桃香
木漏れ日:作

■ 32

「涼しいに決まってます! 夏はほとんど着てないですから…。」
私が言うと桃香が、
「あたしだって着るもん!」
「たまに、だろ?」
「そうだけど…。」

2人は吹き出した。
「あはは! 可笑しい!」
彼女達が下車する時がきた。
「ありがとうございました!」
それから間もなく私達も降りた。
家に着いたのは夕方だった。

私達は早速シャワーを浴びて旅の垢を落とした。
「疲れたね……。」
桃香がベットに寝転びそう言う。
何時もの通り素っ裸だ。
三日後。
中学校の入学式があった。

桃香は真新しい制服で式に出た。
下着は着けなかった。
私は着けるように言った。
桃香は反対した。
相当頑固だ。
結局私が折れた。

桃香も十分注意すると約束したからだ。
昼頃桃香が帰ってきた。
「ただいま、大丈夫だったよ!」
桃香は嬉しそうにそう言った。
そして、
「今日面白い子見つけたよ!」

「お帰り…どんな子だ。
「その前に何か食べさせてお腹ペコペコ…。」
「用意してある手洗え!」
「うん!」
桃香は洗面所に向かう。
戻ってくると、

「ねぇ、一枚撮って…。」
桃香は甘えるように言った。
「どんなポーズがいいんだ?」
私が聞くと、
「えーとねぇ…。」
と少し考えて、

「ねぇねぇこういうのは?」
桃香は言いながら膝を抱える。
太腿の間からマ〇コが見える。
淫靡な光景。
桃香は私の好む事が分かっている。
更に上目使いで私を見て、

「修、好きでしょ?」
と言った。
幼いのだが紺の制服と白い太腿が奇妙な色気を醸し出していた。
私は動揺を悟られないようにシャッターを切った。
「あとは?」

私は努めて冷静に聞いた。
「んーと…。」
「どうした?」
「お腹すいた…。」
「分かった食べよう…。」
私は食事をしながら桃香に聞いた。

「学校どうだ?」
「まだ分かんない…。」
「まだ一日目だからな…。」
「あ、そうだ!」
不意に桃香が叫んだ。
「ん?」

「午後時間空いてる?」
「あ、いいよ!」
「良かった!」
「なんで?」
「買い物付き合って!」
「いいけど何買うの?」

「それはあとのお楽しみ…。」
私達は食事を済ませ一休みした。
「着替えちゃうね皺になっちゃうから…。」
桃香は二階に行った。
すぐに戻ってきた。
「ねぇ、これでいい?」

手にストライプ柄のワンピースを持っている。
ハンガーに掛けるとジュータンの上で腹ばいになる。
桃香の格好は素っ裸に白いソックスのみ。
煽情的だ。
私はドキリとした。
それを見透かしたように、

「ねぇこういう格好好き?」
と聞いてくる。
「いいんじゃない?」
と答えると、
「じゃこういうのは?」
仰向けになり片足を立てる。

マ〇コが丸見えだ。
「そろそろ支度しないと!」
「あ、そうね!」
桃香は起き上がり洗い物を片付ける。
30分後私達は家を出た。
行き先はデパート。

買う物が決まっているのか桃香は真っ直ぐ売り場に向かう。
今日も桃香のスカートは短い。
しかも前後にスリットが入っていた。
歩くたびに尻が見えそうになる。
本人は気にする様子もない。

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