夢魔
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■ 第26章 開幕27

 光は失神する恵美の姿を、ジッと見詰めている。
「おい源治、始めさせろ。まだ起きないようにソッとさせるんだ…」
 山孝が小声で指示を出すと、
「光、その軟膏をこの女の、乳首とクリ○リスに塗ってやれ」
 山源が軟膏を指差し、壁際から光に小声で指示を出す。
 光はコクリと頷いて、床に失神して倒れている、恵美に近付き
「恵美さんが悪いんだからね…。光の事、邪魔しようとしたのが、悪いんだからね…」
 ブツブツと呟きながら、ブラウスのボタンを外してゆく。
 山孝達は自分の声が入らないように、細心の注意を払い、イヤホンマイクで指示を出す。

 光は山源の命令通り、恵美のブラウスの胸元をはだけ、ブラジャーをずらして乳房を晒し、乳首に軟膏を塗りつける。
 両乳首に薬を塗り終えると
「乳首に合うリングを嵌めてやれ、今は緩めの奴で良い」
 光はコクリと頷いて、言われた通り薬を塗った乳首にリングを嵌めた。
 暫くすると、乳首がビクリと震え、ムクムクと大きくなって行く。
 乳首に嵌められたリングは、最初緩かった物の、大きくなった乳首にピッチリとフィットした。
 同じ事を、スカートを捲ってパンティーを降ろし、剥き出しにしたクリ○リスにも行った。

 恵美は失神した状態で、敏感な肉芽を銀のリングで飾られる。
「良し、今度はその金属の楕円球を2つに割って軟膏を塗れ。塗り終わったら、アナルとオ○ンコに押し込め…」
 光は耳の中に響く命令を、言われたように無言で行った。
「良し、最後は薬だ…。赤の錠剤はオ○ンコとアナルで、青の錠剤は口に入れろ。酒で流し込んで、胃袋までちゃんとやるんだぞ…。それが、終わったら服を元に戻せ」
 山孝の命令で、オ○ンコとアナルに赤の錠剤を押し込むと、パンティーを元通り穿かせ、スカートも降ろす。
 光はブラジャーを元に戻すと、ブラウスのボタンを嵌めて、洋服の乱れも直した。
 最後に恵美の頭を膝に置き、青い錠剤を口に落とし、酒を口に含んで口移しで飲ませる。
 光はグラス一杯の酒を、飲ませると恵美の頭を床に下ろし暫く茫然と見詰めた。
(もう、これで失敗できない…。失敗したら…何もかも無くしちゃう…)
 光は自分の居場所が、無く成る不安を抱え始める。

 森がカメラを降ろしたのを目の端で捉えると、クルリと山源に向き直り
「出来ました。これで宜しいでしょうか…」
 床にひれ伏して、確認を求めた。
「おう、上出来だ…。良いか、今日の集まりは、俺達が変わった責め具を見せる代わり、お前は俺達に性癖を見せる集まりだった…。そして、俺達がはぐれた山本先生を捜しに、席を外してる間に、こいつが覗きに来てお前が後ろから殴って気絶させ、今の仕掛けをこいつにした。俺達は何も預かり知らない事だ、これが今日のあらすじだ。解ったな」
 山源の言葉に完全に逃げ場を失い、全ての責任を押しつけられた、光にはもう失敗する事は出来無かった。

 項垂れブルブルと震える、光に山源は続ける。
「とまぁ、こんな所だが、お前が奴隷に成れる方法を教えてやろう。お前はこいつが目覚めたら、只ひたすら自分の変態性を晒して、俺らに嬲られて犯されろ。お前がイヤらしく振る舞えば振る舞う程、こいつは興奮する。こいつが興奮して、俺達の前に股を開いて哀願したら、お前は晴れて俺達の奴隷だ…。どうだ、簡単だろ?」
 山源の言葉に光の震えが止まり、顔を上げて山源を見詰めた。
 山源はニヤリと獰猛に笑い、光の乳房を荒々しく握る。
「あふぅ〜っ…は、はい…。それなら、光…いっぱい出来ます…。いっぱい恥ずかしい事しますから…いっぱい遊んで下さい…」
 光は頬を赤く染め、山源に申し出た。
 光の心は、快感と欲望により山源にコントロールされ始めた。
 山源はニヤニヤと笑いながら、光の手に納まる美乳の感触を楽しんだ。

 山源が光に説明している間、山孝がコントロールパネルを操作し、状態を確認する。
「良し、くっついたぞ…。機能チェックはと…」
 山孝がスイッチを押すと、緑色のランプが3っつ灯り、ディスプレイにOKの文字が浮かぶ。
 恵美の膣内と腸内に入れられた、銀色の楕円球が医療用の電磁石により、再び元の形に戻ったのだ。
 恵美の膣壁と腸壁を間に挟んだままで。
「そろそろ、薬が溶けて来た頃だな…。オ○ンコとアナルの動きが、ドンドン活発に成ってやがる…。ほら、もうじき来るぞ…俺達は外に出るか…」
 山孝がそう言うと、4人とも腰を上げ、部屋の外に出て行った。

 ポツリと室内に残された、光と恵美。
 その恵美の頬が、赤く色付き悩ましげな声を上げ、寝返りを打つ。
 体内の楕円球が愛液の分泌を感知し、恵美の乳首のリングを振動させ始めたのだ。
 ピクピクと引き締まったお尻が痙攣し、足が悩ましげに摺り合わされる。
 膣壁と腸壁の蠕動を感知し、楕円球が振動を始めた。
「う、うぅ〜ん…はぁ、はぁ〜〜〜ん…」
 甘い声を上げながら、悶え始める恵美。

 恵美の身体がクネクネと動いて、快感に浸り始めると、クリ○リスのリングが振動する。
「うくぅ〜〜〜ん…、ひぃ〜、あはぁ〜〜〜ん」
 恵美が一際大きな声を上げ、大の字に身体を転がした瞬間
「ひぃ〜〜〜〜っ」
 恵美が大きな声を上げ、目覚めながら飛び起きた。
 恵美は大きな目を開け、乳房と股間に手を充て、ハアハアと荒い息を吐き、固く目を閉じると、ブルブルと痛みを堪えるように震え始める。

 光は、突然跳ね起きた恵美に驚き、声も掛けられず、凝視していた。
 恵美は沸々と額に汗を浮き上がらせて、固く眼を閉じまだ動かない。
 沈黙が室内を支配していると、いきなり扉が押し開けられ、4人の男達が戻って来た。
「あ、あれ? 坂下先生…ここで、何をして居るんですか?」
 迫田が白々しく、驚きながら恵美に問い掛けると、恵美はパッと目を開け、迫田達を見詰め
「え! ど、どうして? 一緒に入った筈じゃ…」
 扉を開いた状態で、立ち止まる迫田の後ろに、3人の男が立っていた。
「私達は、途中ではぐれてしまった、山本先生を捜しに行ってたんです。店は牧村君に部屋を取って貰い、直ぐに出て行ったんですが…。それよりどうして、坂下先生がここに?」
 迫田が問い掛けると、恵美は俯いて黙り込む。
(言えない…光ちゃんの行動が心配で、後を付けたなんて…。その上、この人達を疑ってたなんて…。それよりどうして、私はこの部屋にいたの…私は、確かこの部屋を覗こうとして…)
 そこまで思い出した、恵美はハッと光の方を振り返る。

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