桃香
木漏れ日:作

■ 11

私はカメラを隣の部屋から持って来た。
カメラをセットし桃に言った。
「撮るよ!」
「うん…。」
桃は少し足を開く。
私はシャッターを押した。

3枚続けて撮った。
「キレイに撮れてる?」
「ああキレイに撮れてるよ!」
「ほんとに?」
「ああ…。」
「Tバックも撮ってよ!」

「もちろん!」
「ちょっと待ってて着替えるから…。」
桃はTバックに穿き替えた。
再び四つん這いになる。
「これでいい?」
「いいよ…。」

私はまた3枚シャッターを押す。
そして画像をパソコンに表示する。
私の横に居る桃が叫んだ。
「わぁ…エッチ!」
その筈だ。
自分のワレメが画面一杯に写っている。

「桃、恥ずかしいか?」
「うん、恥ずかしい…でも興奮しちゃう…。」
「どれ?」
私はいきなり剥きだしの桃のワレメに触った。
「ひゃん♪」
桃は猫のような悲鳴を上げる。

濡れていた。
「濡れてるな…。」
「だって…。」
「ん?」
「修、うまいんだもん…。」
「なにが?」

「興奮させるのが♪」
「そうかな?」
「そうだよ!」
「桃はイヤか?」
「全然ヤじゃないよ!」
「じゃ俺の言う事聞く?」

「もう聞いてるけど?」
「じゃあ桃…。」
「え? なに?」
桃香はイキイキした瞳で私を見る。
私は穴あきショーツを手に取った。
「これ穿いて学校行けるか?」

桃は複雑な顔をした。
「いいけど…。」
「なんだ?」
「もっと興奮しちゃうかも…。」
「イヤか?」
「ううん…。」

「じゃもう一つ…。」
「まだあるの?」
「うん…。」
「何?」
「駅前にプリクラあるよな?」
「あるけど…。」

「そこでスカート捲くってばれないように写せるか」
「うん!」
「じゃ明日やってきて!」
桃香は微笑んだ。
そして、
「楽しみ♪」

と呟いた。
「ねぇ?」
「なに?」
「明日遠くから見ててくれる?」
「どうして?」
「安心するから…。」


翌日。
午後2時過ぎ。
私は家を出る。
徒歩で駅に向かう。
なるべくゆっくり歩いた。
その日。

日差しは暖かかった。
今朝桃の話しだと下校は2時頃になるようだ。
駅の近くにプリクラがある。
私は建物の影から見ていた。
ランドセルを背負った桃香が歩いてきた。
私は桃の携帯にメールを送った。

>ちゃんと見てるよ<
桃香は回りを見回した。
私をみつけ素早くウインクを返してきた。
私はそこで暫く待つ事にした。
携帯が振動した。
桃からのメールだった。

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