狂牙
MIN:作

■ 第3章 転換の兆し6

 数分上下させていた啓一の手がピタリと止まり、毬恵の頭を股間に押しつけると、啓一の身体がブルリと震える。
 毬恵の顔は半分白目をむき、涙と鼻水を垂らしてピクピクと痙攣している。
 啓一の尿道口から奔流のような精液が、毬恵の食道に注がれ、毬恵の胃袋を満たす。
 毬恵の腰がビクビクと痙攣し、オ○ンコから愛液が勢いよく噴射される。
 毬恵の座り込んだシーツは、小便を漏らしたようにグッショリと濡れ、啓一の乱暴な使用に感じていた事を物語っていた。
 全ての精液を毬恵に注ぎ込むと、啓一は毬恵の髪の毛を掴んだまま、左手を持ち上げベッドに膝立ちに成る。
 毬恵の身体は、啓一の手の動きにあわせ、ぶら下がるように膝立ちに成った。
 啓一がベッドから降りて完全に立ち上がると、驚いた事に毬恵の身体は、完全に宙に浮かんでいる。
 毬恵の体重は50sを少し超えているが、啓一は何の苦も無く左手一本でそれを支えていた。

 啓一は視線を部屋の隅に置いてある、ジムの餌籠に向けると、無造作に左手を振った。
 毬恵の身体はそのまま宙を浮き、2m程飛ぶとゴンと音を立て床に落ち、勢いのまま床を滑って壁にぶつかって止まる。
 激しく身体を打ち付けても、毬恵は悲鳴一つ上げず、直ぐに身体を起こしてジムの餌入れの取っ手を口に咥え、四つん這いで啓一の元に戻る。
 啓一はベッドに腰をかけて、毬恵の口から餌籠を受け取ると、餌の箱を取り出す。
 啓一が籠を取り上げた瞬間、毬恵はクルリと身体を回し、床に顔と乳房を押し付け、足を伸ばしてお尻を高々と上げる。
 毬恵が両手を尻タブに掛け左右に拡げると、毬恵の変わり果てたアナルが現れた。
 毬恵のアナルは、皺の数が異様に増え、どす黒く変色している。
 毬恵がアナルの力を抜くだけで、アナルが5cm程ポッカリと口を開く。

 啓一は毬恵のアナルに無造作に左手の5指を挿し込み、指を拡げる。
 毬恵のアナルは、その動きに何の抵抗も示さず、大きく拡がり15cm程迄口を開けた。
「くふぅ〜〜…はうぅ〜〜〜」
 毬恵は床に押し付けた顔を陶然とさせ、鼻に掛かった淫声を漏らす。
 毬恵に取っては、これほどの拡張も甘い快感に成っていた。
 その証拠に、毬恵のオ○ンコからは、ドクドクと愛液が溢れ、フローリングの床に滴(したた)っている。

 啓一は、そんな毬恵に何の興味も示さず、餌箱をアナルに近づけ、無造作に中身を毬恵の直腸に流し込む。
 固形タイプの犬の餌が、ザラザラと音を立てて毬恵の直腸を満たす。
 毬恵の直腸に犬の餌を入れ終えると、啓一は500mlの水のペットボトルの水を手に取り、キャップを外して毬恵のアナルに突きたてた。
 毬恵のアナルに、水のペットボトルが1/3程逆さまに入り、中身が見る見る減って行く。
「あくぅ〜〜〜ん…、ふぅ〜〜〜っ…、あん、あはぁ〜〜〜ん…」
 毬恵はウットリとした表情で、涎を垂らしながら、固形タイプの餌が水を吸い込み膨らみ始め、増え始める直腸の圧迫感を楽しんでいる。
 ゆらゆらと快感に揺れる毬恵のお尻を、啓一は無機質な視線で見つめていた。

 毬恵のアナルに刺さったペットボトルに水が無くなると、啓一はボトルを左手で掴み、右手に攪拌用のバイブを手にして、一息で交換した。
 ジュボッと湿った音を立てながら、長さ20cmのバイブが毬恵のアナルに収まり、毬恵のアナルがバイブを締め付ける。
 啓一がバイブのスイッチを入れると、毬恵のアナルに収められたバイブが旋回し、ドリルのように螺旋を描いて配置されたパールが攪拌を始めた。
 毬恵の直腸の中で、モーター音が鳴り響き、ヌチャヌチャと湿った音を奏で
「うくぅ〜〜〜ん、あん、はぁ〜ん、あくぅ〜〜〜っ、あん、んふぅ〜〜〜っ…」
 毬恵の鼻に掛かった喘ぎ声が、淫猥なハーモニーを紡ぐ。

