自由にして構わない]って言う指示も出てるし、私張り切っちゃうわ。
 [骨抜き]所か、私の[玩具]にして上げるわね。
 上手に出来上がったら、ご主人様におねだりして、私のコレクションに入れちゃおっと。

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