桃香
木漏れ日:作

■ 8

それぞれグラスを傾ける。
「今日から宜しくね!」
「こちらこそ!」
料理を食べながら、桃香が言う。
「嬉しいけど照れるね!」
「そうだね…。」

「ねぇ修ちゃん…。」
「ん?」
「あたし達今日から一緒なんだよね?」
「そうだけど?」
「これって同棲?」
「うん…。」

桃香はにこにこと嬉しそうだ。
「なんかさあ…。」
「ん?」
「新婚さんみたい…あたし達…。」
「嬉しい?」
「うん♪」

楽しく食事をした。
「ねぇ、このあと買い物したいんだ…。」
桃香が言った。
「別にいいけど…。」
「良かった!」
私達は店を出た。

「どこ行きたい?」
「デパート!」
「わかった…。」
私は車を走らせた。
午後8時頃のデパートは空いていた。
桃香は目的があるらしく真っ直ぐ売り場に向かう。

まず枕を買った。
キャラクター商品だった。
「これ買うのか?」
「うん! 駄目?」
「ちょっとなぁ…。」
「いいじゃない! これにしよ!」

結局二つ買う事になった。
そのあと細々したものを買った。
エレベーターの中で桃香の尻に触る。
「そういうのスキ…もっと触って…。」
私は誰も乗って来ないのをいいことにじかに尻を触った。

桃香は私に体を預ける。
扉が開き人が乗ってきた。
私達はそこで降りた。
「いいとこだったのに…。」
桃香が口を尖らせた。
「しかたないさ…。」

「そうね…じゃ写真撮って!」
私達は売り場に行った。
時間が遅いので空いている。
「ここにしよ…。」
桃香は棚の陰でしゃがんだ。
少し足を開いた。

そして小さくスカートを捲くる。
ワレメの上の方が見える。
「ねぇ? 見える?」
桃香は回りに気づかれないように小声で聞く。
「大丈夫…。」
小声で答える。

私は素早くシャッターを押した。
「今度は立った姿勢で撮ろう!」
「いいよ…どういうのがいい?」
「こっちの方に来て…。」
私は売り場の隅に移動した。
桃香はm瞳をキラキラさせながらついて来た。

私は桃香に言った。
「服を胸の上まで上げて…。」
「そういうのスキ!」
桃香は言いながら服を大きく捲くった。
桃香のハダカが露わになった。
私は急いでカメラに収める。

桃香は素早く服を下ろした。
「買い物はもういいのか?」
「あとは地下に行きたいの!」
「食料品?」
「うん!」
私と桃香は地下に降りた。

「ちょっとおしっこ行ってくる…。」
「じゃ俺も…。」
私達はトイレに移動する。
右が男、左が女だ。
桃香が囁いた。
「ねぇ一緒に入ろうか?」

「それはまずくないか?」
「平気! あたし小学生だもん!」
私と桃香は二人で男子トイレに入った。
男子トイレが空いていたからだ。
「あたしが先でいい?」
桃香は服を捲くり便座に座った。

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