狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡26

 その感触、その優しさ、その嬉しさは、言葉に言い表せません。
 私はウットリとお姉様の為すがままに成り、身体も心も全てを委ねました。
 そして、私はその時初めて[委ねる]と言う言葉の意味を体感したのです。
 お姉様の手が私の身体に触れ、私の肌を這い進むと、私の肌は帯電したように、ビリビリと震えお姉様の感触が、身体の奥底に響き、全身が蕩けそうに成ります。
 帯電した電気は、子宮の奥底に溜まり、ドンドン圧力を上げて行きます。
 それが、唇にキスをされ、舌を絡ませられると、急激に圧力が高まり、クリ○リスを擦り上げられて、一気に解き放たれました。
 全身を襲う痛みを受けた身体は、それを拭い去る快感に満たされ、私は立ったまま深い絶頂を迎えました。

 洗い場で、抱きすくめられ立ったまま、雌汁を垂れ流す私を鏡に映し
「どう? 今のお前は、この烙印の示すまんまの姿よ…」
 耳元に妖しく囁かれます。
 お姉様の言う通りです。
 鏡に映った私の姿は、興奮と快感で赤く身体を上気させ、いやらしく蕩けた視線で身体をくねらせています。
「そうです私は、処女のままなのに快楽を貪る、お姉様の浅ましい人形です…」
 私は、自然に声に出して、お姉様の囁きに答えていました。

 お姉様は満足そうに微笑むと、優しく湯船にお誘い下さって、愛撫を続けて下さいました。
 それどころか、お姉様はお風呂から上がっても、ズッと私を抱いて下さり、ベッドの上で何度も何度も絶頂を下さいました。
 その度私は、歓喜の涙を流し続けました。
 お姉様は私のグッタリとした身体を撫でながら
「晶子はもっと身体を開発して、心を解き放たなきゃ駄目ね…。まだまだ、私の玩具としては、役不足よ…」
 私に忠告して下さいました。
「お姉様、私を変えて下さい。お姉様の玩具に相応しいように、私は必ず変わります!」
 私は自分の心に誓った言葉をお姉様に伝え、更に自分の中で固い誓いにしました。

 お姉様は、ニッコリ微笑むと、私に様々な課題をお出しに成りました。
 お尻の穴とオシッコの穴に器具を付け、排泄を管理されながら、両方の穴を大きくする事。
 お薬をちゃんと時間通りに塗って、形良く大きなクリ○リスに育てる事。
 全身のストレッチをしながら、お薬を使って身体を柔らかくする事。
 お姉様の命令には、絶対服従して疑問を持たない事。
 お姉様の宿題は、これらを基本にその日によって、増え続けます。

 お姉様は宿題を出し終えますと、私の頭に黒髪のカツラを着けて下さいました。
「流石にその格好じゃ、学校に行けないでしょ。だから、良い物をあげる。このカツラは、10秒で頭にフィットするわ。それを超えると、特殊な薬剤を使わない限り外れない。引っ張ろうが水に濡れようが、頭皮から取れる事はないわ」
 そう仰りながら、カツラを引っ張って、見せて下さいました。
 お姉様の言う通り、そのカツラは私の頭皮にピッタリとくっつき、剥がれようとしませんでした。
 偽物の毛なのに、本物の髪の毛を引っ張られたように、痛みが走ります。

 お姉様は私の驚きに、悪戯っぽく笑うと、鋏を取り出してそのカツラを切り始めました。
 櫛とカット鋏を操るお姉様は、あっと言う間にカツラを切り揃え、私の元の髪の毛と同じスタイルに調整して下さいました。
 私が心底驚いていると
「どう? これで、誰が見ても晶子の頭がツルツルだって、解らないでしょ。部屋の外に出る時は、それを付けるのよ」
 お姉様は優しい声で、命令を下さいました。
 私は胸を嬉しさでいっぱいにしながら、お姉様の優しさに感謝しました。
 本当にお姉様の奴隷になれて、私は幸せです。

