夢魔
MIN:作

■ 第26章 開幕6

 美由紀の告白を聞いた、小室が
「良くまぁ、そこ迄やられて、親が黙っていたもんだ…」
 呟くように言うと
「便女の父親はね、私のお父様の会社の、係長だったの…。しかも、こいつの5歳離れた、兄貴も同じ会社に入社したの…生活を支えるために、こいつは健気にも我慢したのよね…。それが、こんな所で合うなんて、夢にも思ってなかったでしょう…」
 白井はクスクスと笑うと、京本が問い掛ける。
「しかし、今迄全く手を出さなかったのは、どうしてだい?」
 白井は京本の質問に
「私ね…地元じゃ、有名に成りすぎて、大目玉を食らっちゃったの…。お父様に[お前はやり過ぎだ]ってね…」
 自嘲気味に笑いながら、答えた。

 白井は美由紀に視線を落とし
「だから、大学に入ってからは、ズッと猫を被らせられてたの…、監視付きでね…。あんまりにも鬱陶しかったから、教師になって家を飛び出したの、そうしたら採用試験で感動のご対面が有った訳。久しぶりに見たら、この女綺麗に成ってたじゃない。ちょっかい出して、お父様にバレる訳にもいかないから、昔みたいにする訳にもいかず、かと言ってこの女が幸せそうに笑ってるのもムカ付くし、便女に[昔の事を話されたく無かったら、大人しくして、絶対目立つな]って、命令して、その代価に私からも声を掛けないって、言ってたの」
 コロコロと笑って、京本達に経緯を説明する。
「んじゃ、何で今頃…」
 光子が問い掛けると
「決まってるじゃない、私の便女が他人に奪われるなんて許せないし、私自身も昔の未熟を痛感できる程、変わったからよ…。これから、もっと可愛がってあげなきゃね…」
 白井は即座に光子に答え、再び美由紀に視線を落として、お尻を撫でさすった。

 白井の説明を聞いた小室は、右手の中指で眼鏡を直し
「ふ〜ん、っで、僕達は新庄先生を、昔のようにいじめ抜けば良いのかな?」
 問い掛けると、白井は小室に向かって
「あっ、それは無し…。はずかしめるのはOKだけど、どちらかと言うと、便女に女の快感を教えて上げて欲しいの…、ほら、このままじゃ、損するだけでしょ? この子…」
 微笑みながら、依頼した。
 小室も光子も、白井の言葉に驚いたが、一番驚いたのは美由紀だった。
「本格的な調教はまだ後で良いわ。今日の所は顔見せよ…、取り敢えず遊んで上げて…」
 白井は傲慢な態度で、妖しげに笑い小室と光子に告げる。

 白井の態度に、光子が怒りを顕わにして
「お前、馬鹿にしてるのか? あたしを使用人とでも思ってる? ぶっ殺されたいのか…」
 顔を真っ赤にしながら、白井に躙り寄る。
「止めなさい、山基先生、白井先生…。こんな初日から争って何に成るんですか? 白井先生の方針は、解りました。サポートして上げましょう、良いですねお二方…」
 京本がそう言いながら、美由紀の前にしゃがみ込み、スッとオ○ンコに指を伸ばして、美由紀のクリ○リスに触れた。
「こんな事をされてたら、不感症にも成るでしょう…。これは、どうしたんですか?」
 京本がクリ○リスを撫でながら、美由紀に問い掛けると
「はい…。何度か煙草をそこで、消されました…。今は…、余り…感じません…」
 美由紀は下から京本の顔を見上げ、説明した。

 京本は頷くと、手を離しスッと立ち上がって、小室と光子に顔を向けると
「これは、一筋縄ではいかないと思いますが…。お二方、使って上げて下さい」
 小室と光子に指示を出した。
 2人は、チームリーダーの指示に頷くと、美由紀を起こして愛撫を始めようとする。
 身体を起こした美由紀の姿を見て、3人は目を見張った。
 真っ直ぐに立っている筈なのに、美由紀の身体は捻れているように見えたのだ。
 その理由を3人は、直ぐに気付く、美由紀の右の乳房は乳首だけでは無く、乳房自体が二回り近く大きく成っている。
 成長期からズッと嬲られ続け、歪にゆがめられた結果が、この大きさの違いだった。
 京本は、スッと白井の横に近付くと
「あんな風に身体を弄ったくせに、随分優しい配慮ですね…。本気で、彼女に快感だけ教える気かい?」
 白井に小声で問い掛ける。

 白井はニヤリと残酷な、笑みを浮かべると
「まさか…。便女の逃げ道を潰すんですわ…。あの女、あんな身体で、あんな性癖なのに、[まだ、自分はまともだ。これは強要されてしている]そんな風に思ってるんです。自分の身体が、感じないのを良い事にね…、私は逃げ場所を潰して上げるの…。そして、変態で淫乱だって事を、心の底から感じるように成ったら、私の足下にひれ伏させて、嬲り抜いて上げるの…」
 京本を見詰める。
 その目は、これから先美由紀が泣き叫びながら、自分にひれ伏しのたうち回る様を思い描いて、情慾に濡れていた。
 京本はニヤリとサディストの笑みを浮かべると、スッと右手を白井の乳房に伸ばし、揉み始め
「お前はやっぱり、恐ろしい女だな…。お前も脱げ…」
 白井に命じた。
 白井はコクリと頷くと、ロングスカートを落とし、ブラウスを脱ぐ。

 白井が服を脱ぐと、その下は革のコルセット1枚の姿になる。
 自分の名前の通り、真っ白な革製のボンデェージコルセット。
 乳房の下1/3程を持ち上げ、支えながら腰を引き絞り、美しく悩ましいラインを作っていた。
 白井は京本に、しなだれ掛かると
「京本先生…私の疼きを止めて下さい…。お願いします…」
 鼻に掛かった甘い声で、京本に依頼する
 京本は無言で白井の背後に回り込み、素早くチ○ポを取り出すと、いきなり白井のオ○ンコを貫いた。
「あふぅ〜ん…はぁ〜…」
 白井は喉を逸らせ、快感の声を上げる。

 京本は抽出を繰り返しながら、白井の耳元に顔を寄せ
「あの身体は…一度、本職に任せた方が、良いかもしれんぞ…」
 白井に進言すると、白井は京本に貫かれながら
「ええ、もう手は打ってありますわ。この後、真様の前に引き連れて行きます。あの方だったら、絶対に大丈夫だと思いますわ…」
 真のSEXを思い出し、ウットリとした表情を浮かべた。
 白井は道具を見に行った後、直ぐに真の元に行き、明日の約束を取り付けていたのだった。

■つづき

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