夢魔
MIN:作

■ 第26章 開幕10

 4人はピタリと足を止め、ニンマリと笑い合う。
「おい、危なかったな…冷や冷やしたぜ…」
「へへへ実は、俺もです…迫田先生の計画…上手く行かないと、真剣に思ってたんですがね…」
「私の計算に間違いは、有りません。こうなる事は必然です」
「早く、早く、行こうよ。みんなで染めちゃいましょう」
 4人はコソコソと話しながら、クルリと踵を返して、光の元に向かう。

 自分の元に返って来た4人を見上げながら、光は必死な顔で
「わ、私は何をすれば良いんですか? どうすれば、良いんです?」
 山源に縋り付きながら、問い掛けた。
 山源はニヤリと笑いながら、光の前にしゃがみ込むと
「俺達はよ、お前の綺麗な身体が見たいんだ…。お前の綺麗な身体が、跳ね、曲がり、舞う姿が見たいんだ…。俺達に見せてくれよ…。お前の綺麗で凄い演技をよ…」
 光の頬を撫でながら、頼んだ。

 山源の命令を聞いた時、光は内心ドキリとし、次の瞬間全身が蕩け出すような陶酔感に襲われる。
(裸で…踊るの…、全裸で…えんぎするの…。めいれい…されたの…ね…わたし…)
 光の頭の中に、毎夜夢に見る光景が現れ、意志が押しつぶされる。
 光の目には霞が掛かり、ウットリとした視線を山源に向けると
「私の身体が…綺麗…?。私の身体が、演技する所を…見たいんですか…?。私の身体でする演技が…綺麗で凄いんですか…?」
 熱に浮かされたような声で、山源に問い返して来た。

 実は、光は元々かなりの自信家で有ったが、この学校に来て上には上が居ると痛感させられた。
 だが、頭では理解しても、生来の目立ちたがりの性根は納得せず、ズッとジレンマを抱え出口を探し、行き着いたのが自分の身体と才能を融合させた、全裸での新体操演技だった。
 しかし、その答えは常識の壁に阻まれ、決して実現する筈が無いと解っており、また別のジレンマを作る。
 そう思って、深く閉じこめていた物が、最近特に自分の心の中から溢れ出そうとして、困っていたのだ。
 それが、思いがけず実現できる機会を与えられる。。
 それも自分の意志で無く、相手の命令として、仕方なく行う。
 光の心の中で言い訳が通る、最高のシュチュエーションを与えられたのだ。
 この場に稔が居たら、山源が告げた行為は、光の根源的な願望行為だったと、全てを言い当てていただろうが、そんな心理学知識が皆無の集団である、チーム迫田の面々は呆気に取られるだけだった。

 山源は光の意外な反応に、内心驚き
「ああ、お前の綺麗な身体の隅々まで見えるような、演技を俺達は見たいんだ…。見せてくれるか?」
 落ち着いた声で、問い掛けると
「は、はい〜…見て下さい…光の身体…見て下さい〜…。全部…全部見て〜…」
 今の光を止める物は、何もなかった。
 いつも、思い描く欲望の発散場所を、最高の条件で手に入れたのである。
 光はウットリとした表情で、レオタードの肩を抜き、乳房を剥き出すと両手を差し出し身体を晒した。
(うを! な、何じゃこいつ!。変態は知ってたけど、露出狂か?)
 山源は驚きながら、光を見詰めた。

 光はスッと立ち上がると、レオタードを脱ぎ捨て、棍棒を持って開始のポーズを取る。
 全身を赤く興奮の色に染め、フルフルと長い睫を揺らし、目を伏せながらポーズを取る光は、とても美しかった。
 その光が動き始め、演技を始めると、4人は言葉を飲み込んでしまう程、その姿は美しかった。
 全裸で新体操の演技を行う光には、4人の視姦の力は遠く及ばない。
 光は自己陶酔の中で、1人内なる快感に身を浸していた。
(あはぁ〜〜っ…、きもちいい〜…。これ、さいこう〜〜〜っ…なにも…いらない…。どう…わたしを…みて!)
 光はノビノビと自分の演技をして、その全身を晒す。
 クルクル回りポーズを決め、裸身を躍動させる度に、光の心からハラリハラリと良識という衣が落ちて行く。
 光の心は、今全ての束縛を脱ぎ捨て、新しい衣を身に着けようとしていた。
 それは、支配と服従、欲望と禁忌の衣。
 光の心の奥底に押しやられていた、許されない快楽への渇望である。

 山源は無意識の内に、ガッツポーズを取りながら、光の演技に見入っている。
(くぅ〜〜〜っ! こいつ、最高! やったぜ、俺こいつ選んで、マジ良かった!)
 光の全裸の演技は美しく、淫蕩で、芸術的とも言えた。
 そんな光の演技に見とれていた、山源は演技が終わり、踞る光を見詰め、光の性癖を理解する。
 光は全身をピンクに染め、熱い鼻に掛かった息を吐き、激しく肩を上下させていた。
「んくぅ〜ん、んくぅ〜ん、はん、はん、ああぁ〜ん…」
 踞り、肩で息をする光は、欲情に濡れきった声を上げ、ビクビクと痙攣する。
 山源が近付き、光の肩に足を当て、ソッと押しやると、光の上半身が捻れ上を向く。
 顔を見せた光の表情は、快感に潤みきり、ネットリとした視線を宙に漂わせている。

 山源が足を乳房に置き、踏みつけると
「あふぁ〜〜〜ん…、はん、ああぁ〜〜〜ん…」
 甘い官能の声を上げ、全身をくねらせる。
 山源は閉じている膝を、足先で小突き
「おい、拡げて見せてみろ…」
 そう命じると、光は足を大きく開いて股間を晒した。
 煌々とした体育館の照明に、ビショビショに濡れ、ヒクヒクと蠢く、光のオ○ンコが露わになる。
 パックリと開いた膣口から、ドクドクと粘つく愛液が流れ、膣壁が痙攣するとその量を増やす。

 山源は光の上半身を抱え込むと、右手に棍棒を持ち
「おい、気持ち良かったか、変態教師…」
 光に問い掛けると、光は虚ろな視線を向け、笑みを浮かべると
「は…い…。きもちよかった…です〜…」
 山源に答える。
 山源は光に向かって、恫喝するように笑いかけ
「喜べ、俺達はお前が気に入った。お前が、俺達に忠誠を誓うなら、俺達はお前にこれから先、色んな事を教えてやる。どうする…俺達に服従するか? 服従するなら、こいつをお前の手で、オ○ンコに突き刺せ。突き刺して、オモチャにして下さいと、俺達に頼むんだ」
 髪の毛を揺さ振りながら光に告げ、目の前に棍棒を翳しその手に渡した。

 光は棍棒を見詰め、山源に視線を向けると、コクリと頷いて太い方をオ○ンコに向ける。
 山源はジッと光を見詰め、自分の命令に光がどう反応するか、見守っていた。
 光の持っている棍棒は、太いと行っても最大で直径6p程で、成人女性ならそれ程苦になる太さでは無かった。
 だが、異物は異物である。
 それも、自分が普段練習で愛用している品を、そう易々とは入れられないだろうと、山源は思っていた。
 しかし、光は山源の思いなど、何も気にせず、オ○ンコに添えた瞬間ズブズブと奥深くに押し込み、脚を大きく開いて
「光をオモチャにして下さい! 皆様で、いっぱい遊んで下さい、色んな事を教えて下さい。お願いします〜」
 体育館に響くような大きな声で、懇願したのだった。

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