 クネクネと揺れる艶やかで大きな毬恵のお尻を、啓一は無表情な視線で見つめている。
 甘い吐息を含んだ毬恵の淫声と、悩ましげに揺れる毬恵の美尻にも、啓一は一切反応していない。
 それは、毬恵を性の対象と見ていないからだった。
 いや、啓一は自分の母親の身体を、人のモノとすら見ていなかった。
 啓一の目に映っている、毬恵の蠱惑的な美尻は、ただの[物]でしか無い。
 啓一の全てを支配する由梨がそう決め、啓一に指示したからである。
 啓一には、目の前で裸身を晒す母親が、尿瓶程度にしか映らない。
 自分の排泄道具で、飼い犬のジムの餌皿以外、何物でも無かったのだ。
 有る意味啓一の反応は正しい。
 器物に欲情する者はいない。
 毬恵を使い、絶頂させたのも、全て由梨の命令によるもので、啓一の意思では無い。
 啓一は改造をされ、精液の製造量も常人を遥かに超えているため、精液の溜まりすぎを解消するのに、毬恵を使っているに過ぎなかった。

 啓一は毬恵の股間に特殊スプレーを吹きつけ、陰毛鬘を剥がすと、オ○ンコにバイブを押し込み、皮製の拘束帯を着けた。
 拘束帯の留め金を掛けると、毬恵は直ぐに身体を回転させ、前面を啓一に晒すと、膝立ちに成り乳房を両手で捧げ持って差し出す。
 啓一は毬恵の乳首から、イミテーション用のキャップを外すと、毬恵の乳首に金属棒を差し込んでゆく。
「あきゅぅ…、あん、はぁ〜〜〜ん…」
 毬恵は乳首の内側をゾリゾリと擦り上げる痛みに、ウットリとした表情で淫声を上げ、腰をくねらせる。
 啓一は両方の乳首に金属棒を差し込むと、毬恵の頭を掴み股間に押し付けた。
 毬恵は啓一の為すがまま、チ○ポを口に咥え喉奥を開く。
 そのまま、啓一は毬恵の喉奥に放尿を始める。
 勢い良く飛び出す啓一の小便を、毬恵は咽る事無く全て胃袋に収め、丁寧に舐め上げ残滓を啜った。

 全てを飲み切った毬恵は、啓一の前で平伏して
「啓一様。御聖水を頂き、有り難う御座いました」
 啓一に感謝を告げる。
 啓一は、毬恵の感謝を無視して立ち上がると着替えを始め、毬恵は床に這い蹲り、自分が垂れ流した愛液の舐め掃除を始めた。
 舐め掃除が終わると、毬恵は啓一に向かって正座し、額を床に押し付けて礼をする。
 啓一は無言で顎をしゃくると、毬恵は脱いだパジャマを身に着けて、一礼し部屋を出てゆく。
 毬恵は朝の行事が終わると、直ぐに台所に急ぐ。

 台所に着いた毬恵は、朝食の用意を手早く終わらせ、ソッと寝室に戻ってベッドに入り、孝司の鼻先に睡眠ガスを中和するスプレーを振りかけ、眠った振りを始める。
 孝司が起きた時、寝ぼけ眼で朝の挨拶をし、何事も無かった振りをするためだ。
 そして、何も知らない孝司は、催眠ガスで頭に軽い頭痛を覚えながら、アラームで目覚め、毬恵を起こす。
 これが、6時前の今の葛西家の日常。
 この後、2時間程[平穏な日常]を演じ、孝司を送り出すのだ。
 以前と違う所は、毬恵が孝司と食卓で食事をしなくなった事ぐらいである。
 だが、それは仕方が無かった。
 この時には、毬恵は人の食べる物は、一切口にしていない。
 食事は犬の餌と啓一か客の精液で、飲み物はジムか啓一の小便と決められていたからだ。

 そして、孝司が職場に出掛けると、奴隷達の[本当の日常]が始まる。
 孝司を見送ると洋服は全て脱ぎ、啓一はフロアーリングの上、毬恵は庭先のコンクリートに平伏して、由梨の指示を待つ。
 この時点で奴隷としての躾や、毬恵の基本的な拡張は大体終わっていた。
 毬恵達は身分の違いや、扱われ方等、基本的なものは完全に身に付いている。
 こうして葛西孝司の自殺計画は着々と進み、良顕は窮地に追い詰められてゆく。

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