哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ 二人だけの秘密5

 恥ずかしがる芽衣に、桂は、エプロンだけは着用することを許した。エプロンだけを裸に纏った芽衣は、キッチンで夕食を作っている。桂は、テーブルに着き缶ビールを飲んでいる。
「おにいちゃん、ビールなんか飲んで大丈夫? おかあさんに知れたら怒られるわよ」
「大丈夫さ。かあさんが帰ってくるまでには酔いも醒めるさ」
 そう言いながら、桂は、キッチンを動き回る芽衣のお尻を眺めている。引き締まった、それでいて理想的な丸みの相尻が、目の前でクリクリと動いている。後ろから兄に見られている。芽衣は、そのことが気になって、たびたび振り返る。そのたび、エプロンの隙間からは、相乳の膨らみが覗ける。エプロンの布地に擦られる乳首は、刺激を受け、飛出していた。
「そんなに見つめないで……、おにいちゃん。恥ずかしいから……」
「芽衣の裸が美しいからだよ。ほんとに綺麗だよ」
「でも……、恥ずかしい……」
 芽衣は、頬を染めうつむく。肩を窄めて恥ずかしがった。小さな背中の白い肌が美しい。桂の一物は、テーブルの下で、すでに反り返り、先端に透明な先走り汁を滲ませていた。

 桂は、夕食を作る芽衣の後ろに立ち、お尻りを撫でた。
「いやっ、おにいちゃん……」
「芽衣、分かるだろ……。こんなになってる」
 桂は、そう言って、後ろから芽衣を抱きしめた。下半身で反り返っている怒張が、芽衣のお尻に押し当てられる。それは、すでに、熱く硬くなっている。
(熱い……、おにいちゃんのオチンチン……。私の裸を見て、こんなになってるの?)
 桂の手が、エプロンの横の隙間から芽衣の胸へ差し込まれる。胸を擦りながら、乳首に達する。
「乳首、こんなに飛出してる。感じてるんだろ?」
「そんなこと……、ない……」
「裸を見られて、感じてるんじゃないのか?」
「ちがうよ。そんなことない」
 桂が、芽衣の股間に指を忍ばした。
「いや、だっ、だめ……」
 そこはすでに湿っている。芽衣自身、それを知っている。さっきから身体が熱を持っていた。その熱の中心が、自分の股間の奥にあることは、芽衣自身が一番分かっていた。桂の指が縦裂の中を、芽衣の愛蜜をすくい取るようになぞる。桂は、その指を芽衣に見せた。
「ほら、もう、こんなに濡れている」
「いや、おにいちゃんのせいなんだから……」
 桂は、その指をペロリと舐める。
「だめ、そんなこと……。舐めないで、汚い……」
「汚くなんてないさ。芽衣の身体から出たものだもの。おいしいよ、芽衣の蜜……」
 桂は、指全体を口の中に入れ、指についた愛液を残さず吸い取った。

 桂は、芽衣のお尻の割れ目の怒張を擦り付けながら愛撫を続ける。片手は、エプロンの隙間から胸を揉み、もう一方の手では、股間の茂みを擦り、縦裂に指を忍ばせる。
「ほら、こんなに熱いよ、芽衣のオマ○コ。乳首もこんなにしこってる。見られて興奮してんだろ?」
「そ、そんなことない……。おにいちゃんが、こんなことするから……」
 芽衣は、夕食の仕度どころではなくなっている。太ももを擦り合わせ、桂の指の侵入を防ごうとするが、かえって桂の指を締め付けるかたちになる。太ももを捩るたび、相尻が桂の怒張を挟むように刺激した。桂の指が膣の中に忍び込んでくる。グチュッと音をたて愛液が溢れて、太ももを伝った。

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