狂牙
MIN:作

■ 第2章 ゲーム36

「役立たずには、相応の使い道を教えてやろう」
 俺は優葉の背中にいつものように言葉を掛けると
「は、はい! 有り難う御座います、ご主人様!」
 優葉は不自由な口で、俺に感謝を告げる。
 優葉は感謝を告げながら、俺に頭を縫い止められたまま、着ている洋服を脱ぎ始めた。
 シースルーのブラウスをはぐり、タンクトップの両肩を外すと、ずり下げてスカートと一緒に脱ぎ捨て、剥ぎ取るように下着を外す。
 優葉が洋服を脱ぎ出すと、乙葉が俺に騎乗鞭を捧げ持ち、差し出した。
 受け取った鞭で優葉の尻を軽く叩くと、優葉が膝を伸ばし腰を逸らせながら、高々と尻を突き出す。
 俺はその持ち上がった尻に、容赦無く鞭の雨を降らせる。

 優葉は顔面を床に縫い付けられたまま
「有り難う御座います」
 鞭を受けるたびに、俺に感謝の言葉を告げ、尻を震わせた。
 優葉の尻は俺の振り抜く鞭で、皮膚が裂け血塗れに成っている。
 だが、その傷は一筋も真皮には達していない。
 俺はこの世界に入り、ほぼ半年であらゆる鞭の使い方を覚え、その傷の深さも調整出来るように成った。
 優秀な教師と、優秀な練習台の賜だ。
 鞭だけで無く、SMで使用されるあらゆる器具を適切に使いこなす事も、大体1年程で覚え、可成りマニアックな器具も使えるように成った。
 最低限の知識と技術は、俺の元に集まるマゾヒスト達には、無くては成らない物だからな。

 優葉の尻を血塗れにした後、俺は足を後頭部から降ろし、優葉の顔の前に置く。
 優葉は俺の足に舌を伸ばしながら、必死で舐め始めた。
 俺は乙葉から蝋燭を受け取ると、血塗れに成った優葉の尻に3本立てて、ソファーに身を預ける。
 優葉は尻を高く掲げたまま、両尻タブとアナルに立てた蝋燭が無くなるまで、俺の足をひたすら舐めた。
 熱蝋が尻の傷口に流れ込み、相当痛い筈だが、優葉はウットリとした表情で俺の足に舌を這わせる。
 俺はその様を普段なら、ブランデーを片手に見ているのだが、今日は只の氷水だった。
 乙葉が泣きそうな顔をするから、俺は最近アルコールを摂っていない。
 まあ、献身的な姉妹の言う事は、俺もそれなりに気を遣って聞いてやる事にしている。
 決して尻に敷かれている訳では無い。

 蝋燭が燃え尽きる頃には、優葉の足も限界を迎えプルプルと子鹿のように震え始める。
 俺は優葉の頭に手を伸ばし、髪の毛を鷲掴みにして立ち上がると、乙葉がクレーンを操作して優葉の真上に移動させた。
 優葉の手首にロープを掛けクレーンに吊すと、俺はかえしを削ったチヌ針の5号針を手に取り、優葉の乳房に通す。
 乳首のピアスを抱え込むように針を刺し、乳房の真皮を傷つけ無いように食い込ませると、優葉の顔が苦痛に歪む。
 5号針は2p程の大きさでテグスが付いており、その先にはそれぞれ300gの錘が付いているから、この反応は当然だろう。
 足を大きく開かせて、クリ○リスに1つ、大淫唇に3つずつぶら下げると、乙葉が俺に1本鞭を手渡した。
 長さ2mの編み鞭で、手にズシリと来る重さが有り、加減を間違えれば骨も砕いてしまう鞭だ。
 今の俺にとっては、手の延長みたいな物だが、優葉の玉の肌に使う時にはやはり気を遣う。

 俺は鞭を操り、優葉の身体に赤い縞模様を刻み込みながら、先端で錘を弾き優葉に絶叫を上げさせる。
 優葉は感謝を叫びながら、身体を激しく振り錘を暴れさせ、針が皮膚を切り裂いて行く。
 俺が20発程鞭を放つと、優葉の顔が涙と鼻水でグシャグシャに歪み、涎を垂れ流す。
 優葉の開いた股の中心からは、粘り気のある愛液が固まりで噴き出していた。
 俺はクレーンを操作して、優葉の腕が胸の高さに来るように調整すると、鞭を降ろして優葉の背後に回る。
 優葉の肩を押し前屈みにさせると、俺はそのまま優葉のオ○ンコを一気に貫き、優葉の腰を両手で激しく振った。
「あぎぃーあぎぃ〜〜〜っ! きもひいい…きもひいい〜〜〜っ…。こわして…、いじめて…、ばっしてください〜〜〜っ…。ごひゅじんはま…、もっと優葉をおしおきしてくだひゃい〜〜〜っ…優葉はわるい…ダメな…クズれふ〜〜〜っ…」
 優葉は涙を流しながら快感を訴え、自分を否定する。
 優葉の前屈みになった身体の下で、錘が左右に暴れカチャカチャと音を立て、優葉の白い肌に食い込んだ釣り針が、皮膚を千切らんばかりに引っ張られていた。

