哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ 二人だけの秘密3

 桂の手で、芽衣の制服が脱がされていく。ブラウスを脱がすと、そこには桂のプレゼントのブラジャーに包まれた相乳が現れた。胸を包むには頼りない小さな生地は、白い膨らみに埋まった乳首と、淡いピンク色をした小さめの乳輪が透けている。
「このランジェリー……、着てくれたんだね。嬉しいよ」
「……恥ずかしい……」
 このランジェリーの為に、クラスメートに恥ずかしい思いをした。しかし、兄が喜んでくれたことが、芽衣には嬉しかった。

 桂は、スカートに手を掛けた。芽衣は、恥ずかしそうに両手で顔を隠し、腕を胸の前に寄せ、膨らみを少しでも隠そうとした。大好きな兄とはいえ、まだ日が高いうちに裸を見られるのが恥ずかしかった。桂が脱がそうとするスカートがお尻に引っかかる。芽衣は、腰を浮かしてスカートを脱がすのを手助けした。スカートも脱がされた芽衣は、スケスケのランジェリーと白いソックスだけの姿でベッドの上に横たわっている。顔を隠しているが、それ以外は、すべてが見えているに等しい。ブラジャーからは、乳首も乳輪も透けて見えている。パンテーからは、淡い翳りはおろか、股間の盛り上がりに刻まれた縦裂も透けている。白いソックスを履いたままであることが、桂の欲情を余計に刺激した。すぐにでも、胸を揉み、怒張を突き立てたい衝動に駆られる。パンツの中で、桂の一物はこれ以上ないくらいに反り返っている。桂は、逸る気持ちを押さえ、ブラジャーとパンティーの紐を解いた。

 芽衣は、膝をきゅっと締め、太ももを擦り合わせ、少しでも見えないように努力している。その、恥ずかしがる姿がいじらしい。桂は、芽衣の腰の下に枕を差込み、芽衣の腰を浮かせた。そして、太ももに手を掛け45度ほど開き、その中に身体を入れた。目の前には、芽衣の薄い茂みに覆われた柔肌の膨らみがある。縦に走る亀裂が少し開き、中のサーモンピンクの肉肌を覗かせている。
「きれいなオマ○コだな、芽衣」
「いや、そんなこと言わないで、おにいちゃん……。そんなに見ないで……、恥ずかしいから……」
 芽衣は、両手で隠した顔を横に振った。桂は、顔を覆っている芽衣の手を掴み、万歳の形に押し上げ、芽衣の唇にキスをする。舌で唇の柔肉をなぞって味わい、その舌を首へ、鎖骨の窪みへと這わしていく。ついに舌が胸の膨らみに達する。桂は、芽衣の乳輪をなぞるように舌を這わし、乳首を転がした。
「ああん、そこ……、やめて。こそばゆい……」
「芽衣は、ここが感じるんだ」
 桂は、芽衣の左右の乳首を舌で転がしながら、手を芽衣の股間に忍ばした。指が太ももの付け根から、そして、茂みの上を弄る。芽衣のさらさらとした繊毛を楽しんだ後、縦列をなぞった。
「は……、はやくして……」
「だめだよ。もう少し濡らさないと痛いぞ。濡れてないと入らないんだぞ」
「う、うん……。分かった……」
 桂の指が、花唇に埋もれていたクリ○リスを見つけ、そっと撫でる。
「あ……ああンん……」
 芽衣の身体が小刻みに震える。
「ここも感じるんだ」
「いやん……、いじわる……。おにいちゃんなんか……きらい……」
「じゃあ、やめるぞ。いいのか? 芽衣……」
「だめ……、やめないで……。もう、決心してるんだから……」
 桂は、芽衣の胸を揉みながら、乳首を唇に含む。指は芽衣のクリ○リスを刺激し続けた。芽衣の身体が変化しだした。桂の愛撫に合わせ、腰を小さく揺らしだした。
「ウ、ウンンン……ウ、ウンンンン」
 喉の奥でかみ殺した声が漏れ出している。桂は、舌を乳首から膨らみの裾野へ、縦長の臍の窪みへと這わしていく。白い肌が、桂の唾液でヌルヌルに輝いている。
「芽衣、こんなに濡れてるよ」
 桂は、肉の割れ目を這わしていた指を芽衣に見せた。
「いや、恥ずかしい……、見せないで」
「一昨日も、昨日も、指で弄ってたんだろ? オマ○コ。……濡らしてたんだろ?」
「そ、そんなことしない。芽衣……、してない……」
「ほんとのことを言えよ。でなきゃ、こんなにすぐ濡れないぞ」
 桂と両親の部屋を覗いた日から、毎晩パンティーを濡らしてしまったことを、桂に見抜かれている。そのことが、芽衣の恥辱を高めた。芽衣は、小さくコクリと首を縦に振った。芽衣の股間に眼をやると、秘唇が淫蜜で光りだしる。愛液は、花弁から溢れ、大陰唇から、会陰部へ伝い、結合の時を待っている。もう十分に濡れていた。

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