三十路の性宴
一二三:作

■ 第一章 麦秋のホタル20

20、黒い指輪。

 フーコ達は、5時半に【ザ・鹿鳴館】に到着し、1階フロントで簡単な手続きを済ませてフーコは全裸にされ、革製の首輪、手枷、足枷を嵌められ、エスコート役の男性にリードチエンを曳かれて、4階会長室に案内されました、土居と淑子は其のまま5階のホールに上がった様です。
 会長室の真ん中に透明アクリル製の大きな丸テーブルが有り、其の上に若い背いの高い女が立って居ます、其のテーブルを囲むように8脚の椅子が置かれ男性5人、女性3人が着席して居ます。
 フーコをエスコートして来た男性がフーコのファィルを、正面の恰幅に良い男性に渡し其の侭フーコのリードを外しテーブルに上げました。此の男性が司会をする様です。
「如何もお待たせしました、新入奴隷会員が揃いましたので是より審査を始めます、お渡ししたファイルの通り先に入室した背の高い方は、本名相原和子、19歳、大学中退、T170.B85、W68、H86、59Kg、結婚歴なし、堕胎経験有り、クリ肥大吸引中、現在飼主、H建設広岡社長、勤務、スナックR、膣径40mm、肛門径30mm、尿道子宮不明、飲精飲尿可、デイブ不可、国家資格普通自動車1種、賞罰なし。
 此方の背の低い方は本名井上房子、通称フーコ、33歳、高校卒、T158.B88、W65、H88、49Kg、結婚歴×1、子供1人有り、堕胎経験なし、クリ肥大吸引中、現在飼主、正会員土居氏、勤務、南海興業、膣径60mm、肛門径35mm、尿道8mm、子宮不明、飲精飲尿可、デイブ不可、国家資格普通自動車1種、賞罰なし。
以上が申告結果です、是より皆様手に取って御審査願います、尚、新入奴隷に紹介しておきます、正面が会長大野様。其の隣が副会長高山様。続いて役員の阿部様。高野様。田中様。続いて女性役員の智香、悦子、佳美、です。其れではお願いします」
役員全員が立ち上がり、乳房を持ち上げ、肌目を確かめ、股間の濡れを検査され、乳房、腰、内股、恥丘、を指で突き性感度を確かめ審査が終わりました。
「其れでは発表致します、二人とも合格です、其処で之より奴隷誓約書に署名捺印をして下さい。捺印はクリトリス先端を少し切りクリ形を自分の血で捺印して貰います。
 二人をテーブルの上に仰向けに寝かせ、副会長がメスを持って立ち上がり、和子のクリトリスを剥き出し、メスを少し走らせます、
「イタイィー」
 小さなクリトリスの先端から血が滲み素早く奴隷誓約書の署名の横に押し当てます、クリトリスと包皮の形が押印されました。
 続いてフーコの番です、吸引で鶉豆位に成ったクリトリスが?き出され、先端を切られます。
「アウッ」
 フーコは血が少し多く出たので暫らく拭き取り、やっと押印が終わり、滞りなく審査終了です。
フーコが起き上がると悦子が駆け寄って来ました、役員と云えども女はみんな裸です。
「房子さん、とうとう此処に来たのね、恐れる事無いのよ、御主人様の言付けを忠実に守って居れば、とても幸せにして貰えるわ、此処に来た以上は早く私の様に成る事ね、貴方なら成れるわよ」
「キャップ、宜しくお願いします、何も分らない者ですから」
「此処ではキャップは不可ないわ、悦子で好いの、女同志はさん付けも不可ないのよ、言葉使いには気を付けなさい、女は皆奴隷ですからね」
 其れでは6時に成りましたので5階のホールに移動して下さい。和子とフーコはリードが着けられ、エスコートの男性に曳かれて5階に上がりました、ホールでは60席の客席は満員です。