 お姉様にお仕置きをいただいた私は[この身体の全てはお姉様の物]と言う言葉の意味を深く理解しました。
 それと同時に、私の存在意義は[お姉様のご命令を確実に実行する事]だと言う事も知りました。
 お姉様の奴隷に自分から望んで成らせていただいたのに、私は何一つ[奴隷]と言う存在を理解していなかったのです。
 服従を誓って奴隷に成らせていただいたのは、ただの始まりで、私は本当の意味で、お姉様の[奴隷]には、成って居ない。
 いえ、これから成らせて貰えるんです。
 私はそれに気付いて、今迄の自分が情けなく成りました。

 私はそれ以来、宿題をこなしながら、お姉様の奴隷にどうすれば成れるかを、考えるように成りました。
 お姉様にお薬で変えて頂いた皮膚は、痛みを敏感に感じるようになり、その痛みを私は快感に感じるように成りました。
 初めは戸惑いましたが、その快感は強く私の子宮に響きます。
 この変化は私に、[お姉様の奴隷に一つ近づけた]と言う気持ちとなり、私を満たしてとても嬉しく思いました。
 お姉様が側に居て下さる時は、お姉様の一挙手一投足に神経を注ぎ、お姉様が側に居て下され無い時は、お姉様の声、表情の変化を思い出し、お姉様のお望みを理解しようとしました。
 その時間は、本当に心踊る時間です。
 私の起きて居る時間の全てを[お姉様の奴隷に成るため]に使いだすのに、そんなに日数は掛かりませんでした。

 私は、心の全てをお姉様で満たし、本当に幸せな気持ちに成れました。
 そして、心の全てをお姉様に向けると、お姉様のお望みに成る事が解るように成りました。
 お姉様に、学校での出来事を報告する時や、躾をいただく時の反応の仕方で、お姉様が微笑んで下さる時が有って、その時は[良い子ね]と頭を撫でて下さり、ご褒美に沢山気持ち良くして下さいます。
 その時も、私が恥ずかしいと感じる方法を取ると、お姉様は沢山笑い掛けて下さいます。

 そんなある日、お姉様が私に向かって
「そろそろ、これを使えそうね」
 乳首のピアスを指で弾きながら、仰いました。
 私が不思議そうにして居ると、お姉様はリモコンを取り出して、指先を走らせます。
 すると、途端に乳首のピアスが激しく振動し始めました。
「あう〜〜〜っ、ひん、きゃひ〜ん」
 正座していた私は、思わず両方のオッパイを両手で抱え込んで、うずくまってしまいました。

 まるで、乳首が取れてしまいそうな、振動だったからです。
「誰が、姿勢を崩せって言ったの…」
 お姉様の身を切るような、冷たい声が降り注いで来ました。
 私はその声を聞いて、反射的に身体を起こし、ガタガタと震えながら
「も、申し訳御座いませんでした!」
 必死の声で謝罪しました。
 お姉様の声が[悪い子を叱る]物に成って居たからです。

 この声を聞いて反応が遅れると、お仕置きがどんどん辛い物に成って行く事を、この時には完全に理解して居たからです。
 それこそ、1秒違うだけで、お姉様のお仕置きはレベルが跳ね上がります。
 その時は、たまたまお姉様のお許しを受け、痛みは与えられませんでしたが、辛い罰をいただきました。
 お姉様はピアスのチェーンに長めのチェーンを取り付けて、私にクリトリスに塗る薬を渡し
「足を開いて、塗りなさい。但し、許可を出すまで、逝っちゃ駄目よ」
 命令を下さいました。

 私は、大人の男性の人差し指程に大きく成った、自分のクリトリスに薬を塗り始めました。
 その頃の私のクリトリスは、触れるだけで雌汁が止まらなく成る程敏感に成って居て、お薬を塗るとその間に5回は絶頂を迎えてしまいます。
 私はそんな敏感なクリトリスに、お姉様に見られながらお薬を塗って、逝くのを我慢しなければ成りませんでした。
 その上、乳首のピアスの振動にも慣れ、乳首がとても気持ち良く成り、お姉様がチェーンを引っ張る度に、乳首が痛い程気持ち良くて、頭がおかしく成りそうでした。
 私は、お姉様の命令通り、感じた事の無い快感に身を曝しながら、必死で絶頂を我慢しました。
 私の目からは、ボロボロと涙がこぼれ、口からは涎が止まらず、正座した床には、雌汁が大きな水溜まりを作っています。
 お姉様は[無様ね]と笑いながら、私の乳首に刺激を与え続けて下さいました。

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