M奴隷マミ
一二三:作

■ 河馬の事始1

 1月2日,マミは新年の挨拶で午前中病院に行き,祝賀会が終って医療機器店のT社長とA子と三人で夕方まで鹿鳴館で軽く初春姫初めを楽しみ夕食をして、スナックでカラオケを3曲ばかり歌い、A子達と別れて1人で帰宅する積りで飲み屋街を歩いていると懐かしい【河馬子】の看板が目に入り、【久しくこの灯は消えていた筈だが】と思い戸を開けて入ってみると、紛れも無いあのデブの河馬子さんがカウンターの客席の椅子に腰掛けていました。
マミが入ったので河馬子も驚いた様子で立ち上がり、
「あらーマミちゃん久し振り、おめでとう御座います。お元気だったのですか、どうぞどうぞ」
と言ってマミに一番奥の椅子を勧めました。新年の挨拶をしながら椅子に座り、ふと奥の小部屋から人の気配がしたので、目で「誰が居るの」と聞くと河馬子がマミの耳元に口を寄せて、
「後で詳しく話しますから看板までいてね」
と哀願する目ですがられました。時計を見ると11時前、看板までには1時間以上あるけどマーいいかと、腰を卸してビールで先ず乾杯。
「処でママさん、昨年の10月頃から店に灯が点いてなかったけどどこか悪かったの」
と聞くと、
「Fさんが去年秋祭りに脳梗塞で倒れたの、今は命には別状無いけど言語障害と半身不随で寝たきりなの。県立病院の501号室に居るよ、詳しい話は後でゆっくりするわ、其れからずーと年明けまで閉めていたの。Fさんの仕事があれ(弁護士)でしょう、特に其の筋(やくざ)が主だったからね、私も一時身を隠す羽目になるのではと冷や冷やしましたよ」。
話しの途中に若い兄ちゃんが1人入って来てモノも言わずに奥の小部屋に消えていった。20分くらいしてその男が出て行ったのを見計らった様にママが
「信二君一寸話しが有るけどいい−、こっちに来るゥー、其方に行こうかァー、珍しい人が観えたのよォー」
「ああ今そっちに行くよ」
と言って奥から30前後の若者が出てきた。観るとFさんの運転手兼使い走りをしていた兄ちゃんでした。今はFさんに代わって債権の取立てや、ケチのついた不動産の仲介を遣っている様です、スーツの胸にはF組(暴力団)のバッチが光っていました。
「是、おめでとうと言っていいのですかね、Fさんが倒れられて大変でしたでしょう。私には何のお手伝いも出来ませんが今後とも宜しく」
「イヤー、僕達の世界は違いますから気にしないでコイツ(河馬子)を宜しく願います」
と言って握手をして一応の挨拶が終わり、乾杯。
「コイツ、オヤジが倒れてから身体の置き場が無い様なので毎日来てやって下さい、オヤジに遠慮は要りませんから。僕はまだまだ未熟ですからコイツを悦ばせる事が出来ません、特にあの方(SM)は苦手です。僕でも須藤さんやオヤジの様に成れますかね」
「信二君の珍棒の固さと精液の量は誰にも負けないでしょうが、針を持たせたら何故あんなに怖がるのか判らないわ、自分に刺すので無く私に刺すのが出来ないのよ。マミちゃん今夜教えてやってよ、頼むから」
「じゃー、Fさんが倒れてから信ちゃんがママの面倒見てるの」
「まーね、コイツはザーメン飲まなきゃ生きていけない豚だからね、1日3食とはいかないが1回以上は飲ませてるよ。オヤジが出来ないから僕が代理、僕が居ない時は若い者(手下)に代行させています、多い日は1日に5.6人分は呑んでいるでしょう、 しかも粋のいい奴ばかり、あくまでも若い者とはSEXと飲精以外はさせませんけどね」
「SM的な事、信ちゃんはどの位するのですか」
「飲精、飲尿、縛り、鞭、バイブ、浣腸位ですね、針とか鋏とか蝋燭など身体に傷をつける恐れのあるものは厭ですね」
「まー、兎に角信二君はお医者に行って注射をされるのが一番怖いそうですから、この世界にいて指を詰める時はどうなるのでしょうね」
「僕其の時はショック死ですよ」
「じゃー今夜久し振りにあの部屋に行ってみますか」
と私が持ちかけるとママの目が輝いて、
「信二君部屋確認して−」
信二君がホテルに電話して部屋の予約を取り、
「店しまえよ、此れから行くぞ」
「久し振りに此れ持って行こゥー」
と言ってママが金串とアルコールをバックに入れました。信二君が手下に車を廻させ三人でホテルに入りました。
「Fさんとは度々来たけど信ちゃんとは初めてですね、多人数の経験は有りますよね」
と聞くと、
「オヤジが倒れて寝たきりと判った時、コイツからどうしても聞いて置かなければ成らない事があらましてね、若い者5人で輪姦して聞き出しました。コイツ中々言わなかったのですが、朝方になって信二君にだけ言うと言ったので、若い者を部屋から出して聞きました。其れで無かったらコイツ殺されていたでしょう」
「あの時は本当に殺されると思ったわよ、だってオマ○コとアナルに、弾丸を装填する所を見せた拳銃を突っ込んで数を数えるんだもの、其れまで逝きっ放しだった快感が一気に恐怖に替ったわ、あんな怖い事は2度と厭。あの時の拳銃の冷たい感触は思い出しただけで寒イボが出るよ」
と本当に恐怖の顔になっていました。
「まーね、あの連中ですから遣れと言えば引き金引きますからね、然しコイツも宵の口から明け方まで逝きっ放しでよく持つものだと感心しましたよ、あれってSMの関係ですかね、石の様な固いチ○ボで一晩中突き回されて、オ○コもケツも赤く腫れ上がって見るも無残に成っていたね」
「あの後は3日間小も大も地獄だったわよ、小は沁みるし、大は切れるし、40年分一晩でしたみたい、だけど信二君のほど固くて長いのは珍しいよ、それと精液の多さ、一口では飲み込めないわ、普通の人の2倍以上出るのでは?」
と言いながら、皆裸になって浴室へ移動して、河馬子が長細のトレーにアルコールを垂らし火を点けて焼いて消毒し、金串を入れてもう1回焼消毒をして綺麗に水洗いをして、金串が浸ってしまう様にアルコールを張り、消毒済みガーゼを被せて準備完了と思った処で肝心の針が無い、
「信二君、注射針持ってない?」
すると伸ちゃんが電話を掛けた。
「注射針持ってすぐ来い、針だけでええのや、50本ほどもってこい、すぐやゼ」
 風呂に入って信ちゃんの珍棒を始めて見ました。直径は普通位ですが長さが長い,20cm位。固さは鉄より石の様、絶対に曲がらない、叩くと折れそう。

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