 優葉は俺の元に集まった奴隷達を教育し、精神のバランスをとる為、普段は乙葉と同じく女王様をしている。
 だが、そのサディストの面を、俺には絶対に見せようとしない。
 それどころか、俺の前では徹底的にハードマゾを貫き、苦痛に身をさらそうとする。
 しかし、俺の目は節穴じゃない。
 優葉はマゾヒストの面も有るが、それは決して今のようなハードマゾでは無い。
 どちらかと言えば、羞恥や快楽系に属するマゾヒストだった。
 そんな優葉が俺を相手にハードマゾに徹する理由は、ただ1つだ。
 自らも引きずり込まれた、2年前のゲームで優葉自らが俺の家族に行った事が原因だ。

 新藤の奸計に嵌められ、新藤の手下と供に俺の妻と妹を嬲り抜き、家畜に堕とした負い目が優葉にこれをさせている。
 俺は既に優葉を許している。
 だが、優葉の心はそれを由とせず、優しい扱いをすると苦しそうな表情で
「私には、こんな事をして頂ける権利は有りません」
 涙を流しながら、溢れる快感を押し殺した。
 俺は2年前手に入れた、妻達の陵辱されたデーターを全て消去し破棄したが、優葉がこっそりと隠し持ち、それを毎日見ては土下座して謝罪して居る事を俺は知っている。
 今の俺に、優葉を恨む気持ちは無い。
 いや、逆に人生をねじ曲げられた被害者として、同志だと思っている。
 優葉は一途で頑固、姉思いの優しい子だと、俺はこの2年で痛い程理解した。
 俺はそんな事を思いながら、傷だらけの優葉の背中を見下ろし、オ○ンコとアナルを交互に犯す。

 優葉は激痛の中で何度も絶頂を迎え、体力の限界を迎える。
 俺は優葉の子宮内に精液を吐き出し頭の方に回ると、白目を剥きかけた優葉の口にチ○ポをねじ込んだ。
 優葉は俺のチ○ポが口に入ると、喉を開き、奧まで呑み込みながら晃に改造された舌を伸ばし、俺のキン玉を包み込んで舐め上げる。
 優葉の舌は普段は普通に見えるが、大きく拡げると先端が団扇のように拡がり、長さは20p程に成る。
 舌の力も可成り有り、動きは繊細で、手のように細やかに動く。
 これも贖罪の1つで、優葉自らが望んで晃に改造させた物だ。
 俺は優葉を見下ろし、慈しむような気持ちで、イラマチオを始め優葉を満足させる。
 優葉は何度もえづきながら、美しい顔を涙と涎と鼻水で汚し、無様な表情を恍惚に染め、俺の為すがままに喉奥を犯させた。
 反吐が出るような、歪んだ愛情表現だ。

 優葉をクレーンから降ろし、血塗れに成った身体から、釣り針を外し縄を解く。
 優葉の身体に細胞活性剤を塗り、身体に出来た傷を消し、最後の痛みを与え[お仕置き]を終わらせる。
 乙葉に連れられバスルームに消えた優葉は、反応滓を洗い落とし、ずぶ濡れの身体で俺の前に平伏した。
「ご、ご主人様…。優葉は道具です…、玩具です…。どうか、奴隷の端でお仕えする事をお許し下さい…」
 優葉は、震える声で俺に懇願する。
「お前の反応は気に入った。これからも、気が向いたら遊んでやろう」
 俺は優葉の後頭部に足を乗せ、優葉に告げると優葉は何度も感謝を告げた。
 ひれ伏す優葉の髪の毛を掴み、引き起こして優葉の唇に、嬲るような口吻を与え
(良くやったな優葉…。ご苦労さん…)
 心の中で優葉にねぎらいの言葉を掛ける。
 優葉は、俺の為すがままに唇を陵辱させ、俺の流し込む唾液を恍惚の表情で嚥下した。

◆◆◆◆◆

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