桃香
木漏れ日:作

■ 26

「今夜? 無理だろう…。」
「なんで?」
「入るかなぁ…。」
「入るんじゃない?」
「でも小さいんじゃないの?」
「そう?」

「うん…。」
桃香が私を睨んだ。
「なんだ?」
「あたしのマ〇コ小さいってどうして分かるの?」
「それは…。」
「それは?」

「………。」
「ねぇ…。」
「ん…。」
「答えて! いつ見たの? 相手は誰?」
桃香はぽろぽろ涙をこぼした。
「悔しい…。」

「なんでだよ…。」
「その人の事好きなのね…だから言えないのね」
「そうじゃない…。」
「じゃ言ってよ…。」
「高校の時転校してきた子がいてなぁ…。」
「それで?」

「段々親親しくなってある時、その子が『マ〇コ見せてあげる』って…。」
「なんで断らなかったの?」
「見たかったから…。」
「もう! それで?」
「その日その子の家で…。」

「見たの?」
「うん…。」
「ねぇ?」
「ん?」
「キレイだった?」
「うん…。」

「それでエッチしたの?」
「いや…。」
「なんで?」
「その…。」
「どうしたの?」
「その子が見たいって…。」

「チ〇チ〇を?」
「うん…。」
「その人チ〇チ〇見てなんか言った?」
「凄い…って…。」
「修も見た?」
「うん…。」

「どう思ったの?」
「何か複雑だなって…。」
「そのあとは?」
「彼女が俺のモノに触ってきて…。」
「それで?」
「ちょっとしごいたんだ。」

「出ちゃった?」
「うん…。」
私は渋々頷いた。
「それで?」
「気まずくなってそのまま帰った。」
「そうなんだ…。」

桃香は優しい表情で私を見た。
夕食を済ませて二人で風呂に入った。
2階のベットに入る。
「どうしてもエッチしたいのか?」
「うん…でも慌ててしなくてもいいよ…。」
桃香は穏やか表情でそう言った。

「ただね…。」
「ん?」
「これだけは忘れないで…。」
「ん?」
「あたしが初めてHする人、修だからね!」
「わかった…。」

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