夢魔
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■ 第27章 誓約4

 庵は数秒、春菜の姿を見詰めて
「話に成らん…。責任から逃げ、勝負から逃げ、快感からも逃げたお前が、俺達の仲間に成れるかだと? お前本気でそんな事が、許可されると思って居るのか?」
 春菜に問い掛けた。
 春菜は庵の質問に、項垂れると
「申し訳ございません…」
 蚊の鳴くような声で、庵に謝罪するのが精一杯だった。
 庵はそんな春菜の謝罪を鼻で笑うと、興味を無くしたように踵を返して、立ち去ろうとする。

 春菜の胸の中に絶望が沸き上がり、身体が引き裂かれそうな不安で満たされた。
 春菜の身体は反射的に平伏し、口は無意識に懇願を口走る。
「どうか、どうか屑女に、最後のチャンスを下さいませ! どのような事でも致します! お願いします、うち捨てないで下さい…お願いいたします…」
 最後は号泣の中で懇願し、庵に訴えた。
 庵は足を止めると、背中越しに
「脱げ。そこでオナニーしろ」
 短く命じる。
 春菜は涙でグショグショに成った顔を持ち上げ、顔を輝かせると、直ぐに立ち上がりブラウスとスカートを脱ぎ捨てた。

 だが、全裸に成った春菜は、オ○ンコを塞がれた状態での、オナニーの仕方が解らず、戸惑った。
 庵は沙希に向かって、顎で指図をすると、沙希はコクリと頷き
「屑女、こういう風にするのよ…」
 春菜にソッと近づき、疑似男根に手を添えて、優しく擦り始める。
「あ、あくぅ〜〜〜…あはぁ、ん、あひぃ〜〜〜、あ、あ、ああぁ〜…ひいぃ〜〜〜…」
 春菜は全身を波打たせて、その快感に震え上がった。
 沙希が手を放し、春菜に微笑みながら
「どう、解った?」
 問い掛けると、春菜は大きく目を広げ、沙希を見詰めてコクコクと何度も頷き、唾を飲み込んで疑似男根を見詰めると、ソッと掴んで擦り始める。

 春菜はたちまち蕩けるような快感に、身体を震わせながら嬌声を上げた。
「あひぃ〜〜〜、あ、ああ〜ん、くぅ、くふぅ〜〜ん、あかぁ、あ、あ、あひぃー、くふぅ〜〜〜」
 春菜は目を驚きに見開き、あり得ない程の快感に、腰をくねらせ、身体を震わせる。
「おい! 動物みたいに、吠えてるだけじゃねえぞ。屑女らしく、見てる者に説明しろ」
 庵の低い声が春菜を叱責すると
「あひぃ〜〜、もうしわけ〜くふぅ〜、ございません〜〜〜…。屑女の〜…オ、オナニー〜…ごらん…くださいぃ〜〜〜」
 春菜は真っ赤に紅潮した顔を向け、庵に宣言し疑似男根を擦る手を早めた。

 疑似男根の刺激は春菜の快感をあっという間に高め、絶頂へと押しやる。
「あひ〜、もう、もう、だめです〜〜〜…イッちゃいます〜、イク、イクの〜〜〜…あひぃ〜イクぅ〜〜〜」
 春菜は仁王立ちの状態で、腰を突き出しビクビクと震えると、疑似男根の尿道から勢いよく粘り気のある愛液が、弧を描いて飛び、大きく開いた足下には、排出孔からボタボタと流れ出した愛液が水溜まりを作った。
「あひぃ〜〜〜っ」
 春菜は愛液が尿道を通った時に、膣壁全体を刺激され、腰を引きその快感に驚く。
 股間の三角地帯を覆う、皮の部分に3っつ着いたLEDライトの右端が赤から緑色に変わり、真ん中が赤く光る。

 庵はスッとそのライトを指さし
「そいつを満タンにしろ」
 春菜に低く威圧的な声で命じた。
 春菜は股間のライトを見詰め、庵に顔を向けるとコクリと頷き
「は…い…、かしこまり…ました…」
 息も絶え絶えな様子で、庵の命令に従う。
 庵は沙希を呼ぶと、油性のマジックを手渡し
「これで、あいつの身体に、屑女の使用法を書いて来い。成るべく簡潔に、一目で分かる言葉を使え」
 指示を出した。
 沙希はコクリと頷くと、春菜の身体にマジックを走らせる。

 春菜が2度絶頂を迎えて、荒い息を吐き、LEDを全部緑に変えると、沙希も使用方法を書き終えていた。
 春菜の背中には[使用制限無し]と大きく書かれ、尻タブには[屑女]とお尻全体に記され、乳房には[変態]と左右に分けて、腹には[何でも、突っ込んで下さい]と書き込まれている。
「その文字が消える迄に、そいつを外して来い…。出来なければ、終わりだ…、二度と俺に話し掛けるな。殺すぞ」
 庵はリアルな殺気を込めて、春菜に言い放った。
 春菜がガクガクと、震えながら何度も頷くと、庵は殺気を緩めて沙希を呼び
「これぐらい、出来なきゃ、到底無理な話だ。十分理解しろ」
 沙希のスカートを持ち上げさせて、パンティーを穿いていない下半身を晒させ、いきなり沙希のオ○ンコに指を差し込む。

 沙希は鼻に掛かった声を上げ、庵を受け入れると蜜を溢れさせる。
 庵の意図を理解していた沙希は、声を噛み殺し、表情を崩す事すらしない。
 唯一の変化は、頬に赤味が増した程度だった。
 だが、オ○ンコは激しく掻き回され、愛液を大量に溢れさせる。
 ニチャニチャ、ピチャピチャと激しい音を立て、ボトボトとこぼれ落ち、床を汚していた。
 それは、庵の指の動きが激しさを増し、愛液の量が変わっても、同じだった。
 沙希は頬をほんのりと染め、目を潤ませながらも、快感に狂う様子は無く、完全にコントロールしている。

 10分程沙希のオ○ンコを嬲り抜いた庵は、沙希のオ○ンコから指を引き抜くと、呆気に取られている春菜を見詰め
「こいつは、1時間でも2時間でも、この程度の刺激で勝手にイク事は無い…。俺達の首輪が欲しければ、この程度の快感のコントロールは必要最低限だ」
 低く響くような声で、春菜に告げた。
 春菜はガバリと身を伏せ、平伏すると
「は、はい! 頑張ります! 絶対に、成功させます!」
 庵に向かって誓いを立てる。
 庵は愛液に濡れた手を沙希に差し出すと、沙希は大きく口を開いて、舐め清め始めた。
「屑女の性根じゃ、無理な話だ…。直ぐに、諦めるような奴は、一生そのままで居ろ…」
 庵は春菜に向かって、冷たく言い放つと、沙希を伴い廊下を進み始めた。

 春菜は庵達の姿が消え、人の気配が無く成っても、跪き蹲っている。
(絶対我慢するのよ…、何が有っても、絶対我慢するの…、認めて貰わなくちゃ…、我慢しなくちゃ…)
 春菜は必死な顔で床の一点を見詰めながら、心に固く誓う。
 やがて春菜はモソモソ起きあがると、衣服を身につける。
 身なりを整えると這い蹲って、床に溜まった自分の愛液と、沙希の愛液に舌を這わせる。
 ネットリと丁寧に舌を這わせ、床を綺麗にして行く。
 その姿はお尻に書かれている、[屑女]そのものだった。

■つづき

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