夢魔
MIN:作

■ 第25章 胎動27

 白井は項垂れる稔、苦笑いを浮かべる庵、笑いをかみ殺す狂の態度に、とてつもなく嫌な予感を覚えながらも、引っ込みが付かなくなり、スカートの中に手を突っ込むと、パンティーをひきずりおろす。
「さあ、脱いだわ! 貴男の持ち物を見せなさいよ!」
 真に向かって、パンティーを持った手で指さし、命令した。
 真はユックリ股間に手を持って行くと、ジッパーを降ろし、まだ項垂れている逸物を取り出す。
 黒檀のような艶と色を持つ、長大な真のチ○ポを目の当たりにした、教師達は一様に驚きの声を上げる。

 白井は真のチ○ポを見つめ、目が点に成り
「ま、まさか、それを立たせろと言うの…」
 震える声で真に問いかけた。
「いえ、余計な接触は必要有りません。さあ、こちらへいらっしゃい。まさか、怖じ気づきましたか?」
 真は鼻で笑うと、白井を馬鹿にした。
 白井は途端に顔を赤く染め
「な、何言ってるの! 今行くわよ…」
 真の目の前に立つ。
 すると、真の指がスッと白井のスカートの中に入り、オ○ンコに突き刺さる。

 余りの唐突さに、白井が右手を挙げ、真の頬を打とうとするが、それより早く真が鋭く、[フン]と呼気を吐いた。
 持ち上がった白井の手は、真の頬に当たらず、自分の股間を押さえガクリと腰が砕けた。
 白井のオ○ンコから、ドボドボと愛液が溢れ、校長室の絨毯を濡らす。
 白井は突然起きた快感の爆発で、真っ赤に顔を紅潮させ、首を左右に振り、股間を押さえ全身をくねらせる。
 真は白井のオ○ンコを、グニグニと荒々しくまさぐり、大きさと形状を計ると、真言を呟き始めた。
 真言を唱えると、真のチ○ポがムクムクと力を漲らせ、偉容を誇り始める。
 その大きさ、色、艶に一同が感嘆の声を上げると、次の瞬間驚きに染まる。
 真のチ○ポがスケールダウンし、形を変え始めたのだ。

 真は白井をスッと引き寄せると、背中を自分に向けさせ、膝の上に抱え込む。
「あひゅ〜〜〜っ! ひ〜〜〜っ! がはぁ〜、くぅ〜〜ん! かは、かは、くぅわぁ〜〜〜!」
 白井は目を剥き、全身をガクガクと揺さ振る。
 真に貫かれ、一挙に快感を爆発させられた白井は、全身を襲う快感にパニック状態になった。
 だが、真はそれでも許さず、真言を変えチ○ポと掌に気を巡らせる。
「あひゅ、あひゅ、いひぃ〜〜〜っ、かはっ、くふ〜〜〜っ、が、が、ぐぅ〜〜〜ん」
 白井は大きく見開いた目から、ボロボロと涙を流し、ダラリと力無く開いた口から、舌を垂らして涎を振りまき、鼻水を垂らしながら快感に翻弄された。

 真は更に真言を変え始める。
 その韻律を聞いた、稔が慌てて真を止めようとするが、もう遅かった。
 白井の肌がドンドンと張りを失い、乾涸らびて行く。
 教師一同は、タチの悪いCGを見ているような顔で、白井と真のSEXを見つめていた。
「かひゅ、か、くふぇ〜…、こふ、こふ、ふひゃぁ〜〜…」
 老婆のようになった白井は、力無く身体を蠢かせ、快感を訴える。
 だが、その姿は数分前の白井とは、似ても似つかぬ物だった。
 僅か数分で、白井は40歳ほど歳を取ったように、痩せ細り乾涸らびている。

 真は軽くなった白井の身体を、ヒョイと持ち上げると、床にうち捨て
「これが、私です」
 教師一同にそう告げた。
 それを目撃した教師達は、誰1人言葉を発することが出来なかった。
 皆、老婆のような姿になり、床で蠢く白井を見つめ、固まっている。
「真さん…やり過ぎですよ…」
 稔が真に向かって、ボソリと呟くと
「稔君…。私は聖人君子じゃ有りません。虫の居所が悪い時も有ります」
 稔にボソボソと、苛立ちを押さえながら呟いた。

 稔は溜息を吐き、真に向かって頭を下げると
「取り敢えず、白井先生を戻して上げて下さい…。彼女も懲りたでしょう…」
 真に依頼した。
 真は珍しくブスッとした顔をすると
「謝罪が先でしょう」
 稔の依頼を突っぱねた。
 稔はソファーから立ち上がると
「白井先生、今自分がどう成ってるか、解りますか?」
 白井の横にかがみ込んで、問い掛ける。

 白井は床の上で藻掻きながら、自分の手を見て驚き、そのまま顔に手をあてた。
「いや〜〜〜〜っ!」
 校長室に身も凍る、掠れた絶叫が響き渡る。
 稔は落ち着いた声で、ユッタリとした口調を保ちながら
「貴女は、怒らせてはいけない人を怒らせました。今のその姿は、その報いです。元に戻りたいのなら、心底心を込めて、無礼を詫びて許しを請うて下さい」
 白井に告げた。
 白井はヨロヨロと、蹌踉めきながら稔の顔を見て、真の方を向く。
 真の冷たい目が、白井に悔恨の念を沸かせる。

 白井が床を這いながら、真の足下にひれ伏すと
「も、申し訳有りませんでした。ご無礼な、暴言を吐いた事心よりお詫びいたします…。どうか、どうかお許し下さい」
 真の足を押し抱き、泣きながら額を擦り付け哀願した。
 真はブスッと膨れ面のまま、足を引き上げ結跏趺坐を組むと、真言を唱え始める。
 真の行動の意味が解らない白井は、拒絶されたと思い、泣き崩れるが
「大丈夫です…。魔神様は、お怒りを鎮められましたよ…」
 稔の優しい言葉に、顔を上げ成り行きを待った。

■つづき

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