 二人は正面舞台真ん中に曳き出され、先程会長室で紹介された内容を披露され、合わせて奴隷誓約書に署名捺印して、無事皆様の仲間に這入れた事の報告が有り、此れから此処に居る全員から祝福の印を戴くのです、二人は正面舞台からリードを曳かれて降ろされ、舞台下の置かれた2台の処置台に、一人ずつ仰向けに寝かされました。
台の脇には刺青用具が揃えられ、此れから奴隷番号の授与式です、女性役員の、智香、悦子、佳美、が役員室では着けて居なかった奴隷装束を着けて、此の儀式の介添え役です、役員奴隷装束の首輪は、普通の奴隷用より幅が広く、周りに高さ3cmの円錐形の尖った鋲が着いて居ます、手枷、足枷、も少し幅が広い様です。
 役員奴隷は、ニップルピアス、臍ピアス、クリトリスピアス、を金のチエンで繋がれ、両ラビアピアスには25mmΦの金属球が吊られ、歩く度に、カチ、カチ、音がします。
 フーコ達二人の左乳房下側に、其々が刺青される番号を切りぬいたシールが貼られ、両手は台の横に付いているフックに留められ、両足は大股開きにされ台の両側に垂らし、両足首の環を台の下で紐で繋がれました。
大きく開かれた股間には、先程捺印の為切られたクリトリスの赤い一筋が、クリ包皮から痛々しく覗いて居ます、膣と肛門にクスコが挿入され、限界まで開かれ、フーコの尿道には8mmブジーが挿入され、準備完了です。
和子が1−8074。フーコが1−8075です、此れから此の切り抜かれた数字の所に、墨の付いた針を参加者全員が1本ずつ刺して行くにです、
「其れではお待たせしました、準備が整いましたので新入奴隷会員番号の授与式を行います、今日此の時から皆様の奴隷と成る身体です、隅々まで御賢察の上、印をつけて頂きます、其れでは先ず会長からどうぞ」
 会長が処置台の横に立ち、智香から懐中電灯を受け取り大きく開かれた穴の中を照らし、金属棒で子宮口を嬲り、Gスポットを金属棒で叩き性感度や感触を調べ、直腸壁の色や感触を確かめ、佳美から墨の着いた針を受け取り、和子の1の所に刺しました。
続いてフーコの番です、和子と同じ様に穴の中を調べられ、尿道ブジーを抜き差し、グルグル回されマン汁の溜まり具合を看られ、悦子から墨をたっぷり含んだ針を受け取り、フーコの1に刺しました。
副会長、役員に続き会員全員が思い思いに調べます、乳房や乳首を揉んで感触を確かめ、クリトリス包皮を引っ張って切る形を囁き、60人に嬲られ60本の針が刺されました。全員が針を刺し終わって本職の彫り師が二人現れ、刺されていた針を抜き、此れから仕上げの本彫りです。
電気針でジー、ジー、チク、チク、1文字彫る毎に墨を摺り込まれ、歯を食い縛って堪える事30分、やっと奴隷番号授与式が終わりました。
刺青された乳房は血流に合わせて、ズキ、ズキ、と疼き、熱を持って居ます、クスコやブジーが抜かれ、手足の拘束が解かれて台から降ろされ、会員証で有る黒い指輪を会長から嵌めて戴きました。
悦子の手でフーコの首輪にリードが着けられ、其のリードを土居に渡されました、今日此処に這入ってから土居に合うのは初めてです、フーコはたった1時間半位をこんなに長く感じた事は有りません、御主人様の存在を思い知らされました。
「フーコ、良く頑張ったね、偉かったよ、おめでとう」
 此処で土居はフーコを抱き絞め熱いキスをしました。
 此れから全員が4階のプレルームに移って乱交パーテイです、此れから日曜日の夜中まで、30人の超ハードSの男達に、30人の奴隷を交えて厳しい調教を延々と受けるのです。
麦秋に灯が点いたフーコ蛍は、遂に奴隷としての世界に、怪しく青紫に光りながら堕ちて行く定めと成ったのです。

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