緑色の復讐
百合ひろし:作

■ 第四話2

「ん……うぐぐっ……んっ、んっ───」
グループのメンバーが代わる代わる和歌子の股間を触ると和歌子は苦しそうに声を上げた。そして流石にこの様な体勢で股間をいじられる事には激しい恥辱を感じ、顔面により体重が掛るのを承知で、右手で股間をガードした。
「手が邪魔ね」
小夜子はそう呟き、真由羅に指示して右手を押さえさせた。
「んーっ!んぐっ、んぐっ!」
更に股間をいじられると和歌子は足をガクガクさせて声を大きく上げた。そして見てみるとクロッチには染みが見え始めた。
「嫌がってる割には満更でも無いみたいね」
と言い、更に激しく攻める様に言った。そして右手を押さえてる真由羅に対して和歌子の背中を指差し、
「折角気持ち良いんだから、乳首も攻めて差し上げなさい───」
と指示をした。真由羅は言われた通りに、和歌子のブラジャーのホックを外した。そして押さえている右腕からストラップを抜き、反対側に回って枕を掴んでいる左腕を持ち上げ左側も抜いた。そしてブラジャーを制服の所に持って行こうとすると止めた。
そしてベッドから降り、
「まだ逆らおうとするなんてお仕置きが必要ね、貴方は罪人よ───。罪人は縛る!」
と言った。この間もずっと股間は攻められていたのでさっきよりパンティは濡れていた。副リーダーはクロッチを少しだけずらして中指を入れ、薬指でクリトリスを刺激したりしていた。
「んぐっ、んぐっ、んーっっっ!!」
股間から来る快感と顔や首に体重が掛る痛み───そして究極の恥辱が来た。小夜子が和歌子の両腕を後ろ手に固めてさらに、真由羅によって外されたブラジャーを使って縛られてしまったからだった。
「真由羅。中村さんは両腕塞がってしまったわ。顔が潰れたら可哀想だから、支えてあげなさい」
小夜子が指示すると真由羅は、
「はい……」
と相変わらず生気の無い返事してベッドの上に上がり、和歌子の腰を抱え、顔に体重が掛るのを少しだが減らしてやった。
「んぐっ!んぐっ!んーんー」
膣やクリトリスだけでなく、がら空きになった乳首も攻められ、和歌子は顔面と首の痛みと恥辱と快感に声を上げ続けた。そして足が崩れて膝を付きそうになると真由羅が持ち上げ、更に二人が和歌子の足、特に膝を押さえて崩れる事を許さなかった。
和歌子はドロドロと愛液を長し、パンティのクロッチだけでなく、フロントまでも濡らしベッドに滴り落ちる程だった。更に一部は足を伝って太股の内側を濡らし膝まで達した。
「フフッ、可愛いわね」
小夜子は呟いた。和歌子は枕に顔面処か頬まで埋めて、というより自重で埋まっていると言った方がいいかも知れない───顔は痛みと恥ずかしさで耳まで赤くなってた。枕の中からは激しいが籠っているあえぎ声が聞こえて来ていてそれが小夜子を喜ばせた。そしてツインテールの髪が左右にだらしなく投げ出されていた。小夜子はその髪を手に取った。
「気持ち良いでしょう……?」
小夜子は耳元で囁いた。しかし和歌子にはそれが聞こえていなかった。足をガクガクさせ、腰を振りながらより一層激しくあえいだ。小夜子は和歌子の乳首やクリトリス、膣を攻めているメンバーを止めた。
「フーッ、フーッ」
枕の中から声が止み激しい呼吸音だけが聞こえて来るようになってから小夜子はもう一度同じ質問をした。
「気持ち良いでしょう……?」
暫く和歌子は何も言えなかった。真由羅が支えているとはいえ、兎に角顔が埋まる程体重が掛っているので呼吸は苦しいし、顔と首はメチャクチャに痛い───。
「ひ……ひもいいい……はやふ……ひかへて……(き、きもちいい、はやく、イカせて)」
しかしそれでも気持ちよかった。顔と足の三点で体を支えるなんて有り得ない体勢でひたすら愛撫され続ける事に対する快感が全てに勝っていたのと、後は気持ち良い事は事実だが苦しいし痛いので早くこの状況から早く脱したい気持ちもあり、イキたくなっていた。
「望み通りにしてあげるわ。でも、姿勢が悪くなって来てるわね」
小夜子は手で和歌子の体をなぞりながら、背中は真っ直ぐか、両足はきちんて広げて尻は上がっているか、つまり和歌子の体が三角錐のテントの骨組みのようになってるかをチェックした───。右足が前に出すぎて膝が曲がり、左足が逆に膝は伸びてるものの後ろに下がっていて体が傾きかけていたので、
「これじゃ、倒壊するわね」
と言って和歌子の足の位置を右、左と直した。それからブラジャーで後ろ手に縛ってるがそれが緩んで居ないかチェックし、
「はい、建築基準法合格よ。素晴らしいわ。地震も台風も何時でも来い───ね」
と言って和歌子の腰を二度軽く叩いた。グループのメンバーからは大爆笑が起こった。それから元の位置に戻り、
「イカせなさい」
と指示した。それを聞いてメンバー三人が激しい攻めを再開した。真由羅が和歌子の右側から腰を抱える様に支えているので一人が左の乳首、一人がパンティを少しずらして太股の方から膣を、そしてもう一人が腹の方からパンティの中に手を入れてクリトリスを刺激をした。違うところから手を入れられる事で和歌子の羞恥心が刺激されより快感へと変わっていった───。
その最低でありながら最高な時間も終わりが来た。声が途切れ体を激しく痙攣させると、その痙攣に驚き、左足を支えていたメンバーが思わず離してしまうと滑らせて崩れた。真由羅もずっと支え続けていたので腕が棒の様になってしまっていて、持ち堪えられなかった。
右足は何とかもう一人のメンバーが支えていたので和歌子の体は傾いた状態でビクビクと痙攣しながら大量の愛液を垂れ流しベッドに滴らしそして両足を更に伝った。
「倒壊してしまったわ、でもそれもイヤらしいわね」
と言って痙攣している和歌子を楽しんだ。そして痙攣がおさまるのを確認すると真由羅に例のマッチ箱を渡し、真由羅は何も言わずに受け取った。それから、
「じゃ、中村さんは仰向けになって良いわ。お疲れ様」
と言ってグループのメンバーに指示して和歌子を仰向けにさせた。和歌子は顔を真っ赤にさせたまま、今まで枕を通してやっとの思いで呼吸していたのが、急に大量に入ってきた空気にむせて咳き込んだ。小夜子はそれを見ながら、
「真由羅、仕上げやりなさい」
と和歌子の下腹を指差して命令し真由羅はそれに従い、和歌子の体に馬乗りになって下腹───丁度臍とパンティの上部の間位の位置───にマッチの頭を三個置いた。和歌子は真由羅がマッチ箱を持ってた事で何をやられるのか分かってしまったので何とか逃れようと暴れたが腕は縛られたままであったのと、足を四人がかりで押さえられたので動けなくなった。それでも大声を出して抵抗したので、小夜子は、
「まだそんな体力あったの。流石柔道部───」
と言って、和歌子が疲れ果てるまで待った。そしてその時は直ぐに来た。和歌子はグッタリして顎が上がり、ヒーヒー言ってるだけになってしまい、もう全てを諦めてしまっていた。和歌子がおとなしくなったのを見て小夜子は、
「真由羅!」
と命令した。真由羅は脇に落ちたマッチの頭を拾い先程と同じ所に置き、一本マッチを取り出して擦った───。

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