M奴隷マミ
一二三:作

■ 妹豚誕生1

 今、マミは何かそわそわしてデートの仕度をしています。然も積年の思いを甦らせる様にうきうきしています。
何故成れば、昼食が終って午後に始まる手術の準備をしている時手術室の電話が鳴りました。受話器を取ると院内交換受付から、
「田中主任に外線から電話です」
「私ですが有難う、繋いで下さい」
「モシモシ、田中ですが」
「マミさんか、元気だった。久し振りだね、あれから何年に成るかねぇ、御無沙汰して申し訳ない。処で、急で悪いのだけど今夜是非とも逢って貰えないかねぇ、理由は逢ってから詳しく話すけど」
「如何したのですか、私をほったらかしにして、いい子が出来たのでしょう」
「オイ、オイ、怒るなよ、そんなのじゃないよ。マミさんで無きゃ駄目なんだ、頼むから」
「先生に頼まれると弱いよね、好いですよ、で、如何すれば好いのですか」
「今夜6時半に例の河馬子に来てくれませんか。出来れば此れから僕が言う事をYESかNOかで答えてくれ。以前の様にアナルに今這入る物を入れて来てくれ。勿論ノーパンで」
「YES、6時半ね」
G医師が開業してから久しく逢っていません、G医師と初めてプレイしてから11年に成ります。あの頃は何をしても、させられても、何もかもが新鮮で好奇心の塊でした。11年前のプレイが走馬灯の様に懐かしくの脳裏を掠めます。
マミは勤務を終えて家に帰り、大急ぎで腸内洗浄をして75oΦ、500cc薬用瓶を太い方からアナルに挿入してパンティを穿かず、後にスリットの入ったタイトスカートを穿いて河馬子に行きました。75oΦの薬用瓶をアナルに入れてタクシーに乗ったのは初めてで、揺れる度に子宮を裏から刺戟され河馬子に着いた時は歩く足取りがふら付いていた感じでした。
店に入るとG先生がカウンターで若い女の子を横においてビールを飲んでいました。
「先生、遅くなりました」
「アア、マミさん、無理言って済まないね、奥に行こうか。ママさん、奥に行くから宜しく頼むよ」
奥の小部屋に移動して、酒と簡単な料理が運ばれ、
「御ゆっくり」
と言って入り口の引き戸を閉めて河馬子さんは出て行った。
「紹介しておきます。この子は昨年うちに来てくれた看護婦の涼子さん。此方は僕が前に勤めていた病院の手術室主任さん」
「田中真由美、通称マミです、どうぞ宜しく」
「野村涼子です、宜しく御願いします」
「食べながら話しましょう、サーどうぞ。実はねマミさん、この涼子、SMは好きなんだけどマミさんのタイプとは違うんだよね、所謂ソフトな羞恥系の域を脱しないお遊びなんだよね。マミさんも知っている通り僕はハードSだから上手く噛み合わないんだよ。其処でマミさんに、涼子を真性Mに調教する手助けをして貰いたくて呼んだ次第です。無理な願いですが協力して下さい。涼子、釦を外してマミさんに観て貰いなさい」
「先生、此処ですか、恥ずかしいわ」
「何を馬鹿なこと言っているんだ、早くしないと誰かが其の入り口を開けるかも知れないぞ」
涼子はワンピースの前に付いている釦を外して前をはだけました。ワンピースの下は素肌で其の上に赤いロープで亀甲縛りに股縄を掛けられていました。乳房はCカップ、陰毛は有りませんでした。
「涼子の嗜好はね、被虐妄想系で、縛られて何かをされる妄想を昂ぶらせて、快感に繋がるらしいのだが、僕はそんな生温い事はとっくに卒業しているから、何とか早く僕好みの性奴隷にしたいのだよ。今、涼子に出来るプレイは、ヘラチオ。飲精。飲尿。縛り。鞭、蝋燭。乳首、ラビアへのクリップ。膣、アナルSEX。乳首、膣、アナルのバイブ責め位ですよ。この半年でクリトリスは少し大きくなったけど、未だ包皮から顔を出さない有り様だよ。いっそ先に包皮を切除しようかと思うのだけど、涼子が怖いと言って承知しないので、怖くない事をマミさんから教えて遣ってくれませんか」
「解ったわ、そりゃー先生、彼女は未だ先生に対し遊び相手の域を脱していないから無理だわよ。自分が愉しみたいだけで、本当に御主人様に悦んで頂くと言う気が無ければ駄目だよ。先生に対する猜疑心や不信感が少しでも有れば、本当のSMは不可能ですよ。私の様な身体に生るには御主人様に命を捧げる覚悟が無ければ出来ないよ。涼子さんを御主人様の絶対服従奴隷にするには、小さな事でも好いから身体改造を承知させて、改造の後に来る悦びを早く覚えさせる事ね。其の為にはお互いの信頼が一番大切ですよ。涼子さんも看護婦だから傷が付けば痛いのはよく解っているでしょう、然し、痛さで気絶しても死ぬ人は居ませんよね。貴女が本物のマゾに生る気があるなら、厭とか無理とか言わず先生の言い付けや施れる事に素直に従う事ね。サドがマゾに行う事は辛くて痛くて苦しい事以外は有りませんよ。オルガムスの快感も5分を過ぎれば苦痛の連続ですよ。涼子さんが先ず決めなければ成らないのは、自分の頭の中を真性M女に切り替える事ね。自分の心身は全て御主人様に捧げ、物欲、金欲を捨てて性欲だけで御奉仕しなさい。身体を提供したのだから結婚してくれとか、家が欲しいとか云う気が有れば今の内にSMは止めなさい、貴女が不幸になるから。私は御主人様に絶対服従で付いて行くだけが私の幸せですから。私が今夜先生とプレイする事は私のパパは知っています。他の人とプレイする時は僕以上の技を仕込まれて来いと言われています。金銭的な貸し出しは有りませんが、私はパパから、10人以上のハードSの方に、きつい調教を受けさせられました。其の度に私はM女と生った悦びを与えて頂きます。要は涼子さんの心の切り替えだけです。普通の女では体験できない、神様が人間だけに与えて下さったサド、マゾの世界を知らないのは不幸ですよ。M女としての至福の悦びを味わいたいなら1刻も早く其の気になり先生にお任せしなさい」
そう云ってマミはブラウスを脱ぎスカートを下して全裸になりました。

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