夢魔
MIN：作
■ 第２１章 暗躍10
明日香は［強要されて従っている］と言う心の殻を作り、人形の生活に耐えてきた。
だが、それはたった今、沙希の手により打ち壊され、踏みにじられたのだ。
明日香の剥き出しの心は、響子の罵倒に晒され、暗示により感じ始める。
だが、明日香にはそれが、暗示による効果だとは思って居らず、自分の心の中に隠していた物だと認識してしまった。
明日香の心、思考、身体は一挙にマゾヒストへと傾いてゆく。
それは、足下に突如開いた大きな穴に飲み込まれ、為す術もなく堕ちて行くようだった。
沙希は明日香の状態を見詰め、ニンマリと笑うと響子に取りかかる。
沙希は響子の耳に唇を近づけ、甘く囁いた。
「響子さ〜ん…今のままじゃ、狂っちゃうよ…。もっと、感じて痛みを中和しなきゃ…。ほら、オ○ンコに意識を集中して…もっと感じるの…」
沙希の囁きに、目を向いて痛みを訴える響子が、意識をオ○ンコに集中させる。
するとそれは感度を上げる行為に、近い感覚を伴った。
だが、感度を上げる行為と、明らかに違う感覚。
明らかに快感が増すが、鞭打たれた痛みが、和らいで行くのだった。
響子はその感覚に戸惑いながらも、喘ぎ声を強める。
「あふぅ〜ん…もっと…もっとして〜…明日香さん…も〜っと〜…」
響子は痛みより快感が勝り、明日香におねだりを始めた。
だが、明日香は沙希に堕とされたため、呆然と意識を飛ばし、舌使いも緩慢に成っていた。
「何をしているの、変態の明日香さん…乳首もない無駄に大きなオッパイをぶら下げてる、変態さん…舌がお留守だわよ…」
沙希が明日香を侮蔑すると、明日香の身体がビクリと震え、舌使いが強くなる。
「響子さん解った？ こうすれば、明日香さんの舌は良く動くのよ…」
沙希が響子に告げると、響子の剥き出しの乳房に鞭を振るう。
「ひーっ！ がはぁ…明日香の変態！ お前なんか、あの時犬に殺されれば良かったのよ！ 犬に輪姦されて、よがり狂った変態のくせに…しっかり働きなさいよ！」
響子がそう言った瞬間、明日香の身体がビクリと跳ね上がり、脂汗を流しながら愛液を溢れ出させ、舌の動きが加速した。
沙希はその反応に、明日香のバイブの電源を入れ、響子に問い掛ける。
「へぇ〜…明日香さんそんな事されたんだぁ…。でも、今の話しは明日香さんのポイントかもね…ほら舌使いが、早くなったでしょ…」
沙希の言葉に、響子のタガが外れ、明日香のされた事を暴露し始めた。
「お前なんて、あのまま一生あの小屋で過ごせば良かったのよ…あの獰猛な犬たちに、犯され続ければ良かったのよ」
明日香の目はそれを思い出したのか、恐怖に濁りガタガタと震え始める。
「毎日毎日、発情した牝犬の小便を掛けられて…犬たちに犯され続ければ良かったのよ…その大きなオッパイも、乳首だけじゃなく、根本から食べられたら良かったのに…肩や太股なんかじゃなく、他の子達見たいにのど笛や、腑を食べられれば良かったのよ！ お前なんか死んじゃってれば良かったのよ〜！」
明日香の顔は蒼白になり、今にも転げ落ちそうな程、目が見開かれていた。
沙希は響子の話を聞いて、明日香に言葉を掛ける。
「へぇ〜…凄い事されたのねぇ〜…。で、明日香さん良く生きてられたわね…ううん、良く生きてる事が出来るわね…。犬に輪姦されるなんて、人として最大の恥辱よ…。終わってるなんて物じゃない…」
沙希がそう言うと、響子が
「そうよ、この女は、生き残るために雄犬に媚びを売って、フェラチオまでしたのよ…何度も何度も咥えて、その手で犬のチ○ポをさすって、体中に犬の精液を浴びて、１ヶ月過ごしたのよ！ その間、ズッと犬の餌を食べ、身体も洗わず毎日、牝犬の小便を飲んで、掛けられて雄犬に揉みくちゃにされたのよ…人じゃないわこんな奴」
明日香の目を見て捲し立てた。
明日香は過去のトラウマと響子の言葉に、心を粉々に砕かれる
（そうよ、私は人じゃない…あんな事…人じゃ出来ない…）
沙希はスッと響子に近付くと
「もう良いわ…これ以上は明日香さんが壊れちゃう…」
ソッと囁いて、響子の首から首輪を外した。
途端に響子の声帯は、機能を停止し、何も話せなくなった。
「そう…明日香さんは人として、有り得ない程の恥辱を味わった…。恐かったわね…辛かったわね…でも、貴女は感じたはずよ…恥辱の快感…思い出してご覧なさい…今なら、良く分かるはずよ…」
沙希は明日香に向かって、微笑みを浮かべ優しく囁く。
数秒後オ○ンコからブシュと言う音と共に、愛液が迸り、明日香の身体が跳ねた。
腰がガクガクと揺れ始め、顔は驚きに染まり、直ぐに恍惚に飲み込まれた。
明日香は犬に陵辱され、媚びを売る自分を思い出し、恥辱で絶頂を迎えたのだ。
沙希は妖しげに含み笑いをすると、身体を起こして響子に取り付き
「次は響子さん…これが大好きにしてあげる…」
そう言うと響子の顔を上げさせ、鞭を見せ付けた。
響子は強くなった、明日香の奉仕に快感を強く感じながら、背筋が凍る思いだった。
沙希は丹念に、快感と苦痛を繋ぎ合わせ、響子に［鞭打ちは快感］と言う感覚を植え付ける。
沙希の責めを見ていた佐山は、言葉が無かった。
目の前で起きている事が、信じられないで居た。
興奮した顔で、哄笑を上げながら響子を鞭打つ沙希。
沙希に鞭打たれ、愛液と小便を垂れ流し、イキまくる響子。
響子の愛液と小便を、シャワーの様に浴びながら奉仕を続け、オナニーに耽り絶頂を迎え続ける明日香。
（この女は…被虐系のマゾの筈だぞ…。それが、何だこれは…まるで、根っからの調教師じゃないか…俺は、とんでも無い物を手に入れたのかも知れん…）
佐山はゴクリと大きく喉を鳴らし、唾を飲み込んだ。
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