夢魔
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■ 第26章 開幕12

 山源は、光の表情や態度に違和感を感じる。
 だが、それが何なのか、ハッキリと解らない。
 山源が表情を曇らせていると、光が顔を上げ
「あ、あの…源治様…。私、何か気に障る事をしたのでしょうか?」
 心配そうに問い掛けてくる。
 山源は曖昧に首を振り、光の言葉を否定しながら、有る事を思い出す。
(そうだ、薬を塗った方が良いって、渡されたんだ…。? 薬…? あっ!)
 源治は迫田に渡された薬で、その事を思い出す。
(もう、1時間過ぎた…って事は、あの薬の効き目も消えたんだ…。それで、迫田先生は追加の薬を塗れと…)
 茫然としながら、山源は光の顔を見ると、光は心配そうに迫田を見詰めていた。

 迫田はその光の表情を見て、驚いた。
 光の瞳には、シッカリと意志の光が灯り、自分を見詰めていたのだ。
(こ、こいつ…薬で惚けてない…。って、事は…素で俺に従ってるのか…? マジかよ…)
 山源は光を見詰め、ゴクリと喉を鳴らすと
「おい、こっち来い…俺の前に来たら、手を後ろで組め…」
 光に命令した。
 光は[はい]と返事を返すと、山源の前に進み出て、手を後ろに回し乳房を差し出すように立った。
 山源は光のその表情、仕草、行動、雰囲気全てを見て、光が自分に本心から従っている事を理解した。

 それを理解した瞬間、山源は胸が熱く成った。
(ああ…俺が求めてたのは…これだった…、これだったんだ…。暴力や威圧何かじゃ無く、[俺に]跪かせたかったんだ…。んだよ…えらく、回り道したな…)
 山源は自嘲的に笑うと、光の頬に手を添え、唐突に唇を奪った。
 山源は貪るように光の口腔を陵辱すると、スッと唇を離して、光の瞳を覗き込む。
 光はブルブルと身体を揺らし、膝をガクガクと揺らしながら、瞳を蕩かせ鼻に掛かった甘い吐息を漏らして、立っていた。
「どうした、感じたのか?」
 山源が光に問い掛けると、光はゴクリと唾を飲み込み、大きく首を頷かせ
「は…い…、すごく…感じました…」
 山源に報告した。

 山源は光の言葉を聞き、軟膏のチューブを取り出すと、説明を始めた。
「この薬はお前の事を、もっと感じさせる。この薬を塗って欲しいか?」
 山源はブラブラと、光の目の前でそのチューブを振ると、光に問い掛ける。
 光はそのチューブを真剣な表情で、見詰めた。
「この薬を塗って欲しかったら、何処にどんな風に塗って欲しいか言ってみろ。上手く言えたら塗ってやる」
 光に向かって、告げる。
 光は薬のチューブを見詰め、山源を見詰めた。

 光は新体操部部室の机の上に昇り、足を大きく開いてオ○ンコを両手で持つと
「源治様! 光の嫌らしいオ○ンコとアナルに、気持ち良くなるお薬をいっぱい塗ってください! 光は悶えて感じる姿を源治様達に笑って頂きたいんです。浅ましい光のイヤらしい姿、いっぱい見て下さい」
 源治に興奮で真っ赤に染まった顔を向け、懇願した。
 源治はニヤリと笑うと、チューブから軟膏を取り出し、光の身体に塗りたくる。
 特にオ○ンコとアナル、クリ○リスと乳首に、入念に塗り込んだ。
 光はその作業だけで、眼を蕩かせ何度も腰をビクビクと震わせ、甘い鳴き声を上げる。
 源治はチューブ1本丸々塗り終えると、乳首とクリ○リスに山孝から預かった、アクセサリーを着け棍棒をオ○ンコとアナルに差し込んだ。

 光は快感に蕩けた表情を浮かべ、ビクンビクンと身体を痙攣させるだけで、一向に服を着ようとしない。
「たっく…世話の焼ける女だな…」
 山源は呆れて、光の尻タブを1つ叩くと、ビクビクと身体を小刻みに震わせ、愛液を撒き散らし
「ふぅあぁ〜〜…も、もうしわけ…ありま…せん〜〜〜っ…」
 快感に浸りながら、源治に謝罪する。
 源治はそんな光にブラウスを着せ、キュロットスカートを履かせた。
 光は洋服の布地が身体に触れるだけで、かなりの快感が襲っているようで、身体をくねらせ悶えて居る。
 山源は光のキュロットスカートのファスナー部分を正面に持ってくると、チャックを下ろしクリ○リスに着けた、アクセサリーのチェーンをその穴から取り出す。

 山源がチェーンの端を持ち、軽く引っ張ると光は甘い鳴き声を上げ、身もだえた。
「あふ〜ん…フン…ふ〜〜〜ん…源治様〜ん…」
 蕩けた視線を向け、甘えた表情で光が切なそうに腰を振ると、チェーンが引っ張られてカチリと音が成る。
 その途端乳首に着けた、アクセサリーが振動を始める。
「はうぅわぁ〜〜っ」
 余りの突然の強い刺激に、光の腰が引け更に強くチェーンを引っ張ると、再びカチリと音がして、今度はクリ○リスのアクセサリーが振動を始めた。
「あわわわぁ〜〜〜っ! あひ、あひ〜〜〜っ」
 光が腰を激しく揺らし、しゃがみ込むと三度、カチリと音が成る。

 すると乳房の振動が上がり、次はクリ○リスと、次々に振動が強まった。
 計5回ずつ振動が強まると、やっとアクセサリーの振動は停止する。
 光は新体操部の部室に横たわり、白目を剥いてピクピクと痙攣したいた。
 その姿を、山源は茫然と見詰め
(孝さんこんな仕掛けなら、先に行って下さいよ…。どうすんですか…こいつ…)
 呆れ返っていると、部室の扉を上げて山孝が顔を出し
「ありゃ、言うの忘れてたから、もしやと思ったら、案の定か…。そう言う仕掛けだ。リモコンでも操作できるが、今はこっちの方が面白いだろ。とっとと叩き起こせ!」
 山孝が豪快に笑い飛ばすと、山源に命令した。
 山源はふて腐れながらも、光の頬を打ち、文字通り叩き起こして、立ち上がらせる。

 光は目の前に山源、右手に迫田、左手に森、背後を山孝に囲まれ、夜の町を歩いて居た。
 人々が行き交う喧噪の中で、光は4人に連れ添う、紅一点の様に見えた。
 だが、実質はクリ○リスから伸びたチェーンで、目の前を歩く山源に引き摺られ、背後を歩く山孝が、鉄扇子でアナルに刺さった棍棒を叩きながら、捲し立てられる只の奴隷だった。
 光はアナルに振動を食らい、クリ○リスに着けられた、アクセサリーの仕掛けに、胸を震わせ夜の町中を歩いて居た。
 光の両手は命令により、背中で組む事を強制されているため、自分の身体を庇う事も隠す事も出来無い。
 アクセサリーの仕掛けはそれぞれ、3段階ずつ上がっており、声を出して悶えたいのを必死に我慢する。
 恥辱以外の何物でも無い行為だったが、光は興奮しきっていた。
 トロトロと流れる愛液は、内股を伝いパンプスの中で溜まり、ニチョ、ニチョと歩く度に、いかがわしい音を立てる。
 それら全てが、光にとって身を蕩かせる快感だった。
(これ…すごいの…、こんな…せかい…ゆめみてたの…もっと…はずかしいこと…させて…光を…かんじ…させて…)
 蕩ける思考の中で、光は更なる快楽を追い求めている。

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