Ｍ奴隷マミ
一二三：作
■ 大阪の夜1
此処10年間にマミの勤めている病院の人事も大分替りました。総婦長が6年前に定年退職、外科外来婦長が5年前に定年退職、一昨年は直属上司である手術室のＯ婦長が定年退職、昨年3月に黒ちゃんが定年退職。現在マミの性癖（ＳＭ）を知っているのは元教務主任で現在教養部長のＵ婦長だけになりました。
皆さん薄々は知っている様ですが、看護婦には不倫、レスピアン、異常性癖は付き物です。いちいち取り上げていてはキリが有りません。この世界では公然の秘密の様です。
医師の方の出入はもっと激しく、マミが入った頃の医師は殆ど居ません。母校に帰ったり、転勤したりで、当地で開業した医師だけで6人居ます。
マミも御陰様でＧ医師や教務主任の生け贄になった為、同僚より早く助産婦の免許が取れ、誰にも負けることなく、与えられた仕事をこなしていましたが、今年4月1日をもって遂にあれ程拒み続けていた役職を拒み切れなくなり、手術室主任になりました。
振り返って見るとこの10年、毎日真面目に持ち前の糞度胸で仕事をこなし、週１回教務主任の奴隷となり、特段勉強をするでもなく人並み以上の資格修得が出来たのは、マミの性癖を上手く利用して頂いた先輩婦長の御陰だと思います。
毎年、新任部長医師が就任すると、マミの時と同じく若い看護婦の誰かが人身御供になります。其の看護婦達の80％が２年以内で退職して行きます。理由は女の性器（聖器）で、男を独占する武器にするか、自分の快楽に利用するかの違いだと思います。普通の人は貞操を代償として独占欲に駈られ、あわよくば憧れの医師との結婚を夢見たりして、社会的地位や妻子が在る相手の事情を弁えず、其の気になり、突き放されて自分の居場所が無くなり、惨めな姿で辞めて行く様です。
マミの様に自分の性癖をエンジョイして、トラブルを起こさないのは希だそうです。其れと父母や須藤の理解が有ったからだと思います。マミも普通に育てられていたら皆と同じに、不幸な人生を送っていたかも知れません。其の点、こんな真性Ｍ豚に育ててくれた父母や須藤に感謝して居ます。
今日は刺青で牝豚の証を着ける為、大阪の刺青師の所に須藤と来ています。2年掛けて永久脱毛した恥丘に、ピンクの薔薇の花と、【Ｍ奴隷Mami】の文字を彫られるのです。
誓約書を書き、代金を払って裸になり、処置台に仰向けに寝かされました。病院の処置台よりお粗末で、違う所は4隅に固定用の環とベルトが着いて居る事です。
「痛くて動かれると仕上がりが拙く成りますから固定しますか？」
「今迄大分針や鞭で躾けて居ますから大丈夫と思います、マミ、辛抱出来るよね」
「ハイ、御主人様、頑張ります」
恥丘を中心にした下腹部全体をアルコールで消毒され、彫る場所を指で押えながら、
「今まで大分針で遊んでいますね、普通の人より我慢出来ると思いますが、其れでも彫るのは刺すのと違って数倍痛いですから覚悟して下さい」
下絵が書かれ其れに添って針で彫られて行きます。一針毎にチクチクではなくザクザクの痛みです。血が出ている間に色が摺り込まれます。皮膚が破れる痛みと薬品による焼ける様な痛みに歯を食い縛って我慢するしか有りません。マミは思わず、
「パパーオッパイ嬲って」
と御願いしました。
須藤は優しく乳房を揉んだり乳首を擦ったりして、マミに快感を与える様努力していました。
マミは薔薇の花が終る頃には痛みはなくなり、快感が湧き出て自分でマン汁が出ているのが解りました。文字を彫る頃にはハーハーと口をぱくつかせマン汁の洪水です。
「旦那、こりゃ相当のマゾですね、彫り物中に此処まで逝くのは滅多に居りません。殆どが最後まで痛みとの格闘です。此の身体何処まで変える積りですか。此のきめの細かい肌にならどんな構図も似合いますよ。次も私に是非彫らせて下さい」
「未だ後の事は考えていないけど、其の時は御願いします」
「旦那今日はお帰りですか」
「今日は泊る積りです、2，3、観て置きたい所が有りますから」
「ショウですか、クラブですか、ショウは相変わらずストリップの延長です。参考になる物は無いと思いますよ。クラブもこの人の様にニップルとクリに12Ｇを着け、ラビアに此れだけ穴を開けている子は1人も居ませんよ。一寸待ってください」
と言って彫り師が何処かに電話を掛けた。
「此の間言ってたの今日遣っているの、――――ああそう、一組大丈夫かな、――――今日うちで彫ったお客さんだ、其の点は保障するよ。――――じゃー俺も一緒に行くから車廻してよ」
電話を切って須藤達の所に来て、
「今夜南の或る所で素人主婦を集団調教する会が在りますが、宜しかったら行きませんか。此の会はね、素人と言えども此処らのクラブなんかお呼びも付かないハードな責めを遣りますよ。特に今夜の玉は亭主の借金のカタだそうですから、亭主の前で可也キツク遣るでしょう。玄人はＮＧばかりですが此の会にはＮＧは有りません。参考になると思いますよ、参加費は1人2万円ですが、今日は気持ち良く彫らせて貰いましたので、費用は全額俺が持ちますから御安心下さい」
と、須藤に誘って来た。須藤が、
「まさかコイツを晒し者にするのじゃ無いでしょうな」
「滅相も無いです、そんな気は有りません、但し其の身体を皆に御披露して頂けるのなら皆から1万円ずつ徴収しますよ」
「集団調教って何人で責めるの」
「多分今日は俺も入るから、4人で責める事になるでしょう」
「素人をベテラン4人で責めたら、女はもたないでしょう」
「確実に失神しますね。其の後がマゾに生るか発狂するかです。99％はマゾに生りますがね。是非観て下さい、参考になりますから」
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