哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ 湧き上がる淫欲4

 芽衣の視線が柴田と藤原の股間に向けられているのに気付いた川田は、芽衣の乳頭をコリコリと指で転がしながら言う。
「イきたいんでしょ? 淫乱の芽以ちゃん」
 芽衣の我慢は、すでに限界を超えていた。ただ、兄以外の男とのセックスはしたくないという気持ちだけで耐えていたのだ。しかし、催淫クリームの効き目は、川田と岡本の愛撫と相まって、それさえも奪い去ってしまった。俯いたまま、太股をもじもじ擦り合わせながら芽衣は口を開いた。
「はっ、はい……、イ……きたいです……」
「じゃあ、二人にお願いするのよ」
 芽衣の虚ろな瞳が宙を泳いでいる。
(ああ、お兄ちゃん……わたし……だめ……ダメな娘になっちゃう……、ど、どうしたらいいの?)
 川田が、芽衣の乳首を強く摘む。
「うっ、ううっ……」
 そして、小さな声で呟くように言った。
「は、はい、……イかせて……ください」
「それじゃあ、解らないでしょ。どうして欲しいのか、はっきり言いなさい」
「柴田君、入れて……。イかせて……」
 芽衣は、俯いたまま頬を真っ赤に染めながら言う。恥辱と戦いながら発せられる声が震えている。
「奴隷のくせに、君付けはないんじゃない? 柴田様でしょ? もっとはっきり言わなきゃ判らないわ!」
「ううっ、ううう……はい。……し、柴田様、芽衣の……、あっ、あそこに……柴田様……入れてください。ううう……」
「あそこじゃないでしょ! どこに何を入れるのかはっきり言いなさい!」
 川田が強い口調で命令する。
(ああ……、わたし、奴隷なんだわ……、ど・れ・い……なんだ……)
 芽衣は、柴田に切ない瞳を向ける。羞恥心と戦いながら、言葉を噛みながら弱々しい声で言った。
「うっ、ああ……は、はい。柴田様、芽衣の……、オッ、オ……マ○コに……柴田様のオチ○ポを入れてください。イ……かせてください。ううう……」

 やっと芽衣を犯れる。それも、憧れの芽衣ちゃんからお願いされている。柴田、小躍りしたいほどの喜びを隠し、平静を装った。柴田の横で、藤原の顔も綻んでいる。羞恥で顔を床にうつ伏せ、肩をガタガタ震わせている芽衣に、柴田は、冷たく言い放った。
「いつまで転がってるんだ。そのままじゃ、チ○ポ入れてやれないな。尻を上げろよ」
「ううっ、な、はい……」
 芽衣は、後ろ手に縛られた不自由な裸体をくねらせ、お尻を上げていく。顔を床に付け、身体を支えながらお尻をクネクネとくねらせながら、ゆっくりと上げていく。恥かしさと淫らな欲望が葛藤しているような腰の動きに、柴田は怒張を熱くする。芽衣は、床に擦り付けるように身体を支えている顔を真っ赤に染めた。唇をギュット噛み締め、お尻を高く掲げた。

「ケツの穴まで丸見えだぞ。芽衣」
 柴田は、言葉で芽衣の羞恥心を煽る。
「うう、うっ、惨めだわ……、ううう……」
 芽衣は、少しでも見えないようにとお尻に力を入れるが、掲げたお尻では隠すことなど無理だった。芽衣のピンクの菊座がヒクヒクと蠢くだけだった。
「脚、開けよ。そんなに太股閉めてたら、オマ○コできないだろ」
 振り返ると、ズボンとパンツを脱いだ柴田の股間に、黒々とした茂みから赤黒い怒張が天井を向いて生えている。
(お兄ちゃん、ごめんなさい。でも、芽衣、このままじゃおかしくなっちゃう……このままじゃあ……)
「……は、はい……」
 芽衣は、ゆっくりと脚を開いていった。股の角度が45度ほど開かれた時、閉じ合わされていた亀裂が開いた。真っ赤に充血した柔肉が覗く。その先で、淡くピンクに輝くクリ〇リスも、皮を捲り飛び出している。ツーッと、愛液が床へ滴り落ちた。

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