夢魔
MIN:作
■ 第25章 胎動34
朦朧とする意識の中で、庵の言葉を聞いた春菜が、庵に問い掛ける。
「はぁ、はぁ、24時間外せないって…どう言う事ですか?」
庵は笑いながら
「それは一度絶頂を迎えると、24時間ロックが掛かる。その鍵は見ての通り外からは、開かないように成ってるから、どうやっても外せないし、素材に使ってるワイヤーは特殊合金製で、ダイヤモンドカッターでも切れない。必然24時間我慢するしかない」
鍵の説明を春菜にした。
「そ、それじゃ、オシッコは…」
春菜が顔を青くして、庵に問い掛けると
「カテーテルが入ってるだろ、ちゃんと男みたいに普通に出来る。だが、気を付けろ…イッた時も感じたろうが、尿道を圧迫すると、お前の膣壁全体も刺激される…」
庵は丁寧に春菜に、付属機能の説明までした。
庵はゆっくり右手を挙げると、指を3本立てて
「ロックの延長は、最大3日分…72時間まで、ストックされる。それ以上はメモリの関係で、カウント出来ない。ようは、1日3回イッたら3日間は外れ無いって事だ。その間でイッたら、また最初から24時間追加される。そう言う事だ…」
春菜に続けて説明する。
打ちのめされたように項垂れる春菜に
「お前はその身体で、恥を晒し続けるんだ…解ったな」
庵は静かに響く声で、命令する。
「は…い…。わかり…ました…」
春菜は項垂れながら、庵に返事を返した。
庵は鞄から取り出した、首輪と騎乗鞭を沙希に渡すと
「おい、ボールを片付けさせろ」
顎をしゃくって、命令する。
沙希は頷いて、春菜の首に首輪を巻き付けると
「はい、先生…。あ、今は屑女か…。屑女ボールを片付けるわよ」
春菜を引き立てる。
春菜は沙希に引っ張られて、ボールを拾おうとするが、その手に沙希の鞭が飛び
「犬の格好なのに、手を使うなんてどう言うつもり? 本当屑女ね…口でするの。早く四つん這いに成りなさい」
春菜に向かって、ボール拾いの仕方を教えた。
春菜は項垂れながら、四つん這いになり進もうとすると、再び沙希の鞭が春菜を襲う。
「本当に馬鹿で屑ね…。犬が膝を付いて歩いてる? ちゃんと膝を伸ばしなさい! そして、お尻を左右に振るの!」
沙希の命令に春菜は涙を流しながら頷くと、三度沙希の鞭が春菜を襲った。
「黙って、頷く返事なんて何様? 屑は1から10迄、教えなきゃいけないの? 今は犬だから、返事は犬の鳴き声だし、普段は敬語を使いなさい![有り難う御座いました][申し訳御座いません]は勿論、感じたら[感じます]、イク時は[イキます]それが礼儀でしょ?」
沙希はペシペシと春菜の頭を鞭で叩き、叱りつける。
春菜は反射的に、胸を庇おうとすると
「打たれる時は、手は後ろ! 庇う動きをすれば、もっとお仕置きするわよ!」
更に反対の乳房を打ち付ける。
春菜はボロボロと涙を流しながら、手を後ろに組み
「申し訳ありません…お許し下さい…屑女をお許し下さい〜…」
沙希に必死に哀願した。
沙希は春菜の身体に抱きつき、優しく抱擁すると疑似男根に手を添え、優しく愛撫しながら
「そう、そう言う態度が大事なの…。何時も考えていなさい、どうすれば、優しくして貰えるか…どうすれば、気持ち良く遊んで貰えるか…。お前の頭は、その為に有るのよ…解った? 屑女…」
優しく快感を与え、春菜の心を突き崩して行く。
「はい…。はい、解りました…屑女は、常に楽しんでいただく事を考えます〜…」
春菜は沙希に身を任せ、蕩けるような快感と心の解放に酔いしれる。
春菜は沙希に引かれるまま、コート内を高足の四つん這いで這い進み、口に1つずつボールを咥え、籠に戻して行く。
腰の振りが悪いと、大きく突き出した無防備なお尻を打たれ、[ワンワン]鳴きながら謝罪する。
高く掲げたお尻の真ん中に有る、アナルはヒクヒクと興奮に息づき。
ビクビクと揺れる疑似男根は、膣壁の収縮を教える。
蕩けきった表情で這い進み、ボールを咥えて歩くさまは、完全に被虐に目覚めていた。
全てのボールを片付け終えた、春菜は庵の元に引き立てられる。
庵の前に来た春菜は、足を大きく開いて腰を下ろし、両手を揃えて地面に着く[待て]の姿勢を取った。
春菜の太股は、カタカタと小刻みに震え、限界を知らせているが、庵は無視して春菜を見つめる。
「沙希の言った事は、理解できたな…。これからも、教師として恥を晒すんだ…」
庵は低く響く声で、春菜に告げると春菜は、蕩けた目を庵に向け
「わん」
一声鳴いて、首を縦に振った。
「最後に1つ教えて置いてやろう…。この一部始終は、学校の一部の教師もズッと見ていた…。お前の恥さらしな部分も、お前の性癖も全部その人達は知っている…。この後も、精々可愛がって貰うんだな…」
庵はテニスコートに付いている、4つの監視カメラを指差しながら、春菜に伝えた。
春菜は庵の言葉で、頭から冷水を浴びせられた気持ちになり、愕然とした表情で弥生の言葉を思い出す。
(そう、この学校の監視システムは、全部垣内君が作った…。と言う事は、今の言葉は全て本当…)
春菜は庵の顔を見ながら、グシャグシャに顔を歪め、泣き始める。
犬の鳴き声を真似、[あお〜ん、あお〜ん]と号泣した。
庵は、テニスコートのベンチから立ち上がると
「沙希、首輪は回収しろ…その屑は、俺の持ち物じゃない…」
沙希に向かって、指示を出す。
「おまえに万が一、そのチンポを外せる事が出来たなら、俺の所に持って来い。その時の態度如何では、その首輪を与えて遣っても良い…。まぁ、お前のような根性なしの屑じゃ、到底無理だろうがな」
庵は薄く残忍に微笑むと、春菜に冷たく告げた。
沙希は春菜の首から、首輪を外すと
「誰か、良い変態さんに見つけて貰ってね…。野良のままだと、誰も守ってくれないよ〜」
春菜に笑いながら、告げる。
春菜はテニスコートで只1人、打ち拉がれ泣き崩れた。
(誰か…誰か助けて…)
春菜は疑似男根を付けられたまま、飼い主を捜すか快楽に耐えるか、しか無くなった。
だが、春菜を15人のサディストが待っている。
庵を求めて耐え抜くか、それとも新たな主人を探して、誰彼構わず尻尾を振るか、どちらにしても、春菜には地獄だった。
春菜の恥辱と屈辱の日々が、今幕を開ける。
■つづき
■目次3
■メニュー
■作者別