M奴隷マミ
一二三:作

■ プレイルーム完成1

 モデルルームの見学会から約4ヶ月で、大望のマイプレイルームが完成しました。マミはあれから今日まで両親や須藤とのプレイはしていますが、マミにとって今日は婦長さんの成長振りを診るのが愉しみです。あの綺麗な身体がどの様に改造されたのか、又今日はどの様な新しいプレイを披露されるのか早く見たい気持ちで一杯です。
 マミ自身も今日は生れて初めて自分の身体を御主人様用に改造する最初の日です、どの様な手術を施れ、どの位痛み、どの位良くなって御主人様に悦んで戴だけるのか等、此れから我が身に起こる事の妄想を懸け捲らせながら、不安と希望に大学1年生の胸をときめかせて、通学鞄を家に置くと真っ直ぐにプレイルームの在るビルに向かいました。
 家からプレイルームの在るビルまでは直線距離で5km位です、路線バスが30分に1回走っています。バス停でバスを待つ間ベンチに腰掛け、目の前を通り過ぎる人や車をぼんやりと眺め、此れから数時間後に起こる自分の身体を想像して、無意識の内にスカートの脇から股間に指を当てて淫らな思いに耽って居る処に、悠に100kgは有りそうな中年のおばさんがマミの横に腰掛け、
「暑いわねぇー、お嬢ちゃんどちらまで」
ぼんやり淫靡な事を妄想していたマミは吃驚して、
「あ、はい、あのぉバスまだ来ません、すみません、暑いですね、三番町です」
マミは俯いた侭でしどろもどろの返事をしてからやっと隣のおばさんを見ました、マミの顔の横には大きなソフトボールでも入れている様な乳房が、ブラウスの釦が千切れそうに張り出していました、其の上に付いているおばさんの丸い顔が優しく微笑んでいました。マミは卑猥な事を妄想して慌てている自分を悟られなかった様子なのでやっと安心しました。
 暫らくしてバスが来たのでマミは最後部の席に座りました。するとこのおばさんもマミの横に座り、
 「まだ暑いわね、お嬢ちゃんはお買い物ですか、私は此れから仕事なの、二番町で小さな居酒屋してるの、お嬢ちゃんが来る様な店じゃないけど何か有ったら来て頂戴、美味しい物ご馳走するから」
と言って名詞を渡されました。
「有難う御座いました」
と言って名詞を受け取り、マミは名詞とおばさんの身体を見比べて思わずクスッと苦笑してしまいました。其の名詞には、真中に居酒屋・河馬子と書いてあり、其の下に荻山智絵と本名が書いてあり、住所、電話番号が書かれていました。マミは苦笑した事の失礼に気付き、
「御免なさいお許し下さい」
と蚊の無く様な声でお詫びしました。
「いいのよ、気にする事無いわよ、是が私のトレードマークなんだから」
と陽気に振舞ってくれました。
「おばさん、一人でお店遣って居られるのですか、今度パパと一緒にお伺いします、パパはお酒好きですから」
「アラ、嬉しいわね、お待ちしてますよ、こう見えてもね、私の身体を目当てに来るお客鎖が多いのよ、人生捨てた物ではないわよ」
と言って怪しい目でマミを見詰ました。マミは一瞬何だか判らないゾクゾクッと電撃を受けた様に成り、返す言葉が出ませんでした。マミをN医師と一緒に婦長が弄ぶ時のあの怪しい女の目です。マミは咄嗟にバス停での事を思い出し、矢張り診抜かれていたのかと納得しました。
「お嬢ちゃん高校生?、お名前は」
「大学1年です、田中真由美です」
河馬子さんはマミの耳元で、
「さっきは何を瞑想していたの、当てて見ましょうか」
「厭だぁー、恥ずかしい、言わないでぇー」
「好い事(悪い事)考えていたのよね、此れから彼氏に逢うの?、遊び過ぎない様にしなさい、早く帰らないと駄目だよ」
 此のおばさんマミがSMに耽るマゾ牝奴隷だとは気付いていない様です、マミはやっと安心しました。

(此のおばさん、居酒屋河馬子の女主人で通称【河馬子】さん、此の数年後からプレイメイトとして、マミ達と奴隷生活に生甲斐をかけるM牝豚として、数奇な運命を共にまっとうするのです)

10月下旬の土曜日PM5時集合と決めて有ったのですが、須藤は待ち切れず1時過ぎにはプレイルームに来ていました。
マミは学校から帰ると直ぐ普段着のままプレイルームの在るビルに行きました。地下室に通じる階段を下り、地下室真中処に有る左手の扉を開くと部屋の照明が点いていました。踏み込みは両サイド壁になっていて1.8m入った処が上がり框になっていて、其の右手壁に靴箱が設置して有り、既に靴箱には3人の靴が入っています。マミが靴を脱いで居る時後ろの扉が開いてN先生と婦長さんが入って来られました。先生が入って来た気配を察して須藤が顔を出し、
「おはよう御座います、先生、如何ですか、」
と挨拶、先生は靴脱ぎを上がった所で左右を見回して
「アア、良く出来ましたね、あの金額で此処まで出来ますか。僕の診察室の改修工事はこの2倍の費用が係りましたよ、是より狭いのに」
と、N医師。
「早速ですが婦長さん、是滅菌して頂けませんか、僕が作った尿道拡張ブージです、材質はチタンで鏡面仕上にしましたから見た目も綺麗ですよ。8oΦから0.5o刻みで25oまで2個ずつ有ります。其れとこの球は酸化チタン製のベアリング球です、太さは11oです、50個有ります、今日、マミの膀胱に入れる積りです」
と言って須藤が、機関銃の弾の様な金属棒とストッパー用金属板と留めビスとベアリング球の入った包みを婦長さんに渡しました。受け取った婦長さんは、
「重いですねー、まぁー綺麗、こんなに綺麗に出来るのですか、先生見て下さい、専門の医療器屋が売っているのと変りませんよ」

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