哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ セクシーランジェリー登校5

「ちょっと待てよ、白川」
 柴田が、引き止めようとしてカバンを持った芽衣の腕を引っ張った。
「キャッ……」
 芽衣は、柴田に腕を引っ張られ、床に仰向けに倒れた。倒れた拍子に、芽衣のスカートが捲れる。スカートは、芽衣のお腹の上まで捲れ、下腹部まで丸見えになってしまった。そこには、最小の布に覆われた程よい肉つきの恥丘がある。シースルーの布は、芽衣の淡い翳りを透かして見せている。よく見ると、翳りの下の縦裂まで見えたかもしれない。
「ウオーー、すげえパンティー……。マン毛までスケスケだぜ」
「これ、頂き」
 シャッター音が響いた。柴田は、床に倒れた芽衣を、カメラに収めていく。
「いやーー、写さないで」
 芽衣は慌ててスカートを直したが、柴田と真由美によって数枚の写真を撮られてしまった。
「芽衣ちゃん、淫乱? そんなパンティー、わたし、履いたことなぁーい」
 真由美も笑いながら言う。
「ち、違うもん……。芽衣、淫乱なんかじゃないもん」
「マン毛、パンティーの横からはみ出してなかったか。現像するのが楽しみだな」
「スゲーパンティーだったよな。俺にもその写真、くれよな」
 柴田と藤原は、倒れている芽衣の股間に熱い視線を向けながら喋っている。芽衣は、慌ててスカートで隠したが、3人の目が股間に向けられている。
「見ないで……」
 それだけでも恥ずかしく、芽衣は、カバンでスカートの上から股間を隠し身体を横に向けた。恥ずかしさのあまり、身体を横に向けたのが間違いだった。そのとき、藤原が芽衣のスカートの後ろを捲った。Tバックのパンティーの芽衣のお尻が丸出しにされた。16歳のお尻は、よく引き締まって、雪のように白く滑らかだった。その相丘の谷間を、一本の紐が通っているだけだ。カメラのシャッターが、一斉に押された。
「うひょー、Tバックじゃん。けつ、丸見え……、パンティーなんか、履いてないのと一緒じゃん」
「きゃー、かわいいお尻。まんまるで、つるつる……」
 柴田も真由美も大喜びでシャッターを切った。
「やめて、写さないで……」
 芽衣は、藤原の手を振り払い、立ち上がり、ドアに向かって駆け出そうとした。すばやく、藤原がドアの前に立ちふさがった。
「まだ、話は終わってないぜ」
「そうよ。撮影の日程なんかも、話し合わなくちゃならないし……」
「わ、わたし、モデルなんかやらない」
 芽衣は、キッと真由美たちを睨みつけた。
「ちょっと、どいてよ。わたし、帰る……」
 同級生に、恥ずかしい下着姿を見られてしまった。恥ずかしくて、一刻も早く、写真部の部室から逃げ出したかった。立ち塞がる藤原を押しのけ、外へ出ようとした。藤原が、芽衣を後ろから羽交締めにした。
「話はまだだって言ってるだろ」
「放してよ。帰るんだから」
「あんなパンティー履いてんなら、ブラジャーはどんなの着けてんのかな?」
 そういって、芽衣の制服の裾を捲り上げた。制服が、脇のところまで捲り上げられ、膨らみかけた芽衣の相乳を覆うシースルーのブラジャーが剥き出しになる。
「キャーー、や、やめて……」
「やっぱり、スケスケブラジャーじゃん。乳首丸見え……、乳輪まで見えてるじゃん」
 芽衣は、藤原から逃れようと、顔を真っ赤にして身体を揺するが、大きな藤原にがっちりと羽交締めされては、到底逃れることは出来なかった。その間にも、芽衣の恥ずかしい写真を撮られてしまった。

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