三十路の性宴
一二三:作

■ 第一章 麦秋のホタル13

13、サガの虜。

 セントラルコーポN棟1206号室にフーコが引っ越して来ました、親子二人が暮らす最低限の身の回り品と台所用品を運び込み、引っ越し作業は終わりました。
 今迄のフーコの家庭は、150坪の宅地の築後80年60坪の古い住宅と納屋、其処に両親と兄夫婦とフーコ親子の6人暮らしでした、兄夫婦には子供が無く、此の家系を継ぐのは最終的にフーコの子供愛子が継ぐのです、兄夫婦に子供が無いのは兄に子種が無いからです、子供の頃患った熱病が原因との事でした。
 だから両親は孫の愛子を手放したく無く、フーコが別居するなら愛子を置いて行けと言って、中々許して貰えなかった様です、愛子が自由に両家を行き来すると云う条件で、学校は其の侭でと云う事で許しが出た様です。
 引っ越しを手伝っていた両親と兄夫婦が帰ったのは夜暗く成って居ました、今夜は久し振りの親子水入らずです、何時もおバーチャンと一緒に這入って居たお風呂も、今日からはおカーサンと一緒です。
振り返ってみると此処最近愛子とお風呂に這入った事が有りません、フーコの頭の中に嫌な予感が湧いて来ました、愛子に陰毛が無い事を知られたら如何しよう、色々考えましたが名案は浮かんで来ません、遂に心を決めました、聞かれたら要らないから剃ったのよと言う事にしました。
そう成らない様に為るべく両親の家に居るよう仕向ける事にしました、幸い愛子も友達の関係上其れを望んでいます、折角持って来た学用品ですが、明日は早速実家に持ち帰えらせる事にしました。
今のフーコの頭の中には、自分一人が性の快感にどっぷり浸かる事しかない様です、其の為に可愛い子供を犠牲にしようとして居ます、フーコは其れが愛子の幸せなのだと一人納得して居ます。
引っ越しでクタクタに成って、親子で熟睡した日曜日の朝、愛子にアパートの鍵と携帯電話、学用品を持たせて実家に送り届けました。両親と兄夫婦に昨日の御礼と、愛子の事を宜しくお願いして帰りました。
フーコはセントラルパークの所定の場所に車を置き、自室には帰らず土居の部屋に直行しました。土居の部屋に這入る時、カードを持った特定の者は、声を掛けずに這入る事に成って居ます。
フーコが中に這入りリビングの扉をノックしましたが応答が有りません、扉を開けてお早う御座いますと挨拶しましたが誰も居ません、奥の寝室に行きノックしますと中から淑子が如何にも気だるそうな声で、
「はい、どなたですかぁ、お這入りなさいませ」
「フーコです、お邪魔します」
 フーコは其処に着ている物を皆脱ぎ捨て、全裸に成りドアーを開けて床に正座し、三つ指を突いて、
「お早う御座います御主人様、昨日は有難う御座いました、お蔭様で無事引っ越しが終わりました、遅く成りました事をお詫び致します」

「おお、済んだか、そりゃー良かった、此れで身も心も俺に任せる覚悟が出来たか、其れじゃー早速此処に来て咥えろ」
 御主人様のお珍棒様は今淑子との交わりが終わった処で、フニャフニャの竿には精液とマン汁がベッタリこびり付いて居ます、其れをフーコは両手で恭しく持ち上げ、口に含みました。フーコの口の中には生温かい聖水が口一杯に広がります、1滴も零す事無く飲乾し、竿を綺麗に舌で始末して、
「ご馳走様でした、有難う御座いました、御主人様」
「宜しい、其処に立ったまま大股開きに成って、クリの皮剥いで豆がどの位に成ったか見せろ」
「はい、御主人様」
 引っ越し中は特別に外して戴いて、何も付いて居ないクリトリスを剥き出しにして検査されます、吸引器を付けて居る時は人差し指位に成っているクリトリスが、今は包皮に隠れて剥き出さなければ見えません、右手で包皮を剥き上げ、大豆粒位のクリトリスが顔を出しました。
「大分大きく成ったな、こう遣って触ると如何だ、前より気持ち良いか」
「アハァー、気持ち良いですぅー、アハァー」
「もっと大きくしたいか」
「アハ、御主人様、お願しますぅ」
「淑子、此のオ○コに吸引器着けて、ベニバンで此奴のアナル掘って遣ってくれ、30mmで好い」
 淑子がフーコのクリトリスに吸引器を付けベッドに手を突かせて、自分の股間に双頭のベニバンを挿着してフーコのアナルに挿入します、其の後ろから土居が淑子の尻に鞭打ちです。
「アアー、アハー。」
ばら鞭が、バシッ、
「アイィー、タハッ、タハハァー、」
「イイワァーアハァ、アハ、アハ、イイワァ」
 バラ鞭の派手な音と二人の嬌声で、日曜日の朝から土居の部屋は異様な雰囲気です、淑子の尻が真っ赤に染まった頃、二人は逝き過ぎで倒れ込みました。ついこの間肛門の良さが解ったばかりのフーコが、肛門だけで逝くように成りました。
 昨夜から淑子を責めたであろう数々の責具が、淫汁に塗れたままサイドテーブルの上に放置されて居ます、鏡のように光って居る筈の金属製責め具の表面は、淫汁が乾燥してみな薄く曇って居て、昨夜の調教の凄さが思いやられます。
「御主人様、お食事は如何ですか」
「そう云えば朝飯食ってないなぁ、道理で腹減った、ヨシ、飯食いに行こう、其処の器具洗浄して滅菌器に入れてセットしろ、終わったら直ぐ出かけるぞ」
「ハイ、御主人様」
 淑子とフーコが、昨夜淑子を虐めた奮闘残骸を処理します、100本を超える大小さまざまな注射針やカテーテル、フーコには使い方の分らない大小長短サイズの違う金属棒、いろんな材質や形のバイブレーター等仕分しながら、
「淑子さん、此れ何処にどうやって使うのですか」
 フーコが金属棒を洗いながら尋ねます、
「其れね、オシッコの穴や子宮の穴を拡げるのに使うんです、最初は痛いけど気持ち良いわよ」
「昨夜こんなに沢山の針、何処に刺したのですか」
「昨夜はオッパイとオマ○コだったわ」
「痛いでしょうね」
「最初は痛いだけだったけど今は針が、ズー、ズー、ズー、と這入っていく感触が堪らないの、乳首やクリトリスに刺して嬲られると気持ち良いわぁ」
「聞いただけで寒疣が出る位怖いわぁ、私にも出来るかしら、御主人様は其れを悦ばれるのですか」
「御主人様は私達が痛がって、其の後気持ち好く成るのを望まれるのよ、だから痛さが強くて快感が大きなのを悦ばれるわ」
廃棄処分する物は医療廃棄物函に、高温滅菌が出来ない物は綺麗に洗って消毒函に、高圧滅菌する物は洗浄して高圧滅菌器に入れスイッチをセットし、
「終わりました、御主人様」
 二人は、薄いブラウスと超ミニのスカートだけを着るように言われ、土居に促されて食事に出かけました。